記録ID: 5184909
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍
【厳冬期】常念岳東尾根(途中敗退)【テン泊装備で日帰り】
2023年02月17日(金) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 13:14
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,959m
- 下り
- 1,954m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
長野道安曇野ICから約30分。アクセス良好 |
コース状況/ 危険箇所等 |
そうだ!常念行こう! と去年から狙っていた冬季バリエーションルートの東尾根を一泊二日で狙いました。 バリエーションルートと言っても、人気でほぼ登山道。 今回はしばらく降雪が無かったのでトレースバッチリでした。 深夜一時に起床して出発。 烏川第一発電所駐車場を出発できたのが4時半。 約一時間の林道歩きでした。橋の手前のトイレは空いていて、用を足せました(ありがたい) NO63の案内板から登山道に入り、有名な鉄塔の下を抜けて、つらつらと上がっていきます。 今回、初日は快晴、翌日がやや悪い予報で 両日ともに15m/sの強風予報。 co2000位に幕営予定でしたが、co1450付近、急登の途中突然道の脇に一張の幕営痕が! かなりタイラに慣らしてあり良さそう。 本日中のアタックを決めて、ここをテン場にし身軽で山頂を目指すことにします。 約一時間かかり設営と出発。 途中日帰りソロの男性が上がってきて少し話す。 重たいスノーシュー、今日のコンディションならいらないんじゃない?って話になり、僕らのテントの横なら目立つだろうと言うことでそこにデポして先に行きました。 その後、もう一人日帰り男性に抜かれて、この日登ってきた人は4人でした。 元々狙っていたco2000付近はかなり広いテン場があり。前日泊が二張。それぞれソロの男女でした。 その方たちは途中スライドして、今日下山されるとのこと。 僕らはヘッデンでもテントに戻れば良いやって気分で、のんひり歩いてました。 森林限界あたりにストックを一本デポ。 ピッケルとストック一本づつで歩くことにしました。 稜線に出ると最高の景色! 先行者が前常念手前を歩いてるのが見える。 妻が大分疲れているようで、ちょっと心配。 「15時に山頂だって良いからね。ゆっくり行こう」と声をかけるものの辛そう。 クライミング的な目線では、 妻は岩稜帯も問題なさそうだが、足者が少しフラついているようにも見えた。 前常念の少し手前co2500付近にて下山を決意。 この時点で12:30頃か。 妻に相談した 「テント泊してもいいけど、今日中に下山しない?」「確かに。できるならそれが良いね!」 途中ストックを回収して、お互いにピッケルをザックに付け合う。 雪山の下山は早いもので、二時間後位には標高を1000メートル落としてテント場に。 撤収していると、ある事に気がつく。 「ピッケルがない!」 あちゃー、どうやら妻が付けてくれたのが不十分まったよう。自分もちゃんと確認しなかったのがいけなかった。 どの地点で落としたのか想像もつかない。 探しに行く時間も気力も体力も無い。 山にゴミを残すのも残念だがこのまま下山することにした。 テントを畳んだので、 行きに僕らのテン場にスノーシューをデポした若者が見落とさないように、彼のスノーシューをわかりやすい位置に置き、下山を開始した。 その五分後位に、スノーシューの若者に追いつかれた。 どうやら山頂まで行けたようで、軽荷とはいえ体力あるなぁと感心していたら 「あ、そうだ。ピッケル落としてませんか?」 !!! なんと拾って届けてくれた。 ありがたすぎる。 その時ちゃんとお礼を言えなかったのが悔やまれる(言ったんだけど物足りない)が、ありがたく受け取った。 その後、重いザックでひーこら下山して、6時近くに車につきその日のうちに東京へ帰ってきた。 ワンデイなのかテン泊なのか、非常に悪い所取りの山行だったが。。(はじめから日帰り装備の軽荷で、テント設営撤収の時間が無ければ上まで行けた可能性があった) しかし素晴らしい天候と、素晴らしい方に助けてもらい良い思い出となった。 |
写真
撮影機器:
感想
ワンデイとテント泊の悪いところ取りは以前にもあり、得意なのかなと思い始めています(笑)
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