奥入瀬渓流 アイスクライミング


- GPS
- 05:50
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 280m
- 下り
- 274m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山岳部員をアイスクライミングに連れて行った
冬季登攀には欠かせないピオレトラクションの技術、体験させたかった。初心者にしては難しい傾斜だったが、良い経験になったと思う。
まずは最初、私がリードしてトップロープをセットしに行く。序盤こそ順調だったが、氷壁の3/4あたりから氷が薄くなり始める。岩との間に水が流れ、いちばん短いアイススクリューでも先端が氷と岩の間にすっぽ抜けたため、これ以上のリードは危険と判断。スクリュー2本と固定分散でアンカーを作り、ロワーダウンしてもらった。トップロープは高巻きして上から懸垂下降をしてセットした。
私以外の全員が氷壁の登攀は初めてだったが、なかなかうまく登れていた。最初こそ生まれたての小鹿のような足取りだったが、次第に動きが洗練されていったように見えた。ピッケルとアイゼンを少ない振りの回数でしっかり決められるよう、経験を積み重ねていってほしい。
今回教えたこと、山岳部員用に以下にまとめる
【登り方】
ピッケルもアイゼンもどこでも決められる訳ではない。凹んでいる部分など、弱点を的確に狙って少ない振りの回数で決めれるようにすること。
ピッケルとアイゼンで三角形バランスを意識する。四角に近くになるほどバランスは崩れる。
氷の脆さを見極めること。極端に気温が上がったり、水が流れている場合は無理をせず登攀中止すること。
【支点構築】
アイススクリューは氷の凸部にはセットしない。凹んだ平たい部分を狙う。2、3回左右に回して氷に穴を開けた後、3回ほど時計回りに回してスクリューが落ちないくらいまで氷に入れたら、ハンドルをぐるぐる回して最後までスクリューを入れる。
今回教えたこと、春合宿に活かしてほしい。これからも少しずつ、経験を積んでいこう。もちろん楽しむことも忘れずに。
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