【磐梯山】沼ノ平〜赤埴山スノートレッキング(猪苗代スキー場より往復)


- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 495m
- 下り
- 904m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スキー場周辺の雪は緩んできてますが、12本爪アイゼンはまだまだよく利きました。三合目のある稜線上、日当たりのよい赤埴山の南面などは雪が融けて地肌が出ているところもありました |
その他周辺情報 | 磐梯熱海駅で途中下車し、公共浴場の元湯に立ち寄り入浴 |
写真
感想
3〜4月は勤め先の繁忙期で、あまり泊まりがけの旅行には行けない時期なのですが、急な休日出勤に伴う代休を貰ったので18きっぷで東北南部へ残雪期の山歩きに行ってきました。初日は猪苗代側からの磐梯山登山です。今シーズン営業最終日のスキー場のリフトを利用した楽ちん登山ですが、公共交通機関を利用したが故の出発時刻の遅さもあり、あえてピークハントにはこだわらない周遊山行としました。無雪期には山頂まで行ったことがあるのでまあいいかなと。
【猪苗代駅〜猪苗代スキー場】
JR線を乗り継いで、磐越西線猪苗代駅に着いたのは朝の9時15分頃。途中で電車の遅れがあり、スキー場行きのバスに乗れるのか不安になりましたが、電車接続前提の無料シャトルバスだったので搭乗に問題はありませんでした。定刻より5分くらいの遅れでバスは出発。乗客は自分を含めて4〜5人でした。
スキー場に到着するとすぐさまチケット売り場へ向かい登山届(コンパスで提出済)を出したことを告げて2枚のチケットを購入。リフト乗り場に向かいましたが、いきなりリフトの乗り間違いを起こして十数分のロス。ほとんど雪の残っていないゲレンデを突っ切って、正しいリフトに乗り直しました(ひとつ目のリフトは無料開放されていておかしいと思ったのですが後の祭りです)。ふたつのリフトを乗り継いで終点に着いた時には10時を回っていました。最初はツボ足で斜面に取り付くも、すぐに歯が立たなくなり12本爪アイゼンを装着しました。
【天の庭〜沼ノ平〜三合目】
踏み跡に従って斜面を登っていくと程なくして天の庭に到着です。さらに進んでいくと赤埴山頂への道と巻き道との分岐があるので、巻き道を選択して先を急ぎます。歩きにくい山腹のトラバース道を進んでいくと、やがて道は平坦地となり林が途切れて視界が開けた場所が沼ノ平となります。天気も良く踏み跡もいくつかあるので、道迷いの心配はありません。進行方向左手には磐梯山、右手には櫛ヶ峰の見事な眺望が拡がります。三合目分岐への急登を登りつめ、裏磐梯の視界が開けてきたところで時刻は正午を回ったので、本日はここまでで撤退とすることにしました。最終のバスがスキー場を発車するのは17:20なので、山頂を往復しても大丈夫だとは思ったのですが、午後になり気温が上がってきた頃に下山すると、踏み抜きなどで予想外に時間がかかってしまうことを危惧しての判断です。また翌日は宮城の泉ヶ岳登山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5297650.html) を予定しているので、体力温存も考えて15:20のバスに乗るつもりで下山を開始しました。
【無名池】
早めに撤退を決意すると逆に時間に余裕が出てきたので、帰りは踏み跡に捕らわれず、沼ノ平の周辺を気ままに歩いてみることにしました。有雪期ならどこを歩こうと自由です。分岐の東側、渋谷コース登山口方向にある無名池の近くに足を伸ばしてみることにしました。誰も歩いていない雪原に自分の足跡を付けていくのはなかなか気分が良いことです。ところが、徐々に池に近い付いて来たところで、膝上まで思いっきり踏み抜いてしまいました。どうやら周囲は湿地帯だったようで、ズボンを少し濡らしてしまいました。慌てて距離を取り、池の縁を歩くように進みました。櫛ヶ峰を背景にした無名池の佇まいは素晴らしいものでした。
【鏡ヶ池〜赤埴山】
このまま沼ノ平の登山道に復帰するのはもったいないので、しばらくは起伏のある森の中を歩いてみることにしました。この辺の雪は締っていたようでアイゼンでもたいして沈み込みません。そのまま登山道に復帰するつもりが、いつのまにか鏡ヶ池の西側の尾根に入り込んでいました。ここも無雪期には道がなく歩けない場所です。雪が積もってすっかりただの窪地のようになった鏡ヶ池を左手に見ながら、尾根を下っていきます。やがて赤埴山が正面に迫ってきたところで、今度は巻き道を選ばず直登コースに進路を取ります。本日最後の登りをやっつければ、赤埴山の山頂に到着です。山頂周辺は雪が融けて地肌が見えていました。ここで昼食休憩とし、改めて磐梯山や櫛ヶ峰の眺望を楽しみました。
【猪苗代スキー場を下山】
日当たりの良い赤埴山の南面はかなり雪解けが進んでいました。雪が出たり消えたりするので、できるだけ雪の残っているところを歩いていきます。とはいえ、そちらは踏み抜きも多かったりするので油断ができません。巻き道との分岐に合流するあたりからふたたび雪が多くなり、歩きやすくなります。あとはひたすらスキー場を下山していくだけなのですが、これが体感的に結構長かったです。ゲレンデ脇の樹林帯や停止しているリフトの脇を下りていくことになるのですが、意外と端っこの方までスキーヤーやボーダーが滑走しにくるので注意が必要でした。混雑しているという程ではありませんでしたが、スキー場内では登山者の方が「歩かせて貰っている」立場なので、できるだけ滑り治めにきた人たちの邪魔にならないように気を使いました。15時過ぎにスキー場の管理棟に到着。山頂こそ踏めませんでしたが、豊富な雪でなかなか楽しいスノートレッキングを楽しむことができました。
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