記録ID: 5142664
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講習／トレーニング
関東
猫地蔵節分会 ゴ・ドーハンのちょい散歩 太田道灌巡り
2023年02月03日(金) [日帰り]
東京都
godohan
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:33
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 25m
- 下り
- 14m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
市街地のお散歩です。 |
写真
「久遠の像」(1978)太田道灌が武蔵野の原で狩りをした時の伝説の一情景。いわゆる山吹の里ですね。本日の案内はドーハン有休のため渋チャミが務めます。
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2/3 10:44
「久遠の像」(1978)太田道灌が武蔵野の原で狩りをした時の伝説の一情景。いわゆる山吹の里ですね。本日の案内はドーハン有休のため渋チャミが務めます。
扇子の上には山吹の花かな。そしてそこに生えているのはもしかしてヤマブキ？
太田道灌公。まだこの時は真意がわからずに怒っているところかな。
その道灌の絶体絶命の危機を救った一匹の猫がいました。「江戸の恩ねこ・・江戸の守りとす」とあります。
住友ビル三角広場に生息。広場ではキッチンカー等が開店準備中。誰でも弾ける三角ピアノの御座います。ここなら雨でもOKですね。
所変わって、新宿区西落合にある自性院。「弘法大師 豊島八十八カ所大二十四番」霊場。
参道の入口に、大きな招き猫。戦後の物みたい、戦前は銅製の招き猫がいたそうですが戦争で供出されたとか。
「＜種子＞子育猫地蔵菩薩」(昭和二年十二月五日)「�眦陳�信(主)小林□泉」
太田道灌の猫地蔵、江戸期の猫面地蔵は石造です。前者は磨滅でお顔はわからず、後者は着物姿の猫さん、って感じです。撮影禁止です。
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2/3 11:37
太田道灌の猫地蔵、江戸期の猫面地蔵は石造です。前者は磨滅でお顔はわからず、後者は着物姿の猫さん、って感じです。撮影禁止です。
書置きですが、御朱印いただきました。猫の守り札は周年だそうで今年はないとのこと。
黒猫紹介。右:多摩張り子(根岸家)の黒招き猫 左:山形酒田の広田系平田土人形。
「久遠」？これも猫関係かどうかわかりませんが、スタートの久遠の像と繋がりましたね。
『喫茶パレット』メニュー看板に魅かれて飛び込みました。扉を開けると、予想外に混んでいました。
特製ビーフカレー(800円)、量は少なめでしたが、辛めでおいしかったです。接客の心配りが良かったです。
サービスのバームクーヘンをいただくと、招き猫の小皿でした。本日の散歩に仕込んだような繋がり。
「弘法大師 豊島八十八カ所大二十四番」霊場、東光寺(中野区上高田)
如意輪観音「為出離三界極楽往生施主十四人各敬白/元録三庚午年□月吉日(1690)」
とってもスリムな馬頭観音(無銘)。後方は墓碑の聖観音二体。左「延宝五巳天、1677」右「正徳五乙未、1715」
聖観音「＜種子サ＞奉供養百箇所正観世音爲二世安楽/天明三癸卯年十月吉祥日(1783)」
笠付の青面金剛庚申塔「奉造立庚申□佛爲二世安楽/于時元徳十丁丑年十一年吉日」(1697)、側面、台石には蓮の花が彫られています。
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2/3 12:43
笠付の青面金剛庚申塔「奉造立庚申□佛爲二世安楽/于時元徳十丁丑年十一年吉日」(1697)、側面、台石には蓮の花が彫られています。
ブロックの覆屋の中に、風化の激しい地蔵尊？側面に「施主久保□寅」
哲学堂公園.和田義盛の陣跡だったという和田山の地に、台地上の中央公園、妙正寺川の斜面、川沿いの低地に作られた地形の変化に富んだ公園。
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2/3 12:57
哲学堂公園.和田義盛の陣跡だったという和田山の地に、台地上の中央公園、妙正寺川の斜面、川沿いの低地に作られた地形の変化に富んだ公園。
鬼燈、「人の心中に宿る鬼にも良心の光明は存する」。○○に座って気張っているようにも見える。
哲学館大学(現東洋大学)創設者の井上円了が「考える場、心を養う場」として創設した世界的にも例のない哲学のテーマパーク。
四聖堂(明治四十二年、1909)。孔子・釈迦・ソクラテス・カントを堂内に奉崇している。
絶対城(読書堂、大正四年1915)の脇に建つ「哲学堂図書館記」。
唐子が支えています。
唐子が支えています。
三角尽くしの三学亭。三道(神道、仏教、儒教)の研究家として平田篤胤、釈凝然(鎌倉時代の東大寺学僧)、林羅山が称えられている。
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2/3 13:10
三角尽くしの三学亭。三道(神道、仏教、儒教)の研究家として平田篤胤、釈凝然(鎌倉時代の東大寺学僧)、林羅山が称えられている。
三角形の小山に三角屋根、三本柱の東屋が建っています。まさに三角だらけ。余談ですが、スタートの三角広場とも繋がりましたねぇ。
硯塚(大正七年、1918)。筆塚はよくありますが硯は珍しいですね。円了先生曰く「筆塚があるのだから硯塚もなくてはならない」ごもっともさまです。
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2/3 13:13
硯塚(大正七年、1918)。筆塚はよくありますが硯は珍しいですね。円了先生曰く「筆塚があるのだから硯塚もなくてはならない」ごもっともさまです。
六賢台(明治四十二年、1909)。日本の聖徳太子、菅原道真。中国の荘子、朱子。印度の龍樹、迦毘羅を奉崇。よく見ると天狗の鬼瓦がありますね。
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2/3 13:15
六賢台(明治四十二年、1909)。日本の聖徳太子、菅原道真。中国の荘子、朱子。印度の龍樹、迦毘羅を奉崇。よく見ると天狗の鬼瓦がありますね。
筆塚(大正四年)。円了先生は全国各地を巡行して、その時の揮毫の謝礼を基金として哲学堂を建設していったそう。「字をかきて恥をかくのも今暫し哲学堂の出来上るまで」
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2/3 13:17
筆塚(大正四年)。円了先生は全国各地を巡行して、その時の揮毫の謝礼を基金として哲学堂を建設していったそう。「字をかきて恥をかくのも今暫し哲学堂の出来上るまで」
狸燈(りとう)。「人間の心情には狸に類するものがありしかも時には光輝ある霊性を発することもある」と腹中に燈籠。
群像彫刻「哲学の庭」(平成21年2009)。ハンガリー出身で日本に帰化したワグナー・ナンドール氏の寄贈。
聖徳太子像(昭和61年、1986)。公園を辞して妙正寺川沿いの道を辿ります。
(松が丘)北野神社。合戦に際して太田道灌も戦勝祈願をしたそうです。
不動三尊。背面に「大正十年九月建之(1921)深野鶴(吉)/石工醍醐(鉄)吉」
「北口＜富士山○三＞惣元講 江古田講社 昭和三十五年九月改築 青山□書」
江古田公園にある「史蹟江古田ケ原沼袋古戦場」碑(S31年)。文明九年(1477)、太田道灌と豊島泰経・泰明との激戦地であったこの地に建つ。
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2/3 14:03
江古田公園にある「史蹟江古田ケ原沼袋古戦場」碑(S31年)。文明九年(1477)、太田道灌と豊島泰経・泰明との激戦地であったこの地に建つ。
江古田古戦場。関東を二分した享徳の乱(1454−82)の中の戦い。武蔵国の覇権争いで両者が対立、勝利した道灌が武蔵野の支配を確立する。
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2/3 14:06
江古田古戦場。関東を二分した享徳の乱(1454−82)の中の戦い。武蔵国の覇権争いで両者が対立、勝利した道灌が武蔵野の支配を確立する。
中野区立歴史民俗資料館に展示されている明治期の哲学堂六賢台の鬼瓦(天狗)
「武州多摩郡江古田村念佛講中/元文三戊午天八月日(1788)寒念佛寂淨（碧）明真(言運)志」
江古田氷川神社。獅子舞が有名らしい。境内社の立派は石祠が並んでいます。
江古田川は水流なし。下流(中野側)の様子。反対方向(練馬側)は暗渠。
石祠(大)の背面「明和九辛卯年九月吉日(1772)講中施主宗兵衛平六 石工長次郎」
大ケヤキ。高さ19m、周囲8m。源義家の奉納と伝わる。二本あったが一本は涸れてしまったそう。
参道の脇に聖観音「水子供養観世音菩薩/天明八年七月十日(1788)願主宗兵衛」
チョットずんぐりむっくりな馬頭観音「妃是畜生爲菩提/安永四乙未正月十八日(1775)」お顔は大栄翔に似てる？
フェンスの向こうは旧としまえん。そこが練馬城跡でした。全然知らなかった。
向山庭園。ここも練馬城の一画だったみたい。練馬城は石神井城と共に豊島氏の拠点。江古田・沼袋原の戦いに際して弟の豊島泰明はこちらから出撃し、討死することになった。
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2/3 16:17
向山庭園。ここも練馬城の一画だったみたい。練馬城は石神井城と共に豊島氏の拠点。江古田・沼袋原の戦いに際して弟の豊島泰明はこちらから出撃し、討死することになった。
庭園には茶室などのレンタルスペースがあります。明治から昭和のお雛様が飾られていました。その中にあったウサちゃん雛。
城跡の遺構は残ってるんですかねぇ。この後、大江戸線豊島園駅でゴールでした。ちょっと寒かったけど、よい散歩になりました。
節分なので猫寺でいただいた福豆を。もののふ達に思いは馳せながら。
感想
・太田道灌と言えば、御存知江戸の礎を築いた武将で、各地でいくつもの戦に勝利して、まさにこれからという時に主君によって暗殺されてしまう悲劇の人。多才で人気者でもあるのであちこち足跡や逸話が残されています。
・そんな道灌が石神井城、練馬城を根拠地とした豊島氏との戦いで、一時絶体絶命のピンチになりました。それを救ったのが一匹の黒猫。猫の導きにより自性院に逃れた道灌はその後劣勢を挽回し、江古田原沼袋の戦いで豊島氏に勝利しました。その後、道灌はその猫と暮らしたそうですが、猫が死ぬと自性院に手厚く葬り、その時に奉納したのが猫地蔵といわれています。また、時を経ること300年余り、江戸で貞女の鑑と評判だった女性の供養に奉納されたのが猫面地蔵。この二体の猫地蔵が江戸で評判となり「猫寺」として多くの参詣者があったそうです。
・現在その二体の猫地蔵は秘仏となっていますが、年に一度、節分の日だけ御開帳されています。二体ともやや小ぶりな石像で、以前は写真もOKでしたが、今は撮影禁止になっています。でも久しぶりに間近で拝見することができました。道灌奉納の猫地蔵は永年撫でられてきたためか、顔だちは全くわかりません。一方の猫面地蔵の方は猫面がよくわかり、着物の様なものを着ています。探せば以前撮った写真があるはずですが・・・。二体の地蔵と並んで同じくらいの大きさの板碑も公開されていました。
・その後近くの哲学堂公園を散策した後、「江古田原沼袋の古戦場碑」を見たりしながら、練馬城跡の近くまで行ってみました。そこは何と「としまえん」の跡地でした。子供が小さい頃はよく行きましたが、城跡だったんですね。現在造成工事の真っ最中ですが、一部はこの5月に公開されるみたいです。その時にまた石神井城と一緒にお散歩したいと思います。
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