羅臼岳(岩尾別温泉〜羅臼岳往復)敗退の記


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 842m
- 下り
- 842m
コースタイム
歩行時間 7時間16分(標準4時間40分) 休憩を含む所要時間 7時間58分
天候 | 曇りのち晴れ 気温(中標津20℃、知床峠9℃、ウトロ16℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【帰り】岩尾別温泉15:30−15:40知床自然センター16:45−16:55道の駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道や分岐ごとの標識はしっかりしている。が、ここはヒグマの生息域なので、熊鈴などを鳴らしながら歩く必要がある。水場は3箇所あり、弥三吉水と銀冷水は水量豊富(ただし要煮沸)、岩清水はぽたぽた状態で、利用するには時間がかかる。 |
その他周辺情報 | 登山口が岩尾別温泉なので、ホテル【地の涯】の日帰り温泉が利用出来る(800円)。木下小屋は何故か閉まっていた(今年の営業終了?)。 |
写真
登山計画書を提出するのではなく、簡略化されたノートがあり、
住所と名前、年齢、連絡先電話番号、人数、コース、入山日時などを記入し、下山後にはその時刻を記入することになっています。今朝は6時20分の時点で20名ほどの入山者がありました。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 2
予備電池 2
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 2L
ティッシュ 4
バンドエイド 4
タオル 2
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 2
水筒 1
時計 1
非常食 1 ナッツ、チョコ
デジカメ 1
熊鈴 1
行動食 2 調理パン
携帯トイレ 1
緊急用シュラフ 1
熊鈴 1
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感想
昨年の6月に標津町から見たまだ残雪のある知床連山の、ひときわ高い羅臼岳をいつか登ってやろうと思っていましたが、今回実行することになりました。朝早い出発となるため、車中泊にすることにし、ウトロにある道の駅に駐車したのですが、慣れない車中泊のため、何度も目が覚め、睡眠不足のまま羅臼岳へ向うことになりました。
ホテル地の涯近くの路肩に車を停め、木下小屋横の登山ポストのノートに記帳し、おおよそ20番目の入山者として登り始めました。最初の内は、ヒグマに対する緊張のためか、普段と変わりない感じで登って行けたのですが、オホーツク展望台を過ぎたあたりから次第に息切れし、心拍数も高止まりになっていました。明らかに普段と違う体調不良であることを自覚できましたが、とにかく行けるとこまで行ってみようということで、弥三吉水を過ぎ、銀冷水まで頑張って登って行きました。ところがタイムをチェックしてみると、登り始めは標準タイム内だったのが、途中から5割増し、そして倍の時間が掛かるようになって来ました。更に銀冷水で岩に腰掛けると、両足のふくらはぎがつり、激痛が走りました。
これではとても山頂までは無理があると判断し、銀冷水から下山することにしました。下山時は足の痛みも無く(丹沢でも経験がありますが、登りと降りでは筋肉の動きが違うようです)、無事木下小屋まで降りることが出来ました。明らかに(徹夜に近い)睡眠不足が原因でした。悔しさは募りましたが、安全登山が第一ですので、明日の斜里岳をカットし、再度明日睡眠をしっかりとった上で、羅臼岳へチャレンジすることにしました。何事も一つずつ確実にクリアーして行くことが、その後の行為の土台になりますからね。
下山後、ホテル地の涯でしっかりと睡眠をとろうと思ったのですが、残念ながら満室(食事の準備等ありそもそもビジネスホテルのようにはいかない)で、日帰り入浴で、ゆったりと温泉につかり、疲れを癒し、リフレッシュして、知床自然センターに寄った後、ウトロへ向いました。再び道の駅での車中泊に挑戦することになりました。またヒグマのソーセージの話は悲しいですね。野生動物への餌やりは厳禁であることを肝に銘じたいと思います。
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