笠形山（播磨富士）笠形神社コース〜仙人滝コース

2014年10月11日(土) [日帰り]

• GPS: 06:06
• 距離: 9.8km
• 登り: 903m
• 下り: 903m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 1:05
• 合計: 6:07

9:30 スタート地点
11:48 11:48 笠ノ丸
12:08 12:16 笠形山
12:35 13:32 笠ノ丸
15:37 ゴール地点

天候

薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

兵庫県市川町の寺家公民館前駐車場（無料）
十数台駐車可能ですが、9:30到着時、普通車3台分のスペースのみ。戻ってきた時にはほとんど車はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

スタート地点〜笠形神社
この区間には笠形寺があり、その先には神社があるため昔から参道の役割をしていたのでしょう。約3mほどの道が続きます。途中治山事業の堰堤工事現場があり本来の参道が一部通行止で迂回路が設置されていました。
舗装道路と本来の参道を交互に歩きますが、幅広道のため危険箇所はありません。
スタート地点から10分ほどの所にある大鳥居手前に車5〜6台が駐車可能な広場がありましたが、「聖友会」という団体が設置した「駐車禁止」の看板がありました。大鳥居横にはキレイな水洗トイレがあります。
この区間の最後九十九折れの道を越すと東屋、15分で笠形神社に到着します。
笠形神社〜笠ノ丸
広い境内の神社を通り抜けると狭い山道に入ります。幅50cm程の山道を通ります。一方山ガケ、片方谷ガケの箇所もあるので、注意が必要です。尾根道に出ると南西側に開けた広場があり、ベンチが設置されているので、休憩にはもってこいです。
この後、クマザサの道を登ります。急な山道ですが、丸太階段が整備されているので、一歩々々足を運べば難なく登れます。ガイド本には500段あると書かれてありまたが、数える気分にはなれませんでした。
笠ノ丸〜笠形山頂
笠ノ丸は東西に展望が開け西には雪彦山方面、東には西脇市方面が望めます。ここは頂上というより峠の分岐点です。東屋があり休憩には山頂よりいいかもしれません。ここから山頂まで尾根道を進みます。粘土質の土が露出している箇所では滑りやすいので、注意してください。かく言うわたしが滑って転倒していまいました。
笠形山頂（標高939m）
360度の大展望です。風が強かったので、ここでは記念撮影のみで早々と退散し、笠ノ丸まで来た道を戻りました。
笠ノ丸〜仙人滝
「蓬莱（ほうらい）岩・仙人滝」の道標まで赤・黄・ピンクのテープや踏み跡を探しながら進めば問題はありません。しかし、途中テープも踏み跡も途切れる箇所がありました。よ〜く見ると見つけることができましたが、ここはこの意味では注意する必要があります。このコースの後半は急坂の岩場を下りました。仙人滝付近ではかなり狭い道になります。
仙人滝〜ゴール地点
仙人滝は豪快な滝です。滝下の倒木をベンチにして休憩を取っていたら左岸に大きな岩がオ―バ―ハングのようにせり出しており、地震でも起きれば今にも崩落しそうに見えたので先を急ぐことにしました。
仙人滝から程なく行くと舗装された林道に出会います。ここからゴール地点まで約1時間この林道を下れば問題はありません。熊除けのゲートに「開けたら必ずカギをかけて閉めてください」の看板が下方向のみにあって上方向にはなかったので、下って来たハイカーには分かりにくいなぁ〜と感じた次第です。

その他周辺情報

ゴール地点の寺家駐車場から車で５分でかさがた温泉せせらぎの湯があります。http://www.seseraginoyu.com/
笠形山登山は兵庫県市川町のホームページに詳しく掲載されています。
https://www.town.ichikawa.hyogo.jp/forms/info/info.aspx?info_id=16329

写真

10/11 9:35

兵庫県市川町の寺家公民館前駐車場に到着しました。今回はここからスタートします。

10/11 9:37

笠形神社コースはここを左へ

10/11 9:41

スギ・ヒノキ林の林道を直登します。

10/11 9:43

神社の大鳥居にはスタート地点からすぐです。この右側にキレイは水洗トイレがありました。

10/11 9:44

上流で堰堤工事の現場があります。そのため所々に迂回路が設置されていました。

10/11 9:56

お寺の参道道ですね。

10/11 10:01

こんな道祖仏が数多くありました。昔から地元の篤い信仰があったことが窺われます。

10/11 10:06

笠形寺に到着しました。

10/11 10:07

天台宗のお寺です。

10/11 10:08

蔵王堂もかなり年季が入っています。

10/11 10:12

堰堤工事の現場です。

10/11 10:15

上流から撮りました。

10/11 10:27

笠形山の緑を美しく

10/11 10:28

休み堂

10/11 10:33

堰堤工事の現場を過ぎると舗装道路は途切れ、昔からの参道に変わりました。

10/11 10:38

笠形寺まで15分。

10/11 10:38

東屋で休憩。

10/11 10:48

直線の参道を登ると・・・

10/11 10:52

笠形神社までもう少し

10/11 10:59

神社に到着。このお堂では直径10cmくらいの木の幹を輪切りした願い事を書くもの（1個100円）があり、これに願い事を書いて奉納すると叶うとのことです。健康第一と安全登山を祈願しました。

10/11 11:15

笠形神社からは道幅が急に狭くなります。この巨岩の左を巻いて進みます。

10/11 11:19

尾根道に出たら南西方向を望める広場がありました。市川町の集落が見えます。

10/11 11:32

両脇クマザサの道を登ります。山道を安全に登れるようにササを刈ってありました。ここにも地元の方々の管理・整備が見受けられました。感謝々々。

10/11 11:32

丸太階段（500段あるという話）を登ります。

10/11 11:33

東方向の山々を望みましたが、このあたりで笠形山より高い山はありませんでした。

10/11 11:46

笠ノ丸（標高883m）に到着です。大人10人くらいが休憩可能な東屋があります。頂上はもうすぐです。

10/11 12:05

笠ノ丸から一度鞍部に下り、登り返したら・・・

10/11 12:09

標高939mの笠形山頂上に到着しました。

10/11 12:10

三角点にタッチ。

10/11 12:11

頂上は360度の大展望ですが、北西の方向だけ撮影しました。

10/11 12:34

頂上から笠ノ丸に戻り、ここでお昼休憩です。1時間程休憩しました。

10/11 13:39

笠ノ丸からの下りは緩やかですが、踏み跡がハッキリしていないので、キに巻かれたテープを頼りに進みます。

10/11 13:48

「仙人滝・ほうらい岩」方面です。

10/11 14:07

蓬莱（ほうらい）岩から市川町を望みます。この先は断崖絶壁になっているので、冒険気分です。

10/11 14:37

仙人滝まで下ってきました。
市川町のHPには→「享保十二年に姫路城主　榊原式部大輔が雨乞祈願のために領内千人の百姓を参拝させたことから千人滝、また、古来より仙人（天狗）が住むと伝えられていることから仙人滝と呼ばれるようになり、滝の長さは35mで滝見台からの眺めは壮快である。」とありました。滝見台がどこにあるのか分かりませんでした。

10/11 14:53

幅広の林道をに出ました。

10/11 15:01

林道を進みます。

10/11 15:27

市川町上牛尾の集落まで下ってきました。

10/11 15:28

上牛尾の集落から笠形山方面の望みます。緑が薄くなっているところの裏側が頂上だそうです。

10/11 15:35

笠形神社コースと仙人滝コースとの分岐点

10/11 15:36

寺家公民館前駐車場に戻ってきました。駐車場では秋祭りの準備をされていました。

10/11 15:47

「かさがた温泉せせらぎの湯」で汗を流し帰途につきました。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ40 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 GPS ガイド地図（ブック） 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

buntyan

最近、車で山麓まで行くハイキングをする機会が多くなったので、調べたところ居住地の神戸市垂水から比較的近めの笠形山を選びました。
ガイド本には「初級者向け」と書かれていました。ところが何のナンノ。笠形神社までは道幅が広く舗装されている箇所も多いので、こんなものかなぁと歩いていましたが、笠形神社から頂上までは急坂、仙人滝付近は狭い道で「初級者向け」を信じて初級者がこのコースに入ると危険な気がします。出来るだけ複数で慎重に進むのが最善だと思いました。
しかし、この地域には個性的な山が多く存在することに驚かされます。笠形山の北には千ヶ峰や段ヶ峰、西には雪彦山等々。まだまだあると思いますが、今後はこんな山にもチャレンジしたく思っています。