1月に続いて、裏山の櫛形山へ、2008年3月
- GPS
- 06:55
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,123m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2008年3月22日
櫛形山
櫛形山には今年の1月24日、厳冬期に登った。夏には、穏やかなアヤメ平に強風が吹き荒れ、思わず、アヤメ平の避難小屋で風を避けて、暖をとったりもした。盆地も雪が降った後だったので、登山道の雪も多く、アヤメ平から裸山は通常なら20分もあれば行けるところを雪にはまりながら、かなりの時間を費やしたりもした。
今日はどうだろう。19-20日にかけて盆地では、まとまった雨が降っており、下界からも1300m以上の標高では、雪が降ったことを確認していた。どれくらい降ったのだろう。1月24日の表情と盆地で桜の開花も間近い春分の頃とはどのように変化しているだろう。興味は尽きない。
5:20起床。ちょっと遅くなった。
6:10自宅発。
1月24日の時には、登山口までの県道と林道は雪状態であり、慎重に運転した。今日は、雪はほとんど見えない。わずかに除雪して積みあがった雪がなかなか融けずに残っているくらいだ。オフ会を開催したウッドビレッジ当りの標高は900mくらいであるから、県道にはもう雪が降ることもないであろうか。
6:30北尾根登山口駐車場
駐車場というか、ちょっとしたスペースになっていて数台は車が置ける。
身支度整え、出発。上部は雪だから、アイゼンとスノーシューも持つ。
6:40北尾根登山口発
1月24日の時は、ここからすぐに雪であったが、今日は、雪はない。結局、見晴らし平まで雪はなく、落葉のふさふさした登山道を普通に登って行った。途中、人が入って間伐をしている跡もある。もちろん登山者はいない。
7:30見晴らし平
良い眺めだ。1月24日には、全面的にあった雪がすっかりない。春だ。八ヶ岳、金峰山、大菩薩、大菩薩南嶺、御坂山塊、富士山、毛無山など良く見える。最高の天気だ。雨で空気も澄んでいるのか、春霞もない。
7:40見晴らし平発
下界から見立てた通り、標高1,300mくらいから雪が見えるようになった。1,400mくらいからは登山道にも雪が現れ、1,500m付近でスノーシューを履いた。トレースはもちろんない。雪は高度を上げると次第に深くなり、平均15cm程度潜るようになった。登山道は、かなりの頻度で雪の重みで折れた枝などが邪魔しているところもあり、1,700mくらいでは、登山道を塞いでいた大きな枝を30cmばかり迂回しただけなのに、腰まで潜ってしまうところもあった。吹き溜まりだった。整備が必要だろう。のこぎりでも持参すれば良かった。
それにしてもスノーシューを履くと、いくら軽量のスノーシューとはいえ、足の運びが途端に苦痛になる。数10メートル進んでは、天を仰ぎ、肩で息をしている。息が上がる。最も、この辺りは普通でも息が上がる辺りであるから、致し方ない。
アヤメ平が近づいてくると先日の降雪は、20cmくらいだろうと思われた。だから、新雪とその下の雪を合わせて40-50cm、時には、70cm以上の吹き溜まりも出てきた。
懸命にスノーシューで登るので、汗が滴る。相変わらず、少し進んでは、休んでいる状態。雪はやはり、何度歩いても難物だ。
9:40アヤメ平
アヤメを保護する為に立てられている杭が埋もれている。指導標も埋もれている。雪が1月24日より多い気がする。アヤメ平への到着は、1月24日より少し早い。その時は、アヤメ平の手前で急に風が強まり、それまで汗が滴っていたのに急激に体が冷え、アヤメ平の避難小屋に退避した。パニックになりそうだった。今日は、暖かい。多少冷たい風が白峰三山との間の谷から吹き上げてくるが、1月ほど冷たくはない。季節は移ろっている。簡単に栄養補給。落葉した木々の間から、鳳凰三山方面が見えたので、その方に近づき写真を撮った。今日はよく見える。甲斐駒ケ岳も見える。
さて、どうするか。1月24日より雪が多いので、予定していた裸山に向かうかどうか。
頭で結論を出すか出さないうちに、体は裸山に向かっていた。少し風があるので、一枚中間着を着込んだ。
10:00アヤメ平発
トレースはもちろんない。
疲れてくるが、1月24日より気持ちの余裕があり、また、今冬は、よくスノーシューも使用しているので、少しは慣れたのであろうか、極端な疲れはない。暖かいから気持ちの余裕もできるのであろう。トレースはないが、何とか裸山に迷うことなく向かう。平均して15cm〜20cmはスノーシューでも潜っている。この辺りの積雪は25cm程度であろうが、雪は平均70cm。吹き溜まりは100cmくらいある。
裸山の最後の登り。誰も踏んでいない登山道を進むのが気持ちよい。
10:49裸山着
鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、笊が岳、富士山、そして、蝙蝠岳と思われる山が一望だ。北岳の手前の稜線は、夜叉神峠からの鳳凰三山への登山道が通っているところのようだ。
周囲の展望を楽しみ、下山にかかる。アヤメ平までに少しの登りがあるが、基本的に下山。気持ちが楽になる。
11:09裸山発
櫛形山山頂は、今回もやめた。この先やはりトレースもないからだ。
自分で付けたトレースを、時には外しながら、時には忠実に戻る。富士山の眺めが良い場所があったので、トレースを外して、稜線の端に歩み寄り、富士山を写真に収めた。毛無山、竜ヶ岳も見えていた。
11:40アヤメ平
アヤメが保護されている部分を気にしながら、少しスノーシューで遊んだ。誰もいない。1人。
12:00アヤメ平発
一度着込んだ中間着は脱いだ。そして、しばらく進んで、スノーシューを脱いだ。アイゼンは付けずにゆっくり進んだ。スノーシューを脱いだら、折れた枝などを迂回する場所によっては、腰まで沈んでしまった。吹き溜まり。
13:02 見晴らし平着。
見晴らし平までの林道は一般道に対して、確か、4月末頃まで閉鎖されているが、作業車が入っている。クレーン車もいる。聞いてみると、見晴らし平にある鐘の隣辺りにあった、見晴らし平から見える山々のガイド板を見晴らし平の少し上に立つあずまやのところに移すらしい。不必要な工事に思えた。
13:12見晴らし平発
雪のない下山道をほぼ時間通りで降りた。
13:35北尾根登山口着
1月24日より早く下山。その時は、車に氷柱ができていたから、今日は暖かい。体を拭い、着替えていると軽自動車バンにのった白人が4人。なにやら探している様子。しばらく林道を歩いて戻ってきたので聞いて見ると、米国人家族。1人が奥さんと市内で英語を教えているとのこと。両親と兄弟が訪ねてきたので、富士山を写真に収めるところを探しているらしい。この場所から、増穂町の平林に抜ければ大きな富士山が写せる事を教えてあげた。
今日も良い登山ができた。
県民の森 森林科学館に立ち寄り、写真を提供しようと思ったが、いつもの方がお休みだった。
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