伊予ヶ岳(房総のマッターホルン)


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.2km
- 登り
- 292m
- 下り
- 241m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
船
金谷港〜徒歩5分〜浜金谷駅〜電車12分〜岩井駅200円 岩井駅から登山口(天神郷)までタクシー2,670円 (帰り)六地蔵登山口から金谷港までタクシー5,000円前後 |
コース状況/ 危険箇所等 |
展望台までは階段や手すりが整備されたハイキングコース(30〜40分) 山頂直下は鎖・ロープ場が10分ほど続き、低山ながら人気のようで、標高336.6mと夏に登る高さではないのに、意外と人がいました。 山頂からは低山と思えない大展望が得られます。 |
その他周辺情報 | 登山口まではバス便もあるが本数が少なく不便。 富山と組み合わせれば1日楽しめます。(私は以前に富山を登頂済み) 富山〜岩井駅は数km(多分)なので歩けます。 |
写真
感想
房総のマッターホルン、またの名を安房の妙義山(^^;)
そして山頂が伊予国の石鎚山に似ていることから名付けられたといわれる伊予ヶ岳。
ここに、一人で鎖場の特訓にやって来ました!
しかし相変わらず早起き出来ない私。家を出たのは8時過ぎ。
京急で久里浜まで1時間ほど、久里浜からはバスで8分ほどで久里浜港へ。
フェリーの時間がうまく合わず、卵かけ御膳を食べながら時間をつぶして、11時20分の便に乗船。売店もありデッキには椅子とテーブル、快適な船旅でした♪
金谷港に着いたもののタクシー乗り場などはなく、適当にまっすぐ歩いて何とか浜金谷駅へ。電車の時間がうまく合い、最寄り駅の岩井へ順調に移動。
登山口まではバスもあるものの、本数が少ないのでタクシーに乗車(岩井駅にはなんとタクシー乗り場がありました!←何気に失礼)
「伊予ヶ岳の登山口」と言っただけで、ちゃんと天神郷に連れて行ってくれました。しめて2,670円なり。高えな。車を降りた時は雨がポツン、ポツンと降ってましたが、すぐにやんで晴れました。天神社にはトイレもあり、軽くお参りして先を急ぎます。
低山とはいえ1時過ぎからの出発。不安な気持ちでいると、ちょうど年配のご夫婦が下りて来て、こんな時期でも登る人がいるんだなとちょっと安心。しかし、鎖場の練習をするのですから、あまり混雑していても困ります。複雑な気持ちで、薄暗い樹林帯?を汗だくで登って行きます。道は異常に整備されていて、まるで公園の遊歩道です。30分ほどで展望台に到着し、くつろいでいるご家族を尻目に核心部の鎖・ロープ場へ向かいました。
おお、ここか…!ネットで写真を見てはいましたが、目の前にあるとちょっと感動。登攀意欲がそそられます(←失笑)怖いかな?と思ったけど、そうでもないので大丈夫でしょう。登り始めます。ロープを使ってうんせ、うんせ。
普通の人よりは遅いでしょうが、そこそこ順調に登って行きます。登りはそんなに問題ないです。問題は下りです。下りは死ぬほど下手なのです。
一箇所、難所がありました(普通は難所ではない)。足の置き場に困り、なんか怖いしー、せっかくわざわざフェリーに乗ってここまで来たけど、ここでリタイヤか…?とまで思いましたが、ここでやめては女がすたる(←?)。ロープがあるんだから何とかなるべーと何とかクリア。味をしめてどんどん登り、とうとう山頂へ!
山頂(南峰)からの景色は素晴らしいものでした。晴れて気温も高いのに、展望はクリアに見えます。まぁ標高低いですからね。最初は独り占め出来ましたが、すぐに若者2人がやって来たため、北峰へ向かいます。
北峰への道は薄暗く、いきなり急傾斜(私にとっては)。難儀しながらトロトロ下り、さらに何箇所か難儀しながらやっと北峰!と思いきや中峰のような小ピークを通り過ぎ、急な登りを経て北峰へ。三角点があるだけの、何の標識もない小広場でした。ここからは南峰のマッターホルン的風貌が眺められますが、展望の良さは南峰と変わらないのでわざわざ来る人は少ないようです。
さて山頂直下は急傾斜(私にとっては)なので、張られたロープにつかまって後ろ向きで下りました。バカですね。そして南峰へ戻ると、家族連れがくつろいでいました。私もしばらく写真を撮ったりくつろぎます。そして、家族連れが下り始めてしばらくしてから、私も下ります。怖いです。でも、行かなければ帰れま10。
下り始めた時にちょうど、単独男性がうちわであおぎながら登って来ました。
最初の鎖場は慎重に、何とかクリア。その後もヒヤヒヤしながら、何とかクリア。先ほど難儀した箇所もクリア。怖いけど、何とか時間をかけて慎重に、後ろ向きで頑張ってクリア。ロープが長くしっかりしているので助かります。2本ある所は2本使いで行っちゃいます。いやぁ、人がいなくて助かった。もっと早起きしてりゃあ2回ぐらい往復して練習出来たのに、3時を過ぎているので1回きりです。しかも、私はこの後、さっさと家に帰ってお風呂に入り、22時40分の毎日あるぺん号で八ヶ岳に向かわなければならないのです!友達と約束していて、切符も私が持っているので遅刻もキャンセルも出来ません。当然ですが、ここで滑落して死ぬわけにもいかないのです。しかし、最後のロープ場でまた難儀します。さっきすれ違った男性が、山頂で十分にくつろぎ下って来て、追いつかれてしまいました。「大丈夫ですか?さっきすれ違ってからだいぶ時間経ってるけど…」と苦笑される私。「大丈夫です大丈夫です、練習しに来たので!」とひきつった笑みを返す私。とりあえず、山側から体を離しすぎないように、山側に体を倒さないと危ないですよとアドバイスを受け、全くアドバイス通りに出来ずに何とか下り切りました。下ではトレラン風のカップルが待ちくたびれていました。恐縮しながらすれ違います。振り向くと、ロープを使わずひょいひょい登って行くカップルの姿…。いいの、いいの。私は私なの!
とりあえず展望台で休憩し、さっさと下りることに。もう3時半を過ぎたので、気持ちも焦って走るように下る私。鎖・ロープ場の興奮さめやらず突っ走って、富山分岐の標識を見逃し、登ってきた天神郷からの道ではなく、富山方面への登山道へ進んでしまいました…。まぁ富山方面と言っても、山が続いているわけではなく、いったん車道に出て延々と歩かなくてはいけないはずですが、確信がないため、このまま富山への縦走路(山道)が続いていたらどうしよう…と不安を抱えつつも登り返すのはイヤなので、ほぼ走る形で下り続け、道を浸食した雑草を踏みつけ、蜘蛛の巣を突き抜け、30分もかからずに車道に出ました(六地蔵登山口)。
ここからタクシーを呼び、思い切ってフェリー乗り場まで行ってもらい、都合良く10分後に出るフェリーに乗船!順調にバス・電車を乗り継ぎ、無事家に帰れました。
(^^)えーと、伊予ヶ岳は初心者の鎖場の練習にとても良いと思います!
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