丹波川本流

コースタイム
…手取淵14:40…国道14:45・・・三条新橋15:00=のめこいの湯15:30〜17:00(解散)
天候 | 晴れ後曇り、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
非公開
5147.xls
計画書
(更新時刻:2011/07/08 05:00) |
写真
感想
外部講師による沢徒渉実践講習2年目。昨年の鳩ノ巣渓谷より水勢の強い淵を持つ丹波川本流で実施した。水量は普通であったが、幅が狭まった淵では、水勢が非常に強くなり足を取られやすいことが実感できた。淵が始まる手前で、徒渉及びロープワークの基本的な動作を繰り返し行った後、遡行を開始し、手取淵の突破では、流された際の対応等を実践的に訓練することができた。
<メモ>
はじめに:
・渡渉にはリスクを伴うことも多い。回避できるなら無理せず高巻く。
・「備えているつもり」が一番リスク。知識がなければやらないものを。。
・水に浸かると、知らない間に体力消耗。渡渉/泳ぎの沢では、体力/体温保持のため、普通のところはなるべく水に浸からない。
渡渉ポイント:
・深さ:大腿部位までが基準。特に、フォローが背の低い人の場合注意。
・波立っているところに岩がある。そこから2m位上流がbest。流されたときに平瀬だと体勢が立て直し易い。
・多少の石+フラットな部分。→石の上流に足を置くとストッパーになってバランスを保ち易い。
・杖を使うと安定感がかなり違う。ストックも有効とのこと。
スクラム渡渉:
・2-3人がよい。
・肩または腰辺りのザックの持ち易い所を持つ。背の差があったら、高い人は小さい人(軽い人)を押さえつけるように(浮かないように)ショルダーを持つ。
・水が間にあまり入り込まないよう近づく。動ける余裕は持つ。
・強い人が上流。3人の場合は、真ん中に弱い人を置く。真ん中の人(弱い人)が取ったルートに両脇が合わせるのがよいかも。
・3点支持と同様、動かす足を1本にして(2人の場合)残り3本で支えると安定感が増す。(タイミングが難しいけど。)
・リングスクラム(かごめ)。強い。一人が後ろ斜め向きになるので、あまり石のない所の方がよいかも。
ロープを使った渡渉:
・上流にアンカー(ここはしっかり)。できれば沢幅より距離を保って、下流でビレイ(手で持って繰り出すだけ)。トップは振り子のようにテンションかけながら対岸へ。ロープは、ビレイループにつけた安環に通すだけ(半マストでもよいが、流れは悪くなる)。
・結び目交換。ロープの別の末端をシートベント等で連結し、対岸へ結び目を送る。引っかかるリスクを避けるため、送るときは張り気味(水から出る程度)に。
・フォローのビレイは、アンカーを作ってもよいが、人間アンカーも有効(ロープの長さやビレイポイントを調整しやすい)。少し下流に、腰を下ろし体制を整え、ボディにインクノット、張る。
・フォローの渡渉。動けるよう、スリング等で少し遊びを持たせる。ただし、流されたときに手の届く距離(ロープも伸びるので結構短くていいかも)。流されたら下流(上流でもよい)に引っ張る。
・ラストの渡渉。トップは上流へ移動、下流でもビレイ。アンカーを回収して渡渉。
・ロープに身体を固定し、泳ぎながら引っ張ってもらう方法。
・ロープにザックをつけ、その上に体を乗せて引っ張ってもらう方法。変に泳ごうとして抵抗を生むより、じっとしてバランスを保つのを心掛けた方がスムーズに引っ張ってもらえるみたい。岩などがあったら、蹴ったりするのもよい。
ジャンプ:
・流心を避けるだけで違う。少し高い所(岩)に乗り、流心を飛び越える。着地によっては危険なので注意。
へつり
・水の中にステップあり。ただし、流れが速いときはあまり水の中に足を入れると流されるので注意。
・ホールドは、アンダーが使えることも多い。
メインロープ
・今回の講習ではメインロープとして6mmダイニーマを使用。ダイニーマなので強度は問題ない、若干浮力がある?、6mm→軽い。落ちない前提の静荷重なので大丈夫、とのこと。
・フリクションノット用スリングには、ダイニーマのチューブラスリング(7mm、60cm)。折り返しマッシャー(?)(スリングの半分のところから巻きつけた後、その上から残りの半分を巻きつけ、末端にビナを通す)にて。
<感想>
引き出しは多い方がいいと思い、募集に飛びつくように参加させていただいた。前週の大田切沢でもちょっと経験した渡渉だけれども、今回の講習では、別世界の沢を覗いた気がする。いろいろ知らなかったことを知る。面白い。
渡渉のポイントを選ぶだけでずいぶん違う。スクラム組んだり、支えの棒があったりすると、かなり違う。
ロープで上流から引っ張ってもらうのは最初少し抵抗(怖さ)があったけれど、バランスを保ちさえすればかなり快適。(ビレイヤーはどうだったんだろう。)
ロープを対岸に渡しての渡渉は、若干バランス崩しても十分回復可能なことを知る。ロープを角度をつけてちゃんと張っておくことがポイントらしい。トップ/中間/ラストが経験できたことでシステムの流れがつかめた気がする。
へつりはなかなか面白かった。岩場のトラバースと違い、落ちても岸に引っ張ってもらえる安心感から、余裕をもって通過できた。(時間あったら、経験値として落ちてみてもよかったかも。)
丹波川。まだまだ技術が及ばないけれども、いつかちゃんと遡行してみたいと思える沢でした。もちろん、真夏の一番あっつい日に(それでも寒いらしい)。
いろいろ教えてくださった講師の方、ご企画いただいたCL、快く混ぜてくださったグラウスの皆様に感謝です。
でも、凍っていない沢には行きません。
濡れたら風邪ひくし、寒いしぃ〜。
何と言っても、我が家の家訓ですからね。
凍った沢ならお供しますよ。
楽しかったです。
そして、寒かったです。
(でも、氷だって寒いはず〜。)
大丈夫、温泉が癒してくれました。
今度私にも教えてください
スイスにいたら無性に沢に行きたく
なってきました。
練習したいですねぇ。
なかなか機会がないかなぁ。
沢、行きましょ、行きましょ。
私でもリードできそうな沢。
んで、できないところは、やしくんに。。
いかがぁ〜
自分も教えて欲しい!!!
これ、またあるんだったら行きたい!!
沢も岩も氷も中級クラスぐらいまで取り敢えず行きたい!
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