大朝日岳 (1750mまで)
- GPS
- 13:49
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,067m
- 下り
- 2,059m
コースタイム
天候 | 強風&山頂ホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道のドでかい砂防ダムの脇の道が危険。 ダム側は崖なうえに雪で片斜面になっており、落ちたら即死。 あまり端を歩かないこと。 |
その他周辺情報 | 林道の最終除雪地点は私有地。 車は古寺鉱泉に行く道の除雪終了地点に置くこと。 大井沢温泉 湯ったり館 300円で入れるいい湯 |
写真
感想
飯豊山から北の東北地方の山は厳冬期にはなかなか晴れない。
今回ようやく高気圧が直撃してくる予報で大朝日岳に出撃したが、まさかのホワイトアウト。
風も強く、山頂近くの稜線は風速30mはあったと思う。
晴れていれば爆風でも頑張ったのだが、ホワイトアウトではどうしようもない。
来年の宿題ができてしまった。
東京から朝日は遠い。
間違いなく大好きな山域なのだが、越後や南会津のように胸を張って言えるほど通えていないのが現状だ。でも好き。
根子集落は大鳥ほど遠くは無いがそれでも片道450kmはある。
運転後、寝ないでそのまま歩き出すと吐きそうになることはわかってるので前日は月山に行って、よく寝てから大朝日岳へ向かった。
根子集落には既に4台の車。僕は人のいない山が好きなので少し残念ではあったが、お会いした方々(スキーヤー3人PT,スノーシュー1人)は皆とてもいい人で楽しかった。前日のトレースを追い快適に進む。夜は月明かりの下歩くことができた。月齢は山を彩る大事な要素だ。夜明け前は眠過ぎて何度か立ち止まって寝ていた。
ハナヌキ峰を過ぎると、稜線はとにかく終始風が強く休憩もままならない。風に飛ばされた粉雪は細かく、隙間という隙間に侵入してくる。ブーツのシェルの隙間から入ってくるので困った。
小朝日岳に雪煙が舞い朝日に照らされる。爆風だからこその美しさ。主稜線も赤く染まる。感傷に浸る余裕が無いほど風が強く、そそくさと写真を撮って歩き出すのがもどかしい。
銀玉水を過ぎたあたりでホワイトアウトしてしまい、風も身の危険を感じるほど強くなった。シールトラブルもありここで撤退。入リソウカ沢へ逃げ込むもスーパーモナカ。風が凌げるだけマシだった。小屋泊の先行パーティの小寺山へ登り上げる尾根の取り付きのライン取りが上手く、勉強になった。爆風の中高度を下げて、ハナヌキ峰から少しだけ生きた雪を滑ることができた。林道は春の様相でシールがよく滑った。根子川を見ながら休憩していた先行3人の姿にほっこりした。
残念ながらピークには行けなかったが、厳冬の朝日連峰の厳しさと美しさを味わえた。
大井沢温泉 湯ったり館にお会いした地元のスキーヤーが撮影した厳冬の朝日連峰の写真が何枚かあるので是非立ち寄ってほしい。
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