宝登山・長瀞アルプス '23 2/19

2023年02月19日(日) [日帰り]

• GPS: 04:16
• 距離: 11.3km
• 登り: 466m
• 下り: 478m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:11

距離 11.3km 登り 468m 下り 489m

8:43 上長瀞駅
8:58 8:59 権田山
9:13 9:14 宝登山麓駅
9:21 宝登山神社
10:03 10:04 宝登山頂駅
10:33 宝登山
10:51 宝登山入口（「毒キノコに注意」案内板）
10:58 10:59 奈良沢峠
11:06 野上峠
11:10 11:11 氷池分岐
11:26 防山分岐
11:31 鳶岩分岐
11:45 11:46 長瀞アルプス登山口
12:49 長瀞町役場
12:54 野上駅

天候

晴れのち曇り、にわか雨

アクセス

利用交通機関：

電車

【行き】
〜東武東上線〜秩父鉄道秩父本線

【帰り】
秩父鉄道秩父本線〜高崎線〜京浜東北線〜

全線でIC可。

コース状況／危険箇所等

コース定数（概算）：16
宝登山〜宝登山入口…急階段
【クマ生息域】

その他周辺情報

飲食店・自動販売機は宝登山と下山後。
トイレは上長瀞駅（改札内）、宝登山並木参道観光トイレ、宝登山頂駅、長瀞アルプス観光トイレ、野上駅前公衆トイレ。

写真

2/19 8:35

窓がガタピシな秩父鉄道に揺られて朝の上長瀞駅。誰も下りずホームにただ1人。前方の山は蓑山（587m）。

2/19 8:36

駅前から西北西。駅舎の右、左側が禿げているのが宝登山（497m）。南面にロウバイやウメなど落葉樹の園地があるため、冬季は片方おハゲになります。駅舎左は標高点265m。権田山（232m）は見えていません。トイレは改札内。断りを入れて利用可能。

2/19 8:45

上長瀞No.1踏切を通過して上長瀞交差点。振り返って背後の山は幕岩山（420m）、四等三角点谷草（418m）の辺り。

2/19 8:48

通学路で左折。

2/19 8:50

権田山遊歩道入口。道端のビニール袋を拾い上げたら人糞入りでした。朝から何てこと…。ゴミは拾える範囲で拾っていますが、排泄物はやっぱり…気持ち的にダメでした。

2/19 8:54

この近辺は「わたしの桜」植栽地。それぞれのサクラの脇にはプレートが立てられ、オーナーの名と、卒業記念、生誕記念など植樹の理由が記されています。

2/19 8:58

権田山山頂。道標に山名標がついています。背後を振り返ると木々を透かして長瀞の街並みが見えます。ここから一旦下り。

2/19 9:00

分岐。道標あり。右折すると中央口・蛍池通り・野土山（209m）に向かうとの事。この辺りまで来るとロープウェイの音が聞こえ始めます。

2/19 9:03

ゆったりとした林の中の道です。

2/19 9:05

この辺りはササ藪。

2/19 9:07

左に踏み跡あり。行く手には電波塔の記号があり、巡視路と思われます。

2/19 9:08

サクラの園地。遊歩道を不動堂に向けて下りていきます。眼下には宝登山ロープウェイの駐車場。この時間はまだ半分ほど空きがあります。

2/19 9:11

長瀞山不動寺の不動堂。しだれ梅はまだこれから。すぐ先にはロウバイの列植があり、時折ふっと良い香りが鼻をくすぐります。

2/19 9:15

ロープウェイの下を通って坂を上り、ここで一旦右折。宝登山神社に寄り道します。

2/19 9:19

墓地の脇を通り、秩父農工科学高校の榊苗百二十本 奉納碑を見て下ってきた所。道は途中からコンクリート舗装です。宝登山神社も朝の内は人が少なめ。長瀞駅に向かって少し歩いたところに宝登山並木参道観光トイレがあります。

2/19 9:20

宝登山神社 本殿。社殿は権現造。彩色豊かな組物・彫刻は秩父三社に共通の特徴です。龍や鳳凰に四神など、探してみるのも楽しいと思います。

2/19 9:20

阿。

2/19 9:21

吽。

2/19 9:22

天満天神社。

2/19 9:23

宝玉稲荷神社。

2/19 9:24

會慶山玉泉寺 本堂と参集殿。天井絵と欄間彫刻が町指定文化財なのだそう。山門をくぐって駐車場に下ります。

2/19 9:28

宝登山神社売店の右手、団体バス専用駐車場の周りには石碑が並びます。関根憲治像、金子兜太句碑、神馬の像など。

2/19 9:39

寄り道から復帰し、広い道を進みます。ここから左に登山道が分岐。登山道はこの先何度も広い道と交差します。

2/19 9:42

右から道が合流します。長瀞観音霊苑から上ってくる道のようです。分岐には道標と関東ふれあいの道の石塔あり。

2/19 9:46

「宝登山の植生（関東ふれあいの道）」「埼玉県トラック協会の森づくり」看板を通り過ぎ、ここから登山道へ。広い道を離れます。

2/19 9:49

広い道の「JATAの森」看板脇に飛び出して少し歩き、ここからまた広い道を離れます。

2/19 9:50

谷筋のぬかるみを通り抜けて日当たりの良い場所に。ここで右折してやや急な坂を上ります。写真左手、東方向は外秩父の峰々が見えます。

2/19 9:54

やや急な坂を上り切って広い道に出、再びここから登山道へ。この辺りは「埼玉森林サポータークラブの森」との事。宝登山は植林地がたくさんです。ここも背後に外秩父の山並みが良く見えます。

2/19 9:58

広い道に出て、この階段が最後の登山道取り付き。左手には「社用地です 車の乗り入れ ご遠慮下さい」の看板。宝登山ロープウェイの管理道かもしれません。

2/19 10:00

ツツジ園の中の石段を通り抜け、左に見えている宝登山頂レストハウスの脇に出ます。

2/19 10:02

宝登山ロープウェイ 宝登山頂駅の手前は東面の展望所です。南東。右の裾野は蓑山。右から、左肩が盛り上がっている大霧山（767m）、一段奥に明瞭な笠山（837m）、稜線上分かりにくいですが愛宕山（655m）、皇鈴山（679m）と続き、電波塔右のピークが登谷山（668m）、電波塔のあるピークが三沢雨乞山（658m）。左端木の裏に突出する山が釜伏山（582m）。画面外左は金ヶ岳（373m）の辺りまで見えます。

2/19 10:03

宝登山ロープウェイ 宝登山頂駅。右から回り込んだ裏にトイレあります。

2/19 10:04

ウメとロウバイが花期です。ロウバイはピークを過ぎた辺り、ウメは紅梅がピークアウト、白梅がこれからという感じでした。

2/19 10:04

宝登山頂駅の裏は西面の展望所。ベンチもあります。西南西。右端は城峯山（1038m）、正面台状の山は両神山（1723m）。両神山の左は天狗山（655m）と破風山（627m）。晴れていれば破風山のちょうど奥に甲武信ヶ岳（2475m）が見えるはずです。破風山の左は四阿屋山（772m）と秩父御岳山（1080m）と思われますが、霞んでいて判然としません。

2/19 10:04

南南西。右手、笠取山（1953m）の方角はガスで見えません。雲取山（2017m）もおそらく見えておらず、熊倉山（1427m）から酉谷山（天目山）（1718m）の辺りが見えているようです。

2/19 10:06

フクジュソウもちらほら。

2/19 10:09

梅百花園。その名の通り、多くの品種が植えられています。多品種ゆえ咲く時期はバラバラ、一斉に咲く感じではないです。それぞれ品種の表示があるので、自分のお気に入りの品種を探すのも一興です。

2/19 10:11

八重野梅（やえやばい）。

2/19 10:12

八重野梅。

2/19 10:13

梅郷（ばいごう）。

2/19 10:13

朱鷺の舞（ときのまい）。

2/19 10:15

鹿児島紅（かごしまこう）。

2/19 10:17

玉牡丹（たまぼたん）。

2/19 10:19

八重野梅。

2/19 10:22

冬至（とうじ）。

2/19 10:24

南。ウメの向こうに秩父盆地。右の高まりは酉谷山の辺り。正面は武甲山（1304m）。左のゆるやかなピークが武川岳（1052m）、その左の三角のピークが二子山（883m）。左手前の蓑山は裾野がゆったりとしています。

2/19 10:28

もう少し上ってロウバイ園から南南東を振り返り。

2/19 10:28

遮るものなく、南東の展望も良好です。

2/19 10:30

「寳登山は千古の霊場」の看板から歩いてすぐ、宝登山神社奥宮。手前にはテーブルベンチと売店があります。眷属はお犬様。秩父です。

2/19 10:34

宝登山山頂。人だらけです。多くの人が南面の展望を前に大休止を取っていました。昼食は下山後のつもりなので、ここで止まらず先へ進みます。

2/19 10:36

長瀞アルプスに向けて下り始め。宝登山入口まで長い階段です。

2/19 10:40

この辺りはゴツゴツ。

2/19 10:45

ここは一段一段が大きく、下りも上りも大変です。

2/19 10:48

屈曲点。もうひと下りで宝登山入口です。

2/19 10:49

やや湿り気があり、土が滑りやすくなっています。

2/19 10:51

宝登山入口。ここから舗装路。次々に登山客がやってきては宝登山に向けて上っていきます。

2/19 10:53

奈良沢峠まで舗装路。林道本山根線です。

2/19 10:56

道中でこのカーブのみ、凍結残っていました。

2/19 10:58

奈良沢峠。ここから林道本山根線を離れ、土の道です。

2/19 11:01

小鳥峠。

2/19 11:03

野上峠へ下り。

2/19 11:09

野上峠からこの辺りまでに道の左肩（西側）が崩れているところあります。ロープが張られていて道幅も広いので特に問題はありません。

2/19 11:10

防山分岐。

2/19 11:13

林の中へ。

2/19 11:14

屈曲点。右に折れていきます。この辺りも土がやや湿っぽい感じです。

2/19 11:18

道は右に曲がっていきますが、左の小ピークに踏み跡がついているので寄り道。特に展望などはありませんでした。

2/19 11:20

この辺りでぱらりと雨粒。そろそろ降るかなと観念。

2/19 11:23

道は左に曲がっていきます。雨がぱらぱらしてきました。

2/19 11:24

防山分岐へ細い道。

2/19 11:28

防山分岐を過ぎた辺り。分岐では防山（353m）方面から歩いて来た方に遭遇。聞くところによると、防山・天狗山（342m）の辺りはYAMAPでは通行禁止だけど、崩落なく普通に歩けたし、何で通行止めなんだろうね？との事。理由は分かりませんが、崩落などではないとすると、地権者の方の事情かもしれません。

2/19 11:29

環境整備協力金のポスト。100円。奥にも赤いポストがあります。あちらは反対方向に進む登山者に向けたもの。

2/19 11:32

鳶岩分岐を通過。この先ちょっとだけ露岩があります。

2/19 11:36

ゆるゆる下っていきます。

2/19 11:39

屈曲点。ここから右折して尾根を外れ、沢筋に下っていきます。

2/19 11:41

谷地形に下りてきました。

2/19 11:42

右手に階段あり。

2/19 11:44

ゆるい谷底を辿ってきてすぐ先で右折。

2/19 11:45

下山しました。雨はまだぱらついています。

2/19 11:47

萬福寺を通り過ぎてT字路。野上駅は右ですが、昼食のお目当てがあるので左へ向かいます。

2/19 11:47

長瀞アルプス観光トイレ。トイレの整備があるという事は、それだけ登る人が多いという事です。

2/19 11:51

県道13号線を渡ります。

2/19 11:52

この十字路を右折します。正面、道真っ直ぐの先にあるピークは不動山（野上雨乞山）（549m）。右手の山は標高点364m。

2/19 11:54

かわらんち さん。地元のお爺ちゃんがコーヒーを飲みにくる感じのお店です。お目当ては山いもステーキ。入店前からワクワクです。

2/19 12:13

山いもステーキセット（700円）。山いもステーキはスライスではなくとろろを焼いたタイプ。サラダもついてきます。ソフトドリンクは200円。贅沢にアイスコーヒーもつけました。

2/19 12:26

ゼリー（300円）。アイスのせです。ゼリーは桃の味でした。

2/19 12:40

満腹で満足です。野上駅に向かいます。食事中GPSログの中断を忘れていました。歩くペースが1.0〜1.1になっていますが、実際はいつも通り0.8辺りです。

2/19 12:43

ここで道を横断して右折。諏訪沢橋側道橋を渡ります。この先酒屋手前の短区間が歩道なし。

2/19 12:47

ここから一旦歩道なし。

2/19 12:48

交通安全地蔵菩薩。左脇には「けがなし耳かきのお守り」のいわれが書かれています。ここから歩道あり。道の右手は長瀞町役場です。

2/19 12:49

県立長瀞玉淀自然公園の案内図。まだ都幾川村があった時代のもので年季が入っています。

2/19 12:49

町立長瀞中学校の向こう、辿ってきた長瀞アルプスが見えます。

2/19 12:50

歩道なし。すぐ先の信号を左折、路地に入ります。

2/19 12:51

樋口No.16踏切。ここから野上駅まで線路脇に歩道があります。前方には蓑山。

2/19 12:51

右手に長瀞アルプス。

2/19 12:54

樋口No.17踏切と秩父鉄道野上保線班の建屋を通り過ぎて、野上駅前公衆トイレ。右脇には宮沢賢治歌碑もあります。解説によると、賢治が地質調査でこの地を訪れた際に詠んだ歌との事。

2/19 12:56

野上駅。ローカル感があります。

2/19 12:57

東南東。中央左、尖って良く目立つ山が金ヶ岳。頂上には春日神社があるとの事。

2/19 12:57

影森・三峰口方面には蓑山。

2/19 12:59

寄居方面には存在感のある山。標高点364mの背後、樋口雨乞山（510m）です。

2/19 13:46

熊谷で乗換。熊谷駅を使うのは何気に初めてです。同県内とはいえ、東埼玉の人間にとって熊谷は縁遠い場所です。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

only-kaimon

■宝登山のいいところ
山麓には観光地・長瀞、山頂へはロープウェイが通じ、園地や小動物園の整備された山です。規模は違いますが、レジャーマウンテンとして弥彦山（634m）や御在所岳（1212m）、眉山（277m）に通じるものがあります。日本100低名山、花の50名山、関東百名山。

・・・

今年の観梅山行1本目。例年、2月からGW前までは花粉症のため山行を控えていました。今年は耳鼻科に行き、体調に気をつけ、準備を整え、避けてきた観梅山行に挑みました。

宝登山の梅百花園はお見事。関東では比較的小さい梅林ですが、百花の名を冠するだけあり品種が豊富でした。谷保天満宮など神社仏閣の梅園も良いですが、山の上は土地が広く自然に近くて開放的。また違った趣が魅力だと感じました。

長瀞アルプスは登山者多数。噂に聞く高尾山（599m）や筑波山（877m）ほどではないですが、再訪するならアルプスは避けて西に逃れ、満願の湯側に下りるのが良いかな、と思っています。

・ブルー
山行の前後2週は今年一の多忙さ。歩き始めも本調子じゃない感あり。序盤でウンチを拾いかけ、後半はにわか雨、ほんの少しブルーな山行でした。ブルー…そう、ブルー。ヤマレコマイレージが青くなりました。バンザイ。

・カメラ
ウメの花をiPhoneで撮っていて、大きなレンズが恋しくなりました。写真！という時はやっぱりカメラです。K-3II、X100F、STYLUS 1s、誰を次の山行に連れていくか…。