武庫川渓谷(旧福知山線廃線跡(生瀬→武田尾))


- GPS
- 02:17
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 137m
- 下り
- 86m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:17
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR(福知山線)武田尾駅 |
写真
感想
【武庫川渓谷】
・米ヶ淵
太多田川と合流するところにある。 江戸時代、三田や丹波方面から牛や馬の背に米俵を載せて、大坂の問屋へ向かい途中、この淵に一文銭を投げてこの日の米の相場を占ったという。 道中の休憩の座興として、水底に沈んだ銭の裏か表かで一喜一憂したので銭ヶ淵とも呼ばれた。
・漆ヶ淵
川の流れが鋭角になために出来た淵。 漆の漆の老木があってこの名がついたという。 深く大きな岩窟があって、この渦に巻き込まれると、岩のくぼみに閉じ込められて浮上できなくなる。 川底は河童の棲み家で、淵に入ってくるものを狙って引きずり込むと怖れられた。
・高座岩
有馬郡誌には上面7・8間、高さ4・5間のほぼ方形をなれる大岩石とある。 旱ばつになると、名塩や近郷の百姓たちの雨乞い場になっていたという。 岩の下が龍宮につうじて乙姫様の遊び場。 岩面を汚されると、それを嫌って乙姫様が雨を降らせると信じられていた。
・十次郎淵
4号トンネルを出た右下流にある淵。 名塩村の教行寺本堂建築の用材を、武庫川の水流を利用して運んでいたが、とりわけ大きい良木が淵に沈んで浮上しない。 そこで東山十次郎という老人が川底に入って見事浮上させたが、自らは不帰の人となったという。 小さな地蔵が祀られていたが、水害で流失した。
・溝滝
5号トンネル入り口から真下に見ることができる。 当時に名所案内、『塩渓風土略記』によると、「岩四方より押し出て川幅狭くなる所。 男滝と女滝があり、淵の底は千尋計り難し」とあり、かなり深い滝壺であったようである。 滝に鯉や鮎が遡上してくるのをすくい、湯山(有馬)へ売りにでたという。
【旧国鉄福知山線廃線跡】
兵庫県西宮市と宝塚市にまたがる日本国有鉄道(国鉄)福知山線生瀬駅 - 武田尾駅間の線路跡。
1986年に新線が開通したため、87年間に及んだ旧国鉄福知山線は廃線になったが、2016年11月、自己責任を原則として、ハイキングコースとなった。
武田尾まで5.5Km。
古い枕木が残されており、トンネル内は照明がないので、懐中電灯が必須。 スマホのライトでは少し暗い(心霊スポット雰囲気)。
渓谷の景色が楽しめる。 素晴らしい。
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