赤谷川 西川 赤沢 焼山沢 赤沢大滝の発見と登攀
群馬県
tamoshima
HG33
体力度について
- GPS
- 08:20
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 592m
- 下り
- 593m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:21
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・赤沢林道は除雪無しで、膝程度のラッセル ・赤沢に降りると、概ね沢沿いに遡行可能。所々高巻くが、大きな難所はない。 ・赤沢大滝右滝はRS55m、IV+程度。 ・赤沢大滝左滝はRS45m、IV＋程度。 |
| その他周辺情報 | ・(2025.1.28追記)赤沢は850m右俣が本流であり、850m左俣には「焼山沢」という名称があることが分かった。 ・赤沢流域にある唯一の大きい滝であることから、「赤沢大滝」と仮称する。左右に滝があることから、赤沢大滝左滝と、赤沢大滝右滝とする。 |
写真
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赤沢沿いの、誰も来ないようなところに慰霊碑があったので、ここに転記して供養する：「昭和四十六年三月十二日此地に遭難した故厚生技官岡田賀子さんの為国立渋川病院有志相計つて之を建てる昭和四十八年五月十一日
国立渋川病院長 ��澤邦輔」
昭和四十八年五月十一日
国立渋川病院長 ��澤邦輔」
感想
【計画の経緯】
赤谷川西川赤沢なんて、誰にも見向きもされないようなところだが、Googleの衛星写真には大きそうな滝が写っており、秘かに狙っていた。今回、冷え込んでいるが積雪は多くないという好機をつかみ、行ってみることにした。
【山行】
○アプローチ
スキー場の駐車場をお借りして、林道に入ると、早速雪が深く、かんじき類装着。緩い登りを飽きるほど続けて沢への下降点まで。
沢へ下る尾根は多少藪っぽいが降りやすく、降りきると、こんなところにも堰堤が。本当に堰堤はどこにでもある。
その名の通り沢床が赤い、赤沢本流を渡渉して、滝のある焼山沢へ入ると、早速滝が出てきて、氷結が悪い。これは左岸から高巻くと、あとは踏み抜きに気を付けながら沢通しで進み、大滝の前衛滝の下まで。
大滝の前衛滝はアイゼンを付けてから登ると、大滝が全貌を現すが残念ながら、期待よりも傾斜の緩い滝で、雪を多くかぶっていて見た目は微妙。
○登攀
まずは、水量は多いが落差の小さい左滝から、HGリードで。傾斜が強くない割には、氷結が甘い部分があったり複雑な形の部分があったりして登りにくく、悪めのIV+程度。2人もフォローで登って、立木で懸垂下降。
次は、右滝をtamoshimaリードで。こちらも傾斜は強くないが大きく、しかも登ってみると意外に氷が薄く、悪めの滝であった(IV+程度)。特に落ち口は薄く、簡単に穴が空いてやや怖い。落ち口左脇の立木で終了とし、2人がフォローしてから懸垂下降。
○下山
行きはラッセル且つ登りなので時間がかかったが、帰りは早い。あっという間に焼山沢出合まで戻ったが、行きには気づかなかった慰霊碑を見つけた。一体何のために3月にこんな所へ来て、遭難したのだろうか。
【総評】
残念ながら、期待したほどの傾斜のある滝ではなく、見ごたえも登り応えもいまいちだったが、狙っていた滝がちゃんと凍っていて、登れたのですっきりした。お薦めというほどでもないが、アプローチは遠くはないので、この辺の滝を登りつくした方は一度は行ってみても良いと思う。
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