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ハイキング
屋久島
『破紗岳』マニアック屋久島シリーズ
2022年12月31日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:00
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,028m
- 下り
- 1,021m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:56
登りは途中休憩を30~40分ほど含みます。
下りは途中休憩15分ほど含みます。
下りは途中休憩15分ほど含みます。
天候 | 晴れ 山頂の風速およそ5〜7m/h |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
難易度 ★★★★☆(ルートが分かりづらい・整備不足のため足元が常に不安・長く続く急登が疲れる) 眺望 ★★★★☆(平内集落が一望・七五岳や烏帽子岳も近くに見える) 破紗岳(標高1259m)は屋久島の平内集落の岳詣りの山で、かなりマイナーな前岳です(屋久島では里から近い山々のことを前岳と言います)。 そのこともあって、破紗岳を目指す登山者は正直ほとんどいないのが現状です。(おそらく1〜2か月に1組とかそのくらい?)しかも観光案内所のおばちゃん情報によると、平内集落は最近はもう岳詣りもやっていないのだとか(本当かは真偽不明)。 観光登山客の多い屋久島では、こういうマイナー山こそ開拓すべき!きっと独りの時間を楽しむ登山ができるでしょう。しかも、里から見る破紗岳はかっこいい! というわけで、朝7時に登山開始。標高400m付近までの約1kmの区間は、緩やかな廃道を進むことになります。この廃道の様子から、人が入るのが稀な場所であることがすぐに分かると思います。シダが廃道を断続的に侵食してます。 廃道に入り程なくして大きめの崩落箇所があり、高巻きに避けるか下からショートカットするかの2択です。山頂までの全区間で倒木も多く見られ、台風等の影響が残ったまま整備されていません。 朗報なのは、リボンは廃道終点付近から山頂までずっと下がっていることと、滑落の危険がある場所はロープも設置されていることです。とても有難く使わせてもらいました。感謝です! ただし、人が立ち入ることが少ない登山道ですから、道の状況は決して良くはありません。リボンも間隔が広いため次の道が把握しにくい箇所が多く、ルートを何度か間違えました。感覚的に進もうとすると結構危険ですので要注意。(GPSログを活用してください!) 私が登ったのは大晦日なので、落ちた枯れ葉が山頂直下まで道を埋め尽くし、終始転倒しないか不安でした。標高400mから山頂までは常に慎重に歩くことが求められます。この時期に登る方は転落には十分注意してください。 沢沿いを歩く前半は、徒渉が3か所程あります。最初の徒渉が一番規模が大きいです。また、沢から離れると水場はありません。 道中にほぼ下り道はなく、廃道を抜けた後は急登一辺倒で登っていく感じです。特に420〜800mの区間と、1000m〜山頂までの区間はなかなかの勾配です。 コース自体はそこまで長くないですが、以上の理由から余裕をもって早めの登山、下山を心がけると良いと思います。あと登山届は絶対に出してください。本当に誰も登ってません。 山頂は屋久島の特徴でもある花崗岩の岩場となっており、モッチョム岳より一回り広い感じです。眺望も良く視界は360度で、南部地域の多くの山が一望できます。(七五岳・烏帽子岳・鈴岳・割石岳・モッチョム岳)。耳岳は見えません。 決して万人にお勧めではありませんが、体力や急登への対応が大丈夫だという方は、圧倒的に登山者の少ない破紗岳をチャレンジしてみるのはどうでしょうか!?次回は風の無い日に登頂したいなと思いつつも、無事下山できました。 |
その他周辺情報 | 【温泉】平内海中温泉が一番近いが、干潮時以外は入れません。湯泊温泉に行くか、少し走って尾之間温泉に行きましょう。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
タオル
ストック
|
---|---|
備考 | 落ち葉や未整備の道に苦闘させられましたが、ケガもトラブルもなく無事に帰ってこれたので良しです。風が少し強い予報だったので仕方ないですが、山頂は少しだけ冷えました。屋久島だといって保温着の携行は怠らないほうがいいですね。フリースを持って行きましたがライトダウンでもよかったかも。 |
感想
屋久島は、シーズンになるとメジャーな全ての山に登山者がいます。確かに、パンフレットに載っている山は全て登り甲斐のある場所。しかし思い出してください、この島はまさに「山の群れ」です。こういうマイナーで眺望の良い山もたくさんあります。今回は、静かに自然を楽しみたいという希望を叶えられて良い大晦日になりました。来年はどの山に行ってみようか贅沢な模索をしながら、新年を迎えることができて最高です。
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