★南房総まとめて3座【伊予ヶ岳・富山・鋸山】(車で周回 てか”巡回”)

2023年03月08日(水) [日帰り]

• GPS: 02:18
• 距離: 4.0km
• 登り: 405m
• 下り: 402m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:49
• 休憩: 0:29
• 合計: 2:18

7:19 平群天神社
7:37 7:38 富山方面分岐
7:50 7:53 東屋
8:03 8:12 伊予ヶ岳
8:17 8:21 伊予ヶ岳北峰
8:44 8:52 伊予ヶ岳北尾根分岐
8:58 9:02 桜の広場
9:08 9:08 東屋
9:18 9:18 富山方面分岐
9:37 平群天神社

【本日の累計】
(4件のログの数値を集計)

◇歩行距離=19.0Km
◇登り累積=1,655M
◇総所要時間=7時間49分

＊車での移動時間/距離は含まず
＊休憩合計約60分含む

天候

終日晴れ
※但し霞みが強くて
遠景はナウワン（今イチ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◎駐車場の住所
伊予ヶ岳🅿
南房総市平久里中(へぐりなか)407
＊トイレあり

富山(とみさん)🅿
南房総市竹内6
＊トイレは駐車場には無し。伏姫籠穴の山門脇にあり（但し登山コースとしては通行止め=別記の通り）

鋸山=日本寺
日本寺(にほんじ)東口管理所🅿
鋸南町元名184-4
（ここの場合は住所より「日本寺大仏」でナビった方が確実←着いた所が大仏直下の駐車場）
＊トイレは大仏に行く手前にあるが、観光マップを見る限り広大な寺の敷地内に唯一そこだけ？！ 「寺には水道が来ていないので水を節約して下さい」旨の貼り紙がトイレに。

コース状況／危険箇所等

【伊予ヶ岳】
「東屋」までは歩きやすい道（東屋の少し手前から傾斜強まる）。東屋の先から南峰の山頂直下までは急峻な岩場（ロープ・鎖あり。結構長く続く）。見た目ほど難しくはないが、普通に集中力は必要（この岩場では死亡事故も起きている）。
南峰から北峰へは殆ど高低差なく、数分。
北峰からの周回ルートは序盤のザレた急斜面でのスリップ注意。また、林道と合流する地点で林道に入らないこと（←入った人）。そこは「右手」に数分登り返すと「桜広場」に出る。そこから道なりに進むと東屋にて朝来た道と合流する。

【富山】(1回目＝撤収)
裏参道の「伏姫籠穴ルート」は崩落により通行止めになっているが（写真33, 66ご参照）、登山開始点付近にそういった告知は見当たらず。林道終点まで40分も歩いたところでやっと「この先通行ご遠慮下さい」との看板が...（お陰で午前の部では撤収、午後に表ルートで歩き直した）

【鋸山】
道の99％はコンクリや石。しかも階段中心で全て急なので、「観光名所」にしては体力が要る。
山全体が「日本寺」という曹洞禅宗の寺の境内。5箇所ある「管理事務所」のいずれかで700円を払わないと入山できない。各受付とも15時で入山締切→16時までに通過（下山完了）しないといけない。その制約を考慮し、上記の富山の登り直しより先に鋸山に行った。
今回の本来の目的は最高地点の「三角点」を踏むこと（何度も来ているが最高地点は未踏だったので）であったが、予想以上に時間を食いそうだったので、要所の散策だけで切り上げた（富山登頂を優先したかったので）。
にしても、ここは平日にも関わらず凄い人出。土日は一体どうなることか？（←これをご参考に！）

【富山】(当日リベンジ)
今度は表ルートから。道はよく整備されているが、平均してやや急登。基本一本道なので道迷いはないはず。
北峰が「本峰」になるが、山頂は広々としていて景色が良い。南峰（本道から逸れて階段を昇った所）はあえて寄る価値がないように感じた（写コメ参照）ので、これから登る方はご参考に。正直、省略しても良いかも？

その他周辺情報

・コンチュウ食（コンビニの駐車場でコンビニ弁を食う）

写真

【第1部】
☆伊予ヶ岳☆

駐車場。登山者用となってます。ありがたや。

平群天（へぐりてん）神社
読めねーっ(笑)

仰角の大きさにドキッ（ズームしてます）。さすが「房総のマッターホルン」と言われるだけある。
※勘所の写真がピンボケに。オチで噛む芸人のよう(笑)

今日の豆知識：千葉県で「岳」がつく山はここ「だけ」とのこと（マジです）。

何か人工的な感じの登山口

序盤はまるで遊歩道
→終盤はガラッと様相が異なり、険路になります。

スミレ。
奇妙な名前の多い野草の中で、スミレは名前が綺麗。

「真ん中に池がある」と思って写した写真。
帰宅後見たら、雲じゃん！(笑)

岩場が始まった

これが最急の壁。
直登を避けるべく脇に逃げ気味に登ったら横移動しての合流ができなくなり、進退窮まる。仕方なく下に戻って登り直し。馬鹿でした、反省。

山頂直前まで険路が続きます。
♪険路はつづくよ〜どこまでも〜♪
もう、やめてけんろ！(笑)

伊予ヶ岳、着いた〜（南峰）。

切り立った断崖の上なので、柵があります。

お！ 筑波山、意外と近いじゃん！(←馬鹿)
ここまで来て筑波山じゃ、ガッカリするわ(笑)

例によって強盗にしか見えないってやつ。

東京湾（浦賀水道）。
♪はるかに見える 青い空〜
お船が遠く〜 かすんでる♪
『みかんの花咲く丘』、イイなあ、癒されるなあ、昔の唱歌！ どんなジャンルの歌より好きです。

富士山や大島が見えるはずでしたが.....

あとで行く鋸山。
確かにノコギってる(笑)

300Mちょいの山にしては高度感あります。

うん、ありますね。

この辺の山は同定できません。
関西の山と同じぐらい無知ですから。

北峰に移動。

南峰を振り返る

前写真を横向きにすると...
動物の顔に見えませんか？
見える見える！という方、お便り下さい（特に賞品はありませんがww）

岩場の下りも練習したかったけど、予定どおり時計廻りに周回します。

桜の広場、とな。
河津桜でしょうか、ほぼ散り終わってました。

誰かさんが喜びそうな岩壁。

咲き残り。

作業をしていたお爺さんに「これは何の桜ですか」と尋ねたら、
「これはハクマイだな」。
えっ、白米ですか？？
とはさすがにならなかったが(笑) あまり滑舌が良くないらしい。
え？あんたの耳がだろうって？

ほぼ下山完了。
中学校？
単独の体育館？

【第2部】
☆富山1回目：一旦撤収☆

こんな道を2キロ強歩いて、

「伏姫籠穴」(ふせひめろうけつ)の山門の前を通って、
※伏姫は里見八犬伝の登場人物。富山は八犬伝の舞台とされているんですね。

40分かけて着いたところで「通行遠慮しろ」だって。
自己責で行けそうなら行っちゃえと少し先まで進んでみたが、かなり荒れていて、この先も推して知るべスタースタローンだと引きかえす。
今日の計画に大きく影響する80分のロス.....
地図で見るとあと数百メートル、推定登り20分ぐらいだったんだけどな。

傷心を癒すが如き春の花 ←偶然の一句！（本当に）

同上

【第3部】
☆鋸山 (日本寺)☆

富山は一旦引き払って鋸山にきました。後に回すと閉門時間に引っかかりそうなので。
本来は王道の「浜金谷駅」から歩きたかったのだが、時間の関係で大仏側からスタート。
日本一大きい大仏、だとか。

これが日本の兵馬俑と称されるやつですね（デタラメ）

階段だらけで、キツイのよ、ここは。

有名な「地獄のぞき」。
そのうち「ポロッ」と崩落せんかなと心配。
ところで、出っ張った岩が人の横顔に見えませんか？
見える見える！という方、ご連絡下さい（何も差し上げませんが）

トイメンは三浦半島。

けさ走った高速道路を見下ろす。

私もお約束で地獄を覗きに。ここに来るのは多分5回目ぐらい。
さっき突端にいたおじさんがまだいました。よほど立ち去りがたいのかな(笑)

真下を見下ろす。

真上から盗撮。
普通、盗撮は下からがセオリーですが(笑)
え？やけに詳しいじゃんって？(汗

こんなツルツルで手がかりのない岩でも「彼ら」は登れるのだろうか？

♪汽笛がぼうと
鳴りました〜♪
とな。
「ぼうと」というところが古めかしくて良き(笑)

シャイニング・シー！
あ、つい英...
光る海！ですかね。

これは...石垣島かな？
え？ 全然違う？

このあと、リベンジに行く富山。
「富士山」では恐れ多いから「士」を抜いたそうです。すみません、今考えました(汗

同定はとうてい無理、トウテイね。
だけど低山の連なりもまた良いものですね。いかにも房総！と。

とにかく海！

（石切場展望所に移動）
むかし石を切り出した跡ですね。
にしても、こんだけ大きな”一枚岩”がある奇跡よ！

すごい！
世界遺産までは難しいかな？と思って調べたら、既に「日本遺産」候補として登録されており、審査待ちのようです。

石切りの方法など書いてあるようです。
申しわけないス、ちゃんと読んでません(汗

富山に戻る途中、海辺に頼通、あ、つい教養が出ちゃうな、寄り道。

あっ！海岸でうなだれる男性が！
思わず「早まるな！！」と叫んでしまったお節介すぎな僕。

シーサイド・フラワー。
あ、つい英...
海辺の花、って言うんですか？

勝手に命名シリーズ：
「ボウソウコザクラ」

【第4部】
☆富山2回目=再トライ☆

Pから徒歩10分、地味〜な登山口。　
富山（とみさん）と言えばこれでしょう：
♪死んだはずだよお富さん〜　
生きていたとはお釈迦様でも♪
※私が初めて覚えた大人の歌でした。たぶん小1とか。もちろん意味など分かってません（てか未だにこれの歌詞はイミフだけど）。

一応ね。

二応ね。

お墓の横を通っていきます。
お墓って、意外と嫌いじゃないです。

これは僕の股下（98cm。球の位置によっては100cm笑）では跨げず、くぐりました。

ピンクテープが余ったんでしょうか、贅沢な使い方してますね(笑)

写真No.33と同じ看板と共にこの表示が。
今朝のあそこから登ってくるとここに出るんですが、結局通行止めなんかい！
下にもそうハッキリと掲示してほしい。

私が鳴らすと、どうしても
Ding Dong って外国風の音になるんです。

そう言えば荒井由実の
♪街はDing Dong 遠ざかってゆくわ♪
という詞のセンスには当時脱帽したものです。

富山山頂！

「5人以上で乗らないで」とはずいぶんザックリしてますね。
二所ノ関部屋の登山部の4人が乗るかも知れんやんwww

海が光る！

鉄塔のある南峰。

誰もおらんので、自撮り。

皇太子（令和天皇）御夫妻で登られたんだ。
何でこんな山に？は大きなお世話か(笑)
平成11年、24年前か。愛子さまが生まれる前だ。

しかしまぁひとたび皇族がお越しになるってえと、町を挙げての大騒ぎになるようですね。

同定盤はホワイトアウト(笑)
”富山町”(合併後南房総市)となってますね。平成の大合併が始まった2000年代初頭には既にこの看板あった事になりますから最低20年は経ってると思われ。

いま気が付いた。きょう一度も座って休憩してないことに（時間に追われ余裕なく歩いていた証拠）。
ここでやっと座る。

やっぱスポドリはこれにとどめを刺すでしょう。
そう言えば昔、英会話の米人講師が「名前に汗が入ってる飲み物は飲みたいと思わない」と言ってました(実話)。文章まで覚えてます：
I don't think I wanna have a drink with SWEAT in its name.

南峰に寄り道。

鉄塔以外は何もないピークでした。
寄る必要なかった、ような。

地図で「観音堂」となってるのはこれのこと？
放置されてからゆうに数十年は経ってそうなほど年季が入ってます。
世界遺産には...無理か(笑)

駐車場にワープして本日終了！
Myロールスベンツ、無事でした！

感想

tsukadon

以前から温めていた南房総の山巡りを実行した。
房総半島の山（主に半島の南半分に集中）はいずれも標高が低く、山が小さいため、単体で登るのは効率が悪い。
拙宅から2時間半（高速フル利用で）もかけて行くのだから...とケチ根性発揮。

房総の山は地味なので、私が名前を知っているのは千葉県最高峰の愛宕山の他には、鋸山、伊予ヶ岳、富山の3座のみ。しかもその3座はほぼ隣接しているので「まとめ踏み」にはモッテコイなのだ。
そうだ、じゃあこれを房総三山と勝手に名付けよう！と思って念のため検索したら「房総三山」は既に存在していた。
「鋸山」「鹿野山」「清澄山」がそれだと言う。
鹿野山？ 清澄山？ 聞いたことねえし(汗)
じゃ仕方ない、自分の案のやつは今風に「シン房総三山」にしよう！(笑)

今回の3座合わせて8時間程度の山行だったが、大きな山を1個歩いたぐらいの疲労感。
通行禁止ルートなのを知らずに途中まで歩いたり、鋸山が半端に終わったりというトラブルはあったが、達成感は十分だった。
久しぶりに本格的な岩場を登るなど、いろいろ楽しめたし、「ヨシ、また山に行こう」と思えたのが ”収穫” だった（最近はなかなかそうならなくて困ってるんス←てか別に困る必要もないんですけどね、仕事じゃないんだし笑）。

コメント

MonsieurKudo

tsukadonさん、こんばんは。

我らが千葉県に来てくださり、ありがとうございます。
（自分は今は出張で大阪におりますが、千葉出身なのです）

「山無し県」と揶揄されることもある千葉ですが、地味ながらも良い山はたくさんあると思っています。
機会があれば「シン房総三山」だけでなく、他の千葉の山にも登ってみてくださいね。

tsukadon

MonsieurKudoさん

こんばんは。
温かいコメントを頂戴し、ありがとうございます🙏
私は、千葉県の山の名前こそ知りませんが、登山を始める前から千葉県にはさんざんお世話になっておりまして、千葉県観光大使代理を自称するほどです😅
Kudoさんが千葉のどのエリアかは分かりませんが、私が「好きでよく訪れる」場所の例をざっと挙げると、
・野島崎灯台
・太東埼灯台
・九十九里浜
・麻雀博物館（いすみ市:今は閉館）
・洲崎灯台
・犬吠埼灯台
・東京湾観音
・三里塚さくらの丘
・航空科学博物館（芝山町）
・坂田ヶ池総合公園（成田市）
・双子公園（印西市）
・木下万葉公園
・下総運動公園
・千葉マリンスタジアム（野球観戦）
などなど、まぁキリがなさ過ぎますね、すみません😂
今回、というか、元々気づいてはいましたが、房総は好低山の宝庫ですね。
これからはもっと山を歩きにお邪魔したいと思いますので宜しくお願いします。