仙丈ヶ岳(山頂で御嶽山噴火に遭遇)


- GPS
- 05:09
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はありませんでした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
写真付きの感想は、ブログ「週末は歩きing」をご覧ください。
http://tosyjp.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
南アルプスの仙丈ヶ岳を歩いてきました。
これまで、南アルプスはアクセスが悪いイメージがあり敬遠してきましたが、
8月末に広河原までの通行止めが解除されたのを機に、北岳の下見を兼ねて広河原へ。
北沢峠でバスを降りると、仙丈ヶ岳への登山口は目の前。
9時25分、仙丈ヶ岳目指してGo!
帰りのバスまで6時間。コースタイムは7時間10分。
コースタイムどおりの時間では間に合わないので、少し気合を入れて歩きます。
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しばらくは樹林帯を進みます。
バスの運転手さんの情報によると、昨日、今日でだいぶ紅葉が進んできたそうです。
下山者より「仙丈ヶ岳の上の方は見頃を迎えて素晴らしい」とのことで期待が膨らみます。
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五合目の大滝頭まできました。
コースタイムは2時間ですが、ここまで50分。
少し飛ばし過ぎですが、日帰りは大丈夫そうと確信しました。
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小仙丈ヶ岳に向けて、だんだん勾配が急になります。
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突然、視界が開け後ろを振り返ると目の前に甲斐駒ケ岳が。
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正面は、一瞬ゴールの仙丈ヶ岳かと思いましたが、手前の小仙丈ヶ岳でした。。
そんなに甘くはありません。
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鳳凰三山。
左の方に空に突出した岩塔、オベリスクがはっきりと見えます。
まるで乳首のようです。
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あまりの景色の良さに、皆さん立ち止まって動きません。
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富士山は雲ひとつありませんでした。
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仙丈ヶ岳の紅葉の主役級、ウラシマ(裏縞)ツツジが真っ赤に。
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ナナカマドの実も真っ赤。
実は熟しきっても腐ることはなく、やがて葉が落ちても、雪が降ってもずっと枝の上に残っているそうです。
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小仙丈ヶ岳に到着。
やっとゴールの山頂が見えてきました。
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国内の高い山のOne、Two、Threeがフレームに。
左から富士山(3776m)、北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)。
間ノ岳は標高改定で3位に浮上し、北岳から縦走する人が増えているそうです。
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仙丈ヶ岳東斜面の小仙丈カール。
なだらかな山容で「南アルプスの女王」と呼ばれているのもわかります。
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小仙丈ヶ岳からは稜線漫歩です。
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仙丈小屋分岐まできました。
頂上までもうすぐです。
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仙丈ヶ岳の北斜面には藪沢カールが。
氷河が削った跡だそうです。
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山頂から人の声が聞こえてきました。
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北沢峠からスタートして、2時間半で仙丈ヶ岳へ登頂しました。
山頂からも、One、Two、Threeが見えます。
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昼食をとっていると、御嶽山の方角で積乱雲が。
最初は小さかったのですが急速に発達しているので、もしかしたらここまでくるのではないかと山頂でも話題に。
これにより大仙丈ヶ岳への縦走を諦めた方も。
帰りの車の中で御嶽山が噴火したことを知りました。
結局本日は仙丈ヶ岳としましたが、実は並行して検討していた山が御嶽山。
もしも御嶽山へ行っていたら大変なことに。
被災された方々の一刻も早い救助を祈ります。
噴火25分後(12時18分)の写真です。
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12時30分、下山を開始します。
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千丈小屋分岐まで戻ってきました。
北沢峠へピストンします。
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小仙丈ヶ岳までは、気持ちがいい稜線歩きとなります。
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振り向いて、小仙丈ヶ岳を見上げた写真。
午前中よりも紅葉が進んでいるような気がしました。
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樹林帯まで来ると苔むしてきます。
先週、北八ヶ岳でたくさん見た「カギカモジゴケ」が。
もう名前を覚えました。
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小さな芽も紅葉に。
まるで自然の小宇宙です。
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14時35分、北沢峠まで無事に戻ってきました。
バスは15時30分出発の予定でしたが、15時前に臨時バスが出て予定よりも早く芦安駐車場に戻ることができました。
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帰りの中央道は順調。
相模湖ICで下車し、18時57分に自宅(町田)到着。
(まとめ)
・南アルプスへのアクセスは思ったよりも悪くありませんでした。
人が集まると9人乗りの乗合タクシーが時刻表前倒しでどんどん出ていきます。
八ヶ岳よりも近くに素晴らしい山域が。
北アルプスほどの険しさはありませんが、とにかく山が大きく深いです。
広河原から北岳を見上げましたが、相当な体力が必要そうだと感じました。
南アルプス、気に入りました。
もっと体を鍛えて、ぜひ一通り歩いて見たいと思います。
追記
9月27日に発生した御嶽山の噴火により、多くの方々が死傷される事態になりました。
お亡くなりになった方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
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