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Yamareco

記録ID: 51000
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

南八甲田 逆川岳、横岳

2000年01月09日(日) 〜 2000年01月10日(月)
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GPS
--:--
距離
8.5km
登り
754m
下り
746m

コースタイム

1/9城ヶ倉大橋9:00→テント場10:50-12:20→くの字湿原12:30→横岳南端13:25→くの字湿原13:55→横沼→くの字湿原14:50-15:00→テント場15:10
1/10テント場8:00→城ヶ倉大橋P8:45
アクセス

感想

1/9
新雪の降り積もった朝、道の脇の樹々には真白な花盛りで気持ちが澄む。城ヶ倉大橋Pには雪のかぶった車1台。ゆっくりと仕度して出発。数日の暖気して降雪のなかった上に久しぶりの新雪30cmはラッセルするも雪は軽く苦にならない。160度にコンパスを設定、くの字湿原を目指す。左と右とに小沢が、その間を登って行けばいい具合になっている。今回は、ブナ林ヘテントを張る予定なのだがそれでもいくらかでも高い方へと上へ上へと足は延びる。1100Mほどの所に広目の所が見つかったので、ここにする。新雪を踏みつけてからスコップでブロックを切り出し、風防けをつくりながらテント場をつくる。古い固雪が自然にテント場となる。西と北西にL字にブロックを積む。

テントに入り早目の昼食。紅茶を飲んだ後にはお湯を詰める。サブザックに旗竿、非常食、コンロ、コッヘル、フリース、ミトンを入れ、横岳へ。くの字湿原からは旗竿もなくなる。ガスっていて横岳は見えず。12月の時より、樹氷は細くなっていたしホトンドがトド松の姿をさらしている。樹氷見物は無残にもできなくなってしまった。逆川岳-横岳間は、北側に樹間の開けた広い部分があり、雪面もギャッブもなく歩きやすい。くの字湿原からは、240度で横岳山頂に合わせておいた。南端へ行くとスキーのトレースがある。昨日のものだろう。ガスで全く景色は楽しめない。トレースをたどり下山。すこしずつガスも切れ始め、城ヶ倉大橋や城ヶ倉ホテルの方が見えたりしたがそれ以上は晴れずじまい。南側には石倉岳や猿倉岳の裾が少し見えている。新しいトレースをたどると、雪洞を掘っている"安寿会"のメンバー三人、男一人は昨日から、女一人は今日、私のトレースをたどりここの雪洞で落合ったとのこと。私はそこから横沼を一周して、旗竿を団収してテントヘ戻る。静かな一夜を過ごす。惜しかったのは、焼肉の肉を家に忘れ食いそこなったことだ。
1/10
ポツポツと粉雪がテントに当たる。6時過ぎに起き出し朝食のお茶漬けを採る。予報では、これから荒れるらしい。気温が高いのか昨夜も暑かった。今日は、もう帰るだけなのだが、出発準備はホトンド出来上がる。温った雪は重くて、とてもこれが昨日の雪かと思う程だ。スキーも滑らない。スキーの上の雪を払い除けるのに足を上げることが出来ない程。途中、冷凍ナメコを一袋採る。登る時には判らなかったのだが。"安寿会”の女の子等が休んだらしいトレースのそばの樹だった。こんな真冬に生きている立木からの収穫は初めての休験だった。自然からの贈り物としてありがたくいただくことにした。
重い雪に、なんでこんなに重いんだとブツブツロの中でいいながら、やっとのこと大橋の駐車場へ着く。ヤッケもビショビショに濡れ出していた。
逆川岳、横岳はブナ林、その上は、大雪原と大樹氷群と手軽にワカン、スノーシュー、スキーでの散策、ツァー、雪中幕営等が楽しめたり体験できるので、是非自分の足で登ってみて下さい。斜面も緩く登り降りが安心です。

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