ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 519625
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

愛山渓-比布岳-北鎮岳-黒岳石室泊-黒岳

2014年09月27日(土) 〜 2014年09月28日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
25:25
距離
24.3km
登り
1,794m
下り
1,506m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:25
休憩
0:39
合計
7:04
7:28
28
7:56
7:56
65
9:01
9:06
123
11:09
11:25
26
11:51
11:53
14
12:07
12:10
74
13:24
13:36
9
13:45
13:46
16
14:02
14:02
30
14:32
2日目
山行
3:24
休憩
0:33
合計
3:57
4:56
43
5:39
5:39
38
6:17
6:20
29
6:49
7:00
19
7:19
7:28
45
8:13
8:23
30
天候 1日目 晴れ→曇り、強風
2日目 曇り、強風
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
軽アイゼン必携。
今回は使わずに済みましたが、使った方がより安全だったと思います。
登山口からすでにいい色。
1
登山口からすでにいい色。
黄葉が綺麗で、
何枚も何枚も同じような写真が。
2
何枚も何枚も同じような写真が。
絵画みたい。
苔にやわらかい陽が降り注ぐ
4
苔にやわらかい陽が降り注ぐ
てくてく
滝から振り返る
ロープ場。
こういう道はいつもわくわくします。
2
こういう道はいつもわくわくします。
シラタマノキ?
分岐です。
ここで沢から離れ、
分岐です。
ここで沢から離れ、
笹をくぐりぬけて、
笹をくぐりぬけて、
視界が開けます
振り返ると、沼が見え始めました。いい感じの色付き。
明日行くよ〜
3
振り返ると、沼が見え始めました。いい感じの色付き。
明日行くよ〜
中央に、スタート地点の愛山渓温泉。
1
中央に、スタート地点の愛山渓温泉。
草紅葉。
鮮やかな色よりも、やっぱりこういうやわらかい色が一番好きです^^
2
草紅葉。
鮮やかな色よりも、やっぱりこういうやわらかい色が一番好きです^^
這松地帯を通って、
1
這松地帯を通って、
目指す先が見えてきました。
目指す先が見えてきました。
この辺りからちらほらと雪が。
2
この辺りからちらほらと雪が。
永山岳着。
今日はガスに負けなかったぜ^^
5
永山岳着。
今日はガスに負けなかったぜ^^
愛別もくっきり。
1
愛別もくっきり。
この看板、やっぱりいい色。
1
この看板、やっぱりいい色。
向かう先に先行者。
空と地の色が似てる。
1
向かう先に先行者。
空と地の色が似てる。
旭岳も見えてきました。
奥には十勝連峰。
1
旭岳も見えてきました。
奥には十勝連峰。
比布岳へ向かう道は、
比布岳へ向かう道は、
右に旭岳
左には愛別
雪はやわらかく歩きやすいです。
雪はやわらかく歩きやすいです。
愛別岳へ、分岐からの稜線。
数日前と思われる足跡がうっすらありました。
来年は行こう。
5
愛別岳へ、分岐からの稜線。
数日前と思われる足跡がうっすらありました。
来年は行こう。
比布岳着。
ここからの下りは夏道がわからず、適当にズサーッと下ります。
1
ここからの下りは夏道がわからず、適当にズサーッと下ります。
振り返るとこんな感じ。
雪の方が歩きやすい〜♪
振り返るとこんな感じ。
雪の方が歩きやすい〜♪
調子にのるとズボります。
膝しゃっこい!
6
調子にのるとズボります。
膝しゃっこい!
普段はなにげなく見てる道標も、こういう時はすごく心強い。
2
普段はなにげなく見てる道標も、こういう時はすごく心強い。
何も書いていない看板でも、しかり。
孤独指数を少し減らしてくれる。
2
何も書いていない看板でも、しかり。
孤独指数を少し減らしてくれる。
昨年はじめて冬山に足を踏み入れ、その静けさ美しさに魅せられました。
冬の方が好きかもしれない、と思った。
8
昨年はじめて冬山に足を踏み入れ、その静けさ美しさに魅せられました。
冬の方が好きかもしれない、と思った。
だけどまた夏が来て、土のにおいや、岩のゴツゴツ感、木道をぽくぽく歩き、やっぱり夏が好きだなぁと思った。
4
だけどまた夏が来て、土のにおいや、岩のゴツゴツ感、木道をぽくぽく歩き、やっぱり夏が好きだなぁと思った。
そしてまた冬が来て、白く美しい世界に目を奪われる。

・・これってもしかして、ものすごく幸せなことかもしれない。
2014年09月27日 13:21撮影 by  ILCE-6000, SONY
7
9/27 13:21
そしてまた冬が来て、白く美しい世界に目を奪われる。

・・これってもしかして、ものすごく幸せなことかもしれない。
北鎮山頂までもうちょっとのところで太陽が!
雪面がつるんとしてますが、強めにキックすれば問題なく歩けました。
3
北鎮山頂までもうちょっとのところで太陽が!
雪面がつるんとしてますが、強めにキックすれば問題なく歩けました。
山頂からは気持ちの良い眺め。
でも実はものすごい強風!!
9
山頂からは気持ちの良い眺め。
でも実はものすごい強風!!
とんがってる。
存在感ありすぎる。
どこに居ても、あなたにピントが合ってしまう。
3
とんがってる。
存在感ありすぎる。
どこに居ても、あなたにピントが合ってしまう。
強風のわりに気温は高く寒くは無いけど、風の轟音に耐えられず、すぐに歩を進めます。
2
強風のわりに気温は高く寒くは無いけど、風の轟音に耐えられず、すぐに歩を進めます。
トムラウシ山をずんずんズーム。
5
トムラウシ山をずんずんズーム。
雪道を選んで、走るように下ります。
雪道を選んで、走るように下ります。
荒涼としていて寂しい。
こういうひとり歩きもいい。
2
荒涼としていて寂しい。
こういうひとり歩きもいい。
お鉢平展望台
石室へ。
この辺まで来てやっと風が穏やかになりホッとする。
石室へ。
この辺まで来てやっと風が穏やかになりホッとする。
石室着。
今日が静かに終わる。
7
今日が静かに終わる。
朝。5時ちょっと前。
2
朝。5時ちょっと前。
歩き出してすぐ、引き返す事を決める。
だけどもう少しだけ、歩いてみる。
歩き出してすぐ、引き返す事を決める。
だけどもう少しだけ、歩いてみる。
北鎮さんも顔どころか肩も見えません。
1
北鎮さんも顔どころか肩も見えません。
振り返る。
ものすごい速さの雲の隙間から、今日のはじまり。
3
振り返る。
ものすごい速さの雲の隙間から、今日のはじまり。
岩たちも陽を浴びて頬を染める。
1
岩たちも陽を浴びて頬を染める。
オレンジから
お鉢平展望台から北鎮への道。
すさまじい風で立っているのもギリギリ。
帰りに2回ほど飛ばされました。
1
お鉢平展望台から北鎮への道。
すさまじい風で立っているのもギリギリ。
帰りに2回ほど飛ばされました。
北鎮分岐までと思っていたけど、ガスの中だったのでここで引き返します。
1
北鎮分岐までと思っていたけど、ガスの中だったのでここで引き返します。
石室に戻る途中、テン泊していた愛山渓組のお二人と会いました。状況を説明し、一緒に戻ることに。
2
石室に戻る途中、テン泊していた愛山渓組のお二人と会いました。状況を説明し、一緒に戻ることに。
振り返る。
どんどん悪い雲が押し寄せます。
振り返る。
どんどん悪い雲が押し寄せます。
石室に着きました。
管理人さんのご厚意に甘えて、層雲峡に下りて愛山渓まで送って頂くことに。
石室に着きました。
管理人さんのご厚意に甘えて、層雲峡に下りて愛山渓まで送って頂くことに。
黒岳への登りの途中で振り返る。
もう何も見えなくなりました。。
黒岳への登りの途中で振り返る。
もう何も見えなくなりました。。
層雲峡への下り。
こちら側は穏やか。
1
層雲峡への下り。
こちら側は穏やか。
リフトはスルーして
1
リフトはスルーして
5合目まで歩きました。
2
5合目まで歩きました。
草紅葉。
やっぱり好きな色。
1
草紅葉。
やっぱり好きな色。
ロープウェイで降りて
ロープウェイで降りて
愛山渓へ。
時間もたっぷりあるし晴れているから沼の平へ行こうかと思ったけど、今日はおとなしく帰ります。
愛山渓へ。
時間もたっぷりあるし晴れているから沼の平へ行こうかと思ったけど、今日はおとなしく帰ります。
撮影機器:

感想

7月に来た時に、「黒で一泊して戻ってきた」という方とたくさんスライドして、
秋になったらぜひ歩きたい!と思っていたこのルート。
沼の平が泥んこだという情報と雨が続いたことでシーズンぎりぎりになってしまいましたが、
でもソロで小屋泊するにはちょうどいい空き具合。
雪のせいか、ルート上は予想を上回る閑散ぶりで、心細くも静かな山歩きができました。

石室の営業はこの日が今シーズン最後の週末。
テン場は1張り2名、小屋には私ともう一人のみ。
できるなら、「テントの方があったかい」説を確かめたかったけれど、
軽量化優先でテントデビューは来年に持ち越しとなりました。

土曜日の夕方の情報では、日曜日は9時から雨、風速20m/s!
あれ、いつのまにそんな予報に…?
愛山渓へは交通機関が無いし(最悪はタクシーをと思い、念のため現金は多めに持参していました)
できれば秋色の沼の平を歩きたい。
だけど危険とわかっていて進むつもりはない。。
悩んだ末、皆さんからのアドバイスを頂き、北鎮の肩まで歩いて判断することに。
夜中じゅうずっと風の音におびえ、疲れているのにあまり寝付けませんでした。

そして朝。うす暗い中を歩き出すも、
旭岳にかかる真っ黒い雲を見て、すぐに引き返すことを決めました。

普段は、晴れた日晴れる場所を選び歩くことが多いので、
ぽかぽかのんびりなレコを書くことが多いですが、山はいつも優しいわけじゃない。
立っていられないほどの強風の中、動くことができなくなったら体温を奪われる。
それがどういうものなのか、どこでどのタイミングで状況判断を下すべきなのか。。
知らなくていいこと、知っておくべきこと。
今回の山行での経験はごくごく一部分でしかないけれど、
少しずつ学び、自分なりの歩き方を見つけたいと強く感じました。
もっと天気の事、雲の事を知りたい。知らなければ。

アドバイスを頂いた方、お世話になった方々、有難うございました。
来年はたっぷりお土産持って石室に遊びに行かなくちゃ^^


帰宅後、御嶽山の事故を知りました。
山ではすべてが自己責任、どんな低山であれ危険は伴い、その覚悟をもって足を踏み入れる。。。
それをわかっていてもなお、心が痛みます。
今はただ、事態の一刻も早い収束を、そして情報の氾濫や過度な報道などでこれ以上の悲しみが増えないことを祈るばかりです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1108人

コメント

初めまして!
おそらく 時間的に、永山の途中ですれ違ったかもしれない者です。
石室まで行かれたのですね お鉢辺りは風強くなかったですか?
スイマセンしょーもない書き込みで。。。
2014/10/1 22:09
Re: 初めまして!
こんばんは。
おそらく、私がベンチで休憩している時に追い越していかれた方ですよね?
覚えてます^^

比布岳あたりからはずっと強風で、寒さより音に疲労しました。
沼の平を歩けたの羨ましい〜
このルートは来年もまた歩いてみようと思っています^^
2014/10/2 0:06
Re[2]: 初めまして!
遅レスですいません!!
(今日、羊蹄山に行ったレコを入れて気がつきました Σ(´Д`lll))
軽率な文章なのでレスいただけないかと思ってました!!(笑)

そうです!そうです!
ベンチにいた方かな?と思いまして 女性でソロっぽいなであの天気で歩かれてるんだと思い印象が残っていました。
今回、愛山渓から初めてだったので思いのほか良くて、来年も行こうと私も思います。

やっと最近本格的にソロのテン泊し始めたので、表大雪にもっと行こうと思っています
どごぞやで 偶然会いましたら よろしくお願いしますー!!^^
2014/10/13 18:34
Re[3]: 初めまして!
やっぱりそうですね。
ゆっくりだけどしっかり無駄のない歩き方をされていて、ベテランさんなんだな〜と思って後ろを歩いてました(^_^)
行きたい山はたくさんありますが、この山域は色んな季節を歩いてみたいです。

羊蹄山のレコ拝見しました。
新しい小屋いいですね。今年はもう無理かな〜

また、どこかでお会い出来るのを楽しみにしています( ´ ▽ ` )ノ
2014/10/15 20:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大雪山 [日帰り]
大雪山縦走北鎮岳ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 大雪山 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら