岡山県赤磐市 ネオポリス周辺 オシドリ他野鳥の宝庫でウカルカモ⁉
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 02:54
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 123m
- 下り
- 123m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:17
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 2:54
歩行距離8.5km、歩行時間2時間、歩行数11,900歩、消費カロリー600Kcal
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
大半が舗装道路です。雨の日に傘を差して運動靴でも歩けます。山田八幡宮の西の参道の石段は少し斜めになって手すりがないので、濡れているときは東の参道をピストンしたほうが安全です。 なお、赤磐八十八カ所霊場63番＜写真26＞撮影地点のすぐ北北西の分岐は重機が入っており、横を通るとすぐに「私有地につき使用禁止」の立て札がありました。通り抜けも控えたほうがよかったかもしれません。 |
| その他周辺情報 | ネオポリス内には飲食店がいくつかあります。また、山陽ふれあい公園の南にある山陽老人福祉センター（あかいわほほえみプラザ)内に天然温泉「足王乃湯」があります。水曜と年末年始は休館です。利用時間は10〜19時30分、60歳未満の方は平日のみ16〜19時半となります。源泉のお湯は自由に持ち帰れます。 |
写真
01ミコアイサ♂…二井（ふたい）大池です。池の畔はここから東は立ち入り禁止なので、カモなどがたくさんいます。前回偶然映せたオシドリをちゃんと見ようと思っていたのですが、なぜか手前にミコアイサのオスが😍この白黒模様からパンダガモと呼ばれ人気者です。側でつがいでグルグルしながら餌を食べていたハシビロガモ＜写真37,38＞を動画に撮りました。
7
02オシドリつがい＆トモエガモ♂キンクロハジロ♀…対岸なのでかなり遠いです。左手前がキンクロハジロのメス、その奧に灰色っぽいメスの後ろを泳ぐオシドリのオス、左端最奥は色がはっきり出ていませんが、肩の辺りの白や黒いお尻などからすると、トモエガモのオスのようです。オシドリがたくさんいる様子を動画に撮っている間は、別のカモがいるとしかわかりませんでした。
4
03ミコアイサ…以前は岡山市南区の阿部池で見られるので有名でしたが、池の水面に巨大ソーラーパネルが設置されてから来なくなったのか、バードウォッチャーもほとんど見かけなくなりました。頭が赤茶色なのがメスです。三角関係かと思いきや、オスは手前のメスと一緒に泳ぎ去りました。動画も撮りました。
3
04オシドリ＆トモエガモ…手前の群れがトモエガモです。左端のオスが最もわかりやすく、目の下の縦筋模様や翼の白っぽい筋模様も見えています。左から2番目と3番目、右から3番目はメスで、くちばしの付け根の小さな白斑が見えます。初めて見ましたが、なぜか彼らだけ色がほとんど出ていないのが残念です。二井（ふたい）大池で見られたのは、ミコアイサ＜写真01,03＞、ハシビロガモ＜写真37,38＞、キンクロハジロ＜写真02,16＞、オシドリ、トモエガモ、オオバン＜写真35＞の6種類でした。見える範囲が狭いので、他にもいたかもしれません。
3
05ニホンズイセン…三角点「桜が丘西」＜写真06＞を探していったん階段を下りたら、下の斜面で咲き始めていました。球根数はかなり少なそうでした。三角点を見つけた連れに呼ばれたので上の舗装道路に戻りました。
3
06三角点「桜が丘西」…標高64.4mの三角点です。下りる階段のすぐ西隣にありました。ほぼ埋まっており、白い標柱はありません。団地名がそのまま点名になっています。階段を下りるとまた舗装道路で、ヒヨドリが賑やかでした。
3
07羽毛の手入れをするカルガモ…日古木（ひこぎ）大池です。カモの仲間は尾脂腺から出る油をあっちこっちに塗り、羽毛の撥水性を高めます。みんなでお手入れの真っ最中でした。
2
08ヒドリガモ♂＆カルガモ…カルガモを動画に撮っていると、ヒドリガモのオスとメスが1羽ずついました。オスはピーとよく鳴きます。あまり潜れないので、潜水が上手なオオバン＜写真35＞がいると、餌を横取りする「ヒドイガモ」に変身します😅のんびり屋のオオバンは黙って餌をひったくり返し、結局、取ったり取られたりしながら妙に仲良く餌を分け合っています。
3
09伸びをするカルガモ…舗装道路から見下ろしているこちらに気づいていないのか、完全にくつろいでいました。カモの中では唯一の留鳥で、同じ場所で一年中見られます。顔の模様が太めでくちばしの先端だけが黄色なので、見慣れればすぐにわかります。
2
10くつろぐカルガモ…みなさん思い思いに羽毛のお手入れタイム。模様のせいだとは思うのですが、左奧の個体の満足げに笑っているような顔がたまりません😍幸せを分けてもらいました😊
3
11マガモ…対岸で餌を食べている様子を動画に撮りました。頭が緑色なのがオス、茶色っぽいのがメスです。メスには目の上を通る横筋模様があり、くりばしはオレンジ色に一部、黒が入りますが、個体差があります。また、翼の先端周辺にオスに似た薄灰色の部分があります。
1
12大学にウカルカモ！…前方にカワウとカルガモの群れがいました。くちばし基部周辺の黄色い部分がきつい「く」の字型に曲がるのがウミウ、そうでもないのがカワウです。もう繁殖羽になり頭や首の一部が白い個体もいました。この日は「大学入学共通テスト」の2日目。カワウとカルガモで大学にウカルカモ！断言はできませんので、受験生のみなさん、自力で頑張ってください😉動画にはもっと密集して映っています。
2
13着地するオオダイサギ…最近は亜種ダイサギと言うそうですが、オオダイサギのほうがわかりやすいような気がします。冬鳥で、白いサギの中では最大です。脚が長いのでアオサギ＜写真14,18＞よりも背が高く見えます。こちらに気づいたのか、飛び立って向こう岸に移動しました。
1
14アオサギ小競り合い…2羽でギャーギャーともめていました😅負けたほうは再びこちらの岸に戻ってきましたが、しばらくするとまた突っかかっていきました。冬は餌も少ないし、仲良くしたらどうかと思うのですが。 後で飛翔シーンを動画に撮りました。
1
15ヨシガモ＆カルガモ＆オオダイサギ…左手前がヨシガモのメスで、腰の白黒の部分が特徴です。遠目にはオカヨシガモのオスに雰囲気が似ていますが、オカヨシガモはお尻全体が黒です。すぐ右がオスで、頭部は光の当たり具合によって緑や青、茶色に輝きます。曇天で遠いので暗く見えるのが残念です。動画で見てもこんな感じです。
1
16スズガモ♀＆キンクロハジロ…お腹が白いのがキンクロハジロのオス、茶色いのがメス、左から2番目、キンクロハジロのメスに似ていますがくちばしの付け根周辺に大きめの白斑があるのがスズガモのメスです。動画にも映っていませんが、スズガモのオスは背中が薄い灰色です。
2
17ドングリ＆松ぼっくり…周辺は日古木（ひこぎ）大池湖畔公園になっており、東屋がありました。池なのに湖畔⁉東屋の中のテーブルには、クヌギかアベマキのドングリや松ぼっくりが大量に置かれていました。中からは気づかれずに野鳥観察ができます。潜るカイツブリやミコアイサ＜写真01,03＞の動画を撮りました。日古木大池では他にホシハジロも見られ、結局、12種類の野鳥が観察できました。
3
18カワウ＆アオサギ＆オオダイサギ…日古木（ひこぎ）大池の対岸にカワウ群団に交じってアオサギ＜写真14＞やオオダイサギ＜写真13,15＞もいました。右手前の胸が白っぽく、全体的に茶色く見えるのはカワウの幼鳥で、そろそろ成鳥と同じ色になります。動画を撮った後、不意にウッホ、ウッホと聞こえてきました。さらにはベェェェ、オワァァァ。声の主は？詳細は＜感想＞にて。
2
20山田八幡宮鳥居…北の参道に入り損ねたようだったので、下りる予定だった西の参道に向かいました。この手前は一部土道で少しぬかるみかけていましたが大丈夫でした。この石段は少し斜めになっているので、下りるときは濡れていると滑るかもしれません。
1
22山田八幡宮拝殿…きれいな拝殿です。境内では、熱心に参拝中の方とすれ違わないように歩きました。北の参道には車道もありますが、細く急かもしれないので境内まで車で上がるのはおすすめしません。
3
23山田八幡宮本殿…元禄2（1689）年の創建ということ以外は不明です。背後の木の根元に天鈿女命（あめのうずめのみこと）碑＜写真24＞が見えています。
2
24山田八幡宮天鈿女命碑…天鈿女命（あめのうずめのみこと）は、あられもない姿で踊って神々の笑いをとり、天照大神を岩戸から誘い出すのに成功した女神です。芸能の神様とされています。
2
26赤磐八十八カ所霊場63番…このすぐ北北西の分岐は重機が入っており、横を通るとすぐに「私有地につき使用禁止」の立て札がありました。通り抜けも控えたほうがよかったかもしれません。赤磐八十八カ所霊場は、明治天皇のご追福と四国八十八か所霊場開創1100年記念のため、大正2年に開設されました。上に神棚？があるのは珍しいです。
1
27木の枝にしがみつくエナガ…斉戸（さいど）池には前回コガモのオス＜写真34＞が群れていましたが、今回は何もいませんでした。少しがっかりしながら土道を下りるとすぐに舗装道路で、とたんにエナガ群団がお出迎え😊動画を撮っていると、木の枝につかまり損ねて翼を振り回し、なんとか浮上してしがみついたものの、あえなく落下😅受験生には縁起でもないシーンでした。
8
29エナガ＆シジュウカラ…背中だけなのが残念ですが、右にシジュウカラがいます。動画を撮りました。コゲラとメジロの鳴き声も聞こえていましたが、撮れませんでした。
1
30木の枝にぶら下がるエナガ…身軽なので、かなりトリッキーな動きをします。我が家の周辺の木の枝にぶら下がって、大好物のアブラムシを探していることもあります。
3
31飛び立つエナガ…やっとファインダーに収まったと思うと、こうしてすぐに飛び立ちます。素早いので動きを予想して勘で追いかけて動画を撮っています。
1
32こちらをのぞき込むエナガ…シマエナガとは違い、冬でも真っ白にはなりませんが、十分です。枝かぶりですが、間からのぞき込もうと小首をかしげている姿に萌え〜😍
2
33おすましするエナガ…同一個体です。動画もどアップで撮れてよかったです。この後、小池ものぞいてみましたが、前回同様、何もいませんでした。日用（ひよう）池周辺にいたスズメの大群の姿もなく、静かな舗装道路を歩いて階段を上り、日用池をのぞき込みました。
1
34ホシハジロ♀＆コガモ♂…日用（ひよう）池をのぞいたとたん、カモたちが大騒ぎし、コガモのオスが1羽だけ飛んできました。えんじ色と緑色の顔が特徴で、正面から見ると覆面レスラーのようです😄左はホシハジロのメスです。動画には飛んでくるハシビロガモのオス＜写真37＞も映っています。
2
35オオバン…カモではなくクイナの仲間です。動画には潜ってとってきた餌を食べる様子や、羽繕いしてくつろぐ可愛いしぐさが映っています。たくさんいました。
3
36ホシハジロ♂…彼らも羽繕いしていました。潜れるので、オオバン＜写真35＞の餌を横取りすることはありません。オオバンたちも彼らといると安心です。
1
37ハシビロガモ♂＆ヌートリア…なぜか1羽だけでした。泳いでいるシーンを動画に撮っていると、奧の岸辺を左から右へと泳いでいる姿が目に入りました。岡山県に特に多いヌートリアですが、まさかここにもいるとは思いませんでした。
2
38ハシビロガモ♀＆カワウ…手前がハシビロガモのメスです。オス＜写真37＞同様、くちばしの幅が広く大きいのでわかりやすいです。背後にカワウがいます。日用（ひよう）池では、ホシハジロ＜写真34,36＞、コガモ＜写真34＞、オオバン＜写真35＞、ハシビロガモ、カワウ、キンクロハジロ＜写真02,16＞の6種類が見られました。
1
39フイリビャクシン…イブキ（ビャクシン）の斑入りの園芸品種で新芽の先端部分のみ黄色くなります。ヒノキ科の園芸品種にはこのように葉が黄色くなるものがいくつかありますが、フイリビャクシンは葉の先端があまり尖らず、このように細かく枝分かれしびっしりつくのでわかりやすいです。
2
40二井公会堂西のお堂内部…二井公会堂から少し西に進んだ角で向かいは公園でした。赤磐八十八カ所霊場ではありませんが、内部には風化が進んだ大小の石仏がありました。前掛けが新しそうなので、大事にされているようです。
1
41中八幡宮鳥居…お堂＜写真40＞を過ぎると、途中からきれいな土道になりました。標高40mで地形図にはない分岐で直進しきれいな土道を進むと、舗装道路になってすぐに山陽ふれあい公園外周の舗装道路に合流しました。車止めのある細い舗装道路に入るとこれが見えたのでほっとしました。
1
44中八幡宮本殿…寛文2（1662）年以前の創建だろうということ以外はわかっていません。八幡様は武運、出世開運、学業成就などの御利益があるとされるので、ここも最近は受験生の参拝客が増えているのではないでしょうか。
2
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
防寒具
手袋（防水加工）
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
|
|---|
感想
この日も天気はいまいちで、雨が降る可能性がありました。そこで、今回は舗装道路を歩いてバードウォッチングを楽しむために、赤磐（あかいわ）市のネオポリス南西方面のため池巡りを行いました。
【二井大池に現れたミコアイサ、オシドリ群団、トモエガモ】
昨年の12月4日に二井（ふたい）大池を初めて訪問し、オシドリがいることを確認しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4980314.html
もしかしたら、冬の間はここに棲みついているのかもしれないと考え、再訪しました。立ち入り禁止となっていますので、池の南西端からしか見ることができません。
最初に目に入ったのはミコアイサです。オス＜写真01＞は全身が白く目の周囲が黒いため、パンダガモの愛称があります。1月頃から繁殖行動が始まり、オスはメスを取り囲み、頭の羽毛を逆立てて首をすくめたり、素早く泳いだりして、アピールします。メス＜写真03＞は素早く動くオスを追いかけて試し行動をします。そして、春先には繁殖のため、再びユーラシア大陸北部へ出発します。
以前は岡山市南区の阿部池で見られるので有名でしたが、池の水面に巨大ソーラーパネルが設置されてから来なくなったのか、見られなくなりました。我々にとっては幻のカモになりつつあったので、テンションが上がりました。
池の奥の方を見ると、オシドリの群れ＜写真02,04＞が泳いでいるのが目に入りました。岡山を含め西日本では、冬にだけ見られる地域が多いため、冬鳥と思われがちですが、実は、多くは日本国内を移動しているだけです。日本では、主に本州中部以北で繁殖し、冬期に主に西日本に移動して越冬します。このように、繁殖期と越冬期で国内の異なる場所で過ごす鳥を漂鳥といいます。
なお、仲睦まじい夫婦のことをオシドリ夫婦と言いますが、オシドリがペアで行動するのもメスが産卵するまでの期間であり、抱卵や子育てはすべてメスだけで行います。そして次の冬には、別の相手とつがいになります😅たまには二股をかけるオスもいるそうです😓
イメージが崩れたオシドリですが、木の枝に止まっている姿も見られ、思ったよりもたくさんいたのでうれしかったです。
オシドリの群れに交じって泳いでいたカモがトモエガモだということには、帰宅後、動画を再生したときに気がつきました。オスの顔は黒色、緑黒色、淡黄色、白色が組み合わさって巴型の模様に見えるので、この名が付けられています。今回は天気が悪く奧の日陰だったためか、ほとんどモノトーンにしか見えませんでした。
飛来地は日本海側に多いのですが、なぜか、県南の赤磐市のしかも人が多い場所にある池に棲みついていました。珍しいトモエガモを初めて見ることができ、ラッキーでした。
連れは、天気のいい日にまた見に行くと張り切っています。そろそろ、山に行きたいのですが😅
【日古木大池参りでウカルカモ🌸と「ちょっと羊の入ったおっさんの笑い声」😁】
この日は「大学入学共通テスト」の2日目でした。岡山大津島キャンパス会場だけでも2,990人の受験予定者がいたようです。
そんな世間の緊張感をよそに、ネオポリスの南にある日古木（ひこぎ）大池では、「日古木大池湖畔公園」（池なのに湖畔⁉というツッコミは置いておいて）という人の憩いの場に面しているにもかかわらず、たくさんの水鳥がのんびりと摂餌（さいじ）行動や遊泳、低空飛行をしていました。
この池で特に目立っていたのは、ウの仲間のカワウと留鳥のカルガモでした。時には両者が一緒になっているシーン＜写真12＞もありました。カワウとカルガモを合わせて「ウカルカモ！」と連呼しました。受験生にこのメッセージが届いたでしょうか🐰断言はできませんので、みなさん、自力で頑張ってください😉
そのうちに水鳥たちも落ち着き、カワウ群団はぞろぞろと向こう岸に上がりました。動画を撮り、さて、そろそろ移動しようかと思っていると、不意にウッホ、ウッホと聞こえてきました。目が悪い連れは
「なあ、向こう岸に誰かおる？」
「いや、おらんやろ。」
「でも、ウッホって、エネゴリくんかおっさんしかおらんやろ。」
どっちもおらんやろ。知らんけど。さらにはベェェェ、オワァァァと騒ぐ声。
「なあ、この団地、ダミ声の羊かちょっと羊の入ったおっさんおる？」
どっちもおらんやろ。知らんけど。向こう岸にはカワウ群団。まさか・・・。
しばらく聞いてみましたが、一向に収まらないので再び歩き始めました。すると、防災無線放送が響き渡りました。利用できない日のお知らせだったのですが、3回程聞こえました。
「なあ、ちょっと羊の入ったおっさん、防災無線の使い方がわからんで騒いどった？」
いや、ちゃうやろ。知らんけど。いうか、お前、おっさんから離れろや。もちろん、二人ともカワウを疑ってはいるのですが、あの声は衝撃的過ぎて信じる気には・・・。
帰宅後、カワウの鳴き声をネット検索して聞いてみました。結果は、大当たり😅
カワウはほぼ繁殖期にしか鳴かないそうです。繁殖羽になって頭や首の一部が白い個体も見られたので、彼らが興奮していたのかもしれません。
ネットや手持ちの野鳥図鑑では、カワウの鳴き声は「グルル、グワー」などと表記されていますが、複数のサイトで聞き比べ我々の聞いた声を元に表現してみると、「ベェェェ、オワァァァ、ウッホウッホ、グハハハ」一言で言えば、「ちょっと羊の入ったおっさんの笑い声」😅
繁殖期には頭部が白くなり、正面から見ると日本手ぬぐいで頬かむりした「どじょうすくいのおっさん」の顔に見えるのも笑撃的でしたが、同じく繁殖期の鳴き声もおっさんだったとは😅要するに、「カワウ＝おっさん」ということで😂
【小池近くの萌エナガ😍日用池でトリを飾ったヌートリア】
二井（ふたい）大池と日古木（ひこぎ）大池で今日の目的であったバードウォッチングを十分楽しみました。しかし、小池近くまで来ると、ジュリ、ジュリ・・・と聞き慣れた鳴き声がたくさん聞こえてきました。エナガの群れが人間（我々）とソーシャルディスタンスをとりながらも、体をまん丸にしてこちらをのぞき込む姿に、我々は萌え萌え状態です😍その可愛さでは野鳥の中で3本指に入るでしょう。
そして、予測不能のトリッキーな動きで目測を誤ったらしく、木の枝につかまり損ねて翼を振り回し、なんとか浮上してしがみついたものの、あえなく落下。受験生には縁起でもないシーンでしたが、それも可愛すぎました😅終盤に来て、完全にエナガに主役を持って行かれました。
エナガには、親鳥以外もヒナに餌を運んでくるヘルパーという生態がみられます。エナガのヒナは生存率が低く、ヒナが死んでしまった親鳥が、仲間のヒナも育てようとします。いつも集団でいるのは、そうしたことも起因しているのかもしれません。
エナガを見た後、近くにある日用（ひよう）池に寄りました。ホシハジロ、コガモ、オオバン、ハシビロガモと、ここにも何種類かの水鳥がいました。
その中で単独で行動するハシビロガモのオス＜写真37＞にフォーカスしました。すると、ハシビロガモの奧の池畔に何か動物の姿が見えました。なんと、ヌートリアです。最後のバードウォッチングが、まさかのヌートリミングとなりました😅
今回、二井（ふたい）大池でミコアイサ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オシドリ、トモエガモ、オオバンの6種類、
日古木（ひこぎ）大池でヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ヨシガモ、スズガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、ホシハジロ、カワウ、アオサギ、オオダイサギ、カイツブリの12種類、
日用（ひよう）池でホシハジロ、コガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オオバン、カワウの6種類、
池以外でエナガとシジュウカラの2種類、
撮影できなかったものの、鳴き声などでいるのがわかったのは、トビ、ヒヨドリ、ツグミ、ジョウビタキ、メジロ、コゲラ、セグロセキレイの7種類でした。
岡山県下最大の団地、ネオポリス周辺がいかに野鳥の宝庫なのかがよくわかりました。住人の方々は毎日その気はなくてもバードウォッチングができるわけです。うっ、うらやましい・・・。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する