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Yamareco

記録ID: 5039365
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

伊勢・栃原駅から獅子ヶ岳

2000年01月09日(日) 〜 2000年01月10日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
15.6km
登り
725m
下り
726m

コースタイム

1日目
山行
2:57
休憩
0:45
合計
3:42
9:55
31
栃原駅
10:26
30
田口大橋
10:56
11:06
35
注連指バス停
11:41
24
12:05
12:40
38
水場
13:18
15
13:33
4
獅子岩
13:37
2日目
山行
1:28
休憩
0:10
合計
1:38
7:07
5
7:12
19
獅子岩
7:31
7:41
20
8:01
7
登山口
8:08
37
トイレ(林道合流点)
8:45
出合橋バス停
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
『青春18きっぷ』(ほくほく線区間は別料金)でJR紀勢線栃原駅まで移動し、駅から歩き。
前橋と井野で下車しているのは、地元の本屋に立ち寄ったため。レッド・ホット・チリ・ペッパーズの武道館ライヴ参戦し、渋谷のレコ屋巡りの後、臨時大垣夜行で車内泊。

<ゆき>
富山542━738直江津820━949越後湯沢953━1034水上1038━1134井野1301━1310前橋1410━1432高崎1450━1637上野━東京━御茶ノ水━水道橋━代々木━渋谷━代々木━御茶ノ水━東京2203━2212品川2355━602名古屋640━746亀山749━853多紀931━947栃原

<かえり>
出合橋1005=(1050)伊勢市1134━1153多紀1225━1321亀山1342━1452名古屋1530━1554岐阜1616━1923高山1924━2111富山
獅子ヶ岳頂上からの景色。海がみえます。
獅子ヶ岳頂上からの景色。海がみえます。
獅子ヶ岳頂上
小萩側の登山口(今回の山旅では、下山口)の看板
小萩側の登山口(今回の山旅では、下山口)の看板
下りてきた道

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 着替え ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ロールペーパー 時計 タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

 『海が見える山へ行きたい』...そう思った私は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのライヴを観た1月8日、その足で『臨時大垣夜行』に乗り込んだ。目指す先は、伊勢の獅子ヶ岳。『臨時大垣夜行』の車内で一夜を明かした私は翌朝名古屋から関西線、亀山から鳥羽ゆきの快速、多紀から紀勢線の鈍行にそれぞれ乗り換え、10時前に駅舎改築中の栃原駅に降り立った。駅前の道を行くとすぐ、国道42号線に出る。国道を数百メートル歩いて度会町方面への道(旧道のほう)に入った。小学校の前を通り、宮川に架かる田口大橋を渡り、注連指への細い道路へ入る。『注連指』と書いて『しめざす』とは難読地名だ。ここで後ろから注連指への路線バスに追い抜かれた。バスの本数が少ないのは判ってたので、最初からアテにするどころかバス時間すら調べず、栃原から歩く気で居たので、この突然の路線バス出現にはなんかだまされたような気が...。もっともこの路線バス、私が歩いて来た国道42号線筋ではなく、伊勢市から宮川に沿って来るバスなので、使いでがあったかはナゾだが。やがて注連指の集落に入る。ここで終点で折り返して伊勢市へ向かう路線バスとすれ違った。少し歩くと注連指バス停に着く。ここの待合所で休憩。
 歩き始めるとすぐ注連指川沿いを歩くようになり、奥出橋を渡ると林道注連指線に入る。ここからしばらく林業と砂防に主に利用されているような林道を歩くと、20分ほどでその林道も終わり、そこからはいよいよ獅子ヶ岳への登山道だ。林道終点には4台くらいの駐車スペースがあり、全部埋ってた。真冬で、登山のOFFシーズンではあるが、この地域のこのくらいの低山だとまず積雪があるとは考えにくく、無雪期登山が楽しめるので訪ねるひとは絶えないようだ。そういう私も、無雪期登山を楽しみにここへきたのだから。しばらく沢の右岸沿いを歩く。途中下山中の夫婦とすれ違った。やがて、沢を渡るところに着く。ここで登山道は沢を離れることになるが、水の補給がてらインスタント・ラーメンを作り昼食タイムとシャレこんだ私。
 昼食後、歩き始めると10名を超す大所帯の高年登山者パーティとすれ違う。みなさんお元気である。やがてもの凄い急な斜面を歩くようになる。ここが一番キツかったが、登山道が尾根を越え、頂上を後ろ(南側)から廻り込むようになると傾斜も和らいだ。日ノ出コースの分岐を過ぎ、弁当岩への分岐を過ぎ、小萩コースの分岐を過ぎるといよいよ獅子ヶ岳ヘの最後の登りにかかる。『猪ノ鼻』という標識がある岩場では家族連れが休んでいた。岩場は一部凍っていて、慎重に通過。この『猪ノ鼻』は展望がとても良い場所だった。さらに歩くと三角点のある獅子ヶ岳頂上に着いた。栃原駅から注連指バス停まで1時間、注連指バス停から水場まで1時間、水場から頂上まで1時間...栃原駅から頂上まで3時間という実に解り易い(笑)登山行程。獅子ヶ岳頂上では展望からいうとはるかに『猪ノ鼻』より劣っている。私が頂上で休んでいるとあとから2パーティほどやってきたが、展望がすぐれないのでみんなすぐ『猪ノ鼻』に引き返していった。というワケで私は何の気がねもなく、獅子ヶ岳の頂上にテントを張ることが出来たのだった(笑)。
 で、始めに書いたとおり私は『海が見える山へ行きたい』と思ってここへ来たのだが、あいにく天気が下り坂で視界が良くなかった。海は一応見えたけど...。テントのなかでひと休みしてから、ここから西へ峰続きの七洞岳へ行って見ようかと思ってたら本格的に雨が降り始めた...。事前の天気予報から、まさか雨降るとは思わず、雨対策一切なしの私はそのままテントのなかで『カンヅメ』。この『カンヅメ』中、ガイドブックを見ていると、『猪ノ鼻』のことが、獅子岩と紹介されていた。勿論、この獅子岩こそが獅子ヶ岳の名前の由来であることは疑うべくもないが、永年、獅子岩で通っているところに『猪ノ鼻』という手製のプレートを置いて行ったどっかの山岳会のヤツラ、山を私物化するんじゃねェ!!!
 翌朝も、雨が降っていたので、七洞岳とか妙な色気は出さないことにし、雨の止む間をぬって下山にかかることにした。7時頃、雨が止んだので獅子ヶ岳頂上を出発。獅子岩を過ぎ、小萩コースの分岐から小萩への道に入る。すると10分ちょっとで林道に出た。私の持っている地図にも、ガイドブックにも記述のない林道なので出来て間もない道なのだろう。林道を横切ってから下にも登山道のつづきがあるのを確かめてからこの登山道のつづきに入る。あんなものが出来た以上、この道も歩かれなくなるんだろうなあ...。やがて登山道は未舗装の荒れた林道に出る。小萩川を渡ると、先ほど横断した道のつづきであろう立派な林道に出た。この合流点のなんにもない山の中に、簡易トイレが何故かあった。これは単にうち捨てられているだけかもしれない(笑)。
 道を往くと、小萩の集落をとおり、やがて県道に出た。そこには出合橋バス停があったが、ちょうど10分前にバスが出たばかりで、次のバスまで1時間余り無為な時間を過ごした。話は変わるが、北麓の注連指も南麓の小萩も、トイレが母屋と別棟になった家が目立っていた。ここら辺の風習だろうか?
 バスで伊勢市駅に着くと、次の列車まで1時間ほど待ち時間があるので、コンビニを捜しにウロウロしてると、伊勢神宮の真ン前に『サークルK』があった。『サークルK』で買い物を済ますと、伊勢神宮には見向きもせずに伊勢市駅に戻った。この話を親にしたら「せっかくお伊勢さんの前まで行きながら、なんちゅう勿体ないことを!!!」と言われた(笑)。伊勢市から参宮線で多気に出て、多気から亀山、亀山から名古屋、名古屋から岐阜...と列車を乗り継ぎ、高山線経由で富山に戻った。こうして『青春18きっぷ』を使った旅は終了〜!!!

(当時の『Running Up That Hill』の記事をほぼ原文のまま編集)

<追記>
 「小萩コースの分岐から小萩への道に入る。すると10分ちょっとで林道に出た。私の持っている地図にも、ガイドブックにも記述のない林道なので出来て間もない道なのだろう。林道を横切ってから下にも登山道のつづきがあるのを確かめてからこの登山道のつづきに入る。あんなものが出来た以上、この道も歩かれなくなるんだろうなあ...。」とあるけど、予想どおり、林道横断点から下の登山道を歩くひとは今となってはほぼ居ないみたい…(苦笑)。

(記・2023.1.2) 

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