愛宕山《丹波篠山、ミツマタの群生地を訪ねる》
- GPS
- 03:56
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 325m
- 下り
- 579m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・S−JR宝塚線三田駅 ・G−JR福知山線南矢内駅 〈最寄りバス停〉 ・S−三田駅前〜母子バス停(神姫バス)料金830円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 ・近畿自然歩道、道標が整備され危険個所なし |
写真
感想
JR大阪駅のトラブルで遅れ、予定の次のバス(10:46発)で母子に向かう。三田駅-乙原-永澤寺を経由して11:20母子に到着する。
バス停を降りると冷たい北風、戻り春の感じで一瞬、身が引き締まる。
母子(もうし)は三田市の最北端部に位置する、標高450m〜500mの高地にあり、古くは「毛子」と呼ばれていた。
近くの永沢寺の僧が600年前に中国から伝えた母子茶の産地として知られている。
母子は美しい里山だ。だが過疎化が進み山間部は、放置され荒れた田畑や茶畑が散見される。
緩やかな自然道を進むと途中に稲荷神社がある。そのご神体として祀られた大岩、天狗岩に立ち寄る。
更に進むと愛宕山・龍蔵寺分岐に出合う。
ミツマタの群生地が今回の目的なので、愛宕山山頂をピストンする。
分岐から愛宕山山頂まで20分が急坂の登山道。
12時半ごろに20人位の登山者がいる山頂に到達する。
山頂でも天気は回復せず、空は今にも雨が降りそうな重い雲に覆われ、眼下の丹波篠山の街並みや丹波山地の山脈を見ることができない。
山頂を流れる北風が冷たく、一枚重ね着して風を避けた場所で昼食を摂る。
山頂での長居は無用、山頂から再び分岐に戻り、少し下ると目の前の山斜面一面に白く浮かぶミツマタの群生地が拡がっている。
山の斜面を華やかに染め上げるミツマタの群生地だ。
山あい春色濃く 丹波でミツマタ満開だ。
ミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木で、名前の通り枝が三つに分かれて育つ。樹皮は和紙や紙幣の原料に使われることでも知られる。3月から4月頃ごろにかけて、三つ叉に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。
少し開花時期に遅れたようで、花が全体的に白くなっている。
半球状の花弁は木漏れ日に照らされて浮かび上がり、見る位置によって変わる色合い、微かに甘い香りを漂わせている。
林道を下る、いつまでも山斜面のミツマタの群生地が続く。
ミツマタの群生を堪能し龍蔵寺に立ち寄る。
龍蔵寺境内は梅の花やトサミズキと思われる花で彩られ、周辺にショウジョウバカマや小さなスミレやカタバミが咲いている。桜の開花は少し先のようだ。
龍蔵寺川沿いに龍蔵寺駐車場、田口池を横目に歩くと前方に真南条集落と田園風景が拡がっている。
真南条集落にバス停はあるが、1日1運行なので南矢代駅までの歩きになる。
国道176号線を避け、武庫川の支流・源流の真南条川(さらに上流での呼称は龍蔵寺川)沿いをのんびりと歩く。真南条川の広い堤には何キロにも及ぶ桜並木が続いている。
もう少しで桜の満開を迎える。
15時半近くに最終地点、JR福知山線南矢代駅に到着する。
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