菌界10)ホンシメジの株立ちを眺め、二男夫婦と秋本番の奥多摩
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 313m
- 下り
- 364m
天候 | 快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
二男夫婦がやってきて、今回は、奥多摩のいままでに入ったことのないエリアで、森を探索した。
標高を上げた森では、きのこが時期を迎えていた。
とくに、ホンシメジのシロに出くわしたのは、時期もルート選びも幸運だった。去年の山ではわずか2株くらいで、今後を考えてわずかを味見できただけ。今回の山では、これまで体験したことがない規模の、ホンシメジの「群落」に出会えた。
マツタケと対比されるホンシメジだが、ともに人工栽培がむずかしい。とくにホンシメジは、森で出会える確率がマツタケよりもずっと小さく、また群生も少ない。そもそも発生量が少ない。
野生のホンシメジのこれだけの規模のフィールドに入り込むことができて、幸せだった。少しずつ、さらにエリアが広がるのを見守りたい。
安定供給が不可能なこのきのこ。
いままでの体験では、去年、やはり奥多摩で、株立ちした小さめのホンシメジでなんとか1回分の「ホンシメジご飯」を炊いたのが1回。それと、遡ること30年前、お宿で「ほんしめじご飯」に運よくめぐり合えたことが1度あったきり。長野県や新潟県の道路わきのきのこ売店でも、高値で置いているどころか、そもそも売りに出すほどの供給はできない、きのこだ。
自分たちで採集したホンシメジをたっぷり入れた「ホンシメジご飯」は、出汁が浸み渡ったご飯が秀逸。まさにきのこご飯の王道だった。
追加で、ホンシメジを乾燥保存してみての体験から一言。
シイタケなどは、きのこを干しあげると、そのまま保存できる。
しかし、ホンシメジの場合は、
干す前の生の容量の3分の1、
重さで言えば、5分の1、
くらいに干しあげても、
1昼夜、真空パックに入れている間に、小さくなったホンシメジが、残った水分のために、再び、しっとり水気を帯びてくる。
このままだと常温では、すぐ傷む。
初体験でこういう目に遭ったために、途中で再び、天日干しし、今度はポリ袋に密閉したまま、冷凍してみた。
4日後、これをつかって炊き込みご飯をつくったら、生のときにまして、良い風味のホンシメジご飯になった。しゃきしゃきした歯ごたえも健在。
ただ、戻った大きさは、収穫時に比べ4割ほどまでしか回復していない。
干して保存する場合、湿気を吸いやすいために、乾燥パッキングするだけでなく、水気を極限にまで抜き出すような徹底した干しあげをし、冷凍保存するのが良いようだった。
この方法とは別に、生を茹でて、冷凍保存する方法もあるが、これではかさばる。
コメント
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こんばんは!
素晴らしいですね!
ホンシメジがこんなに群生しているのを見たことがありません。
ホンシメジごはん、美味しそうです
我が家では昨日、今年初の”ぶなはりご飯”でした。
今年は、晩秋のキノコも早めに出てきているようです。
ちっちゃいナメコを見かけました。
きのこ最盛期ですね!
mitugasiwaさん、今回は林相や斜面の様子などに目を向けながら歩いて、登って、偶然、出会えました。ここは人が入ることも稀れなエリアですから、真面目に探せばもっと奥行きが深く、それだけ出会いがある場所と思いました。
ホンシメジご飯は、最高です。匂いとうまみが、たまりません。
若ヨメさんは、実家で翌晩に、また炊いたそうです。
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