羊蹄山(倶知安コース→真狩コース)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,590m
天候 | 初日 くもりがち 2日目 ど快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
真狩コース 駐車場無料? 広いがキャンプ場と併設のため混むかも? トイレあり 真狩登山口→倶知安登山口へは3990円でした 羊蹄ハイヤー(真狩登山口へは電話後5分くらいで来てくれるそうです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
倶知安コース、真狩コースともに危険箇所ナシ 倶知安コースのほうがより整備されている印象 真狩コースはややきつそうな印象 山頂のお鉢巡りでは、お鉢の南部がやや切れていて高度感ありますが、 慎重にたどれば問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | ニセコ付近には温泉多数あり ニセコ五色温泉と真狩温泉に入りました。 真狩温泉は目の前に羊蹄山がどかんと構えているので、おすすめです。 |
写真
装備
共同装備 |
鍋2L
鍋1L
バーナーなど
|
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備考 | 山の鍋は最高ですね。 |
感想
遅めの夏休みを利用して北海道遠征を組みました。
ピーチの格安飛行機を押さえ、天気予報次第では
そのチケットを破り捨てても良いかな?という覚悟で臨みましたが
週間天気予報では、その週は概ね晴れ予報とのことで北の大地へ。
序盤に十勝岳をやりましたが、その頃からすでに週間天気予報は大ハズレ。
曇天の十勝岳をこなし、その後、札幌から稚内への高速バスに乗る直前まで
晴れマークが出ていたのに、バスを降りて確認すると利尻は雨マークに変わってました。
その後は、北海道にしては非常に珍しい、
「これまでに経験したことのない降雨量です。命を守る行動を取ってください」
みたいのが、その週の中盤を飲み込みました。
利尻は8月の豪雨で登山道に亀裂が入っているなどありましたし、
ましてや連日の雨雨雨と強風でしたので、やめました。
道北の温泉などをこなして、泣く泣く札幌に戻ったのが9/12(金)。
金曜日の時点でも、後志地方の天気予報は土曜曇り、日曜曇り。
月曜にようやく晴れ。みたいな、なんとも微妙な予報でした。
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9月13日(土) 1日目 晴れも頂上付近はガス
朝7時に札幌市内でお友達に拾って貰い、
24時間営業のスーパーにて山中の食糧を買い込む。
私的希望にて晩はキムチ鍋とあいなりました。
中山峠でドカンと見えるはずの羊蹄山ですが、今日はその姿を見せてくれません。
途中、綺麗な円錐を描く山があり、すわっ!と思いましたが、
それはニセ羊蹄でした。尻別岳という山だそうです。
倶知安コース登山口は寂れたテント場と30台くらい停められそうな駐車場とトイレと。
週半ばの荒天などであきらめた人が多かったのか?
AM10時前という舐めた時間にもかかわらず、駐車場は10台くらいしか
停まってませんでした。
倶知安コースは非常に整備されていて危険箇所ナシです。
羊蹄山は、標高400m弱から登るためか、
「1合目」から標識が立ってます。
普段、3とか5合目くらいから登ることが多いため、
「1」からとなるとなかなか気が重いです。
しかしながら天気予報は、どうやら良い方にハズレたようです。
高度を上げていくと、倶知安の街並みやニセコアンヌプリが。
ニセコアンヌプリはスキー場でずたずたにされた感もありましたが、
その姿は威風堂々で、いつかやってみたいと思うものでした。
高度を増していくと、傾斜もきつくなりました。
紅葉も始まっているようです。
初日の1300mを登り切りあとは小屋まで水平移動です。
小屋は2013年新築と言うことで非常に綺麗でしたが、
1)収容人数が100人→40人と大幅減です。
となりに残るのが古い小屋?
スペース的な問題もあるのでしょうがちょっと改悪では・・・
2)基本的に、1段ベッドのようになっていましたが、
混み合ったらその下のスペースにも寝てもらうとのことでした。
今日は、下のスペースを使うまでの混みようではありませんでしたが、
上の通常スペースはびっしり詰まっていたので、下のスペースに入り込みましたが、
これが「高さ」が狭い低い。
上のスペースは立ち上がっても天井に付かないくらいなのに
下のスペースは身体を起こすこともできないくらい狭い。
なんなんでしょう この設計?
小屋の管理人さんは親切で良い方でした。
ありがとうございました。
美味い鍋を食して就寝。
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9月14日(日) 2日目 ど快晴
鉛色の北海道で、1週間堪え忍んだことが報われる日が来ました!
希に見る好天、快晴です!
朝食を摂った後、最小限の荷物を持って最高峰へ。
霜柱もそこかしこにある寒い朝でしたが、
これほどの快晴の前ではそんなことはどうでも良い感じでした。
ほどなくお鉢に入り、子釜、母釜、と行き、
大迫力の父釜を眼下に最高峰を極めました。
遠くに洞爺湖も拝むことができ、なかなかの大展望です。
お鉢の南側は、(危)マークがある箇所ですが、
小屋の管理人さんからも、「自分の目で見て判断すれば良い」との言を頂いており、
同行者とも相談した結果、GOと。
結果的にはそんなに構えるほどの危険箇所ではありませんでした。
ペンキ印を忠実に辿れば問題なく行けるでしょう。
小屋に戻って撤収作業を完了した後、
往路の倶知安コースを戻るか、真狩コースを下るかミニ会議。
麓のタクシー、「羊蹄ハイヤー」に問い合わせたところ、
真狩登山口から倶知安登山口まではだいたい4000円くらいとのこと。
なかなか来れない羊蹄山。せっかくなんで、真狩コースを下ってみることにしました。
真狩コースの上部は、段差が大きく、ちょっと険しい感じです。
比較するなら、倶知安コースの方が易しい気がします。
が、整備されており、危険箇所はありません。
洞爺湖や、ニセ羊蹄(尻別岳)などを眺めながら、
頂上から約1600mの下降になります。これもなかなかきつい。
真狩コースは比較的、どこでも電波が届くようでした。
(自己責任で確認ください)
下山直前に羊蹄ハイヤーを呼んだら、
下山時にはすでに真狩登山口で待っていてくれました。
羊蹄ハイヤーの運転手の方によりますと、
ニセコアンヌプリのうち、
「ヌプリ」は「山」を意味し、
「ニセコアン」は「崖のある」という意味だそうです。
つまり「ニセコアンヌプリ」=「崖のある山」だそうな。
タクシーからも雲一つ無い蝦夷富士が美しいです。
舞い戻った倶知安コースの駐車場は、
昨日とは打って変わっての大盛況。路駐も出てました。
今晩の小屋は阿鼻叫喚図でしょうか?
ミルク工房からの羊蹄山の展望が素晴らしいということで
クルマを走らせ、ニセコ五色温泉とまっかり温泉をはしごして
札幌へと戻りました。
まっかり温泉は、羊蹄山がどかんと正面に鎮座する最高の
ロケーションですので、これはおすすめです。
最後まで雲一つかぶらない羊蹄山でした。
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