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Yamareco

記録ID: 5344489
全員に公開
沢登り
甲信越

【身延】石合川山見沢遡行・福士川陰沢下降

2023年04月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:30
距離
4.7km
登り
653m
下り
661m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:27
休憩
0:00
合計
6:27
距離 4.7km 登り 662m 下り 662m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
詳細は遡行図参照
その他周辺情報 ・遡行した沢の名称は、鈴野藤夫「中部山岳の渓流」によると、「山見沢」
・下降した沢の名称は文献からは確認できず、東西根熊の集落内で4人程度に尋ねたが、皆分からないとのこと。
⇒<2023.6.20追記>つり人社編集部編「つり人渓流フィールド 甲斐・駿河」により、「陰沢」と判明。なお、この沢名は聞き込みの際も名前だけは挙がっていた。
・ヤマビルは数個体確認。被害なし。
山見沢の出合は増水時でもしょぼい
2023年04月08日 07:51撮影 by  SC-02L, samsung
4/8 7:51
山見沢の出合は増水時でもしょぼい
4mCS滝:いきなりシャワークライミングの滝が出てくる
2023年04月08日 07:53撮影 by  SC-02L, samsung
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4mCS滝:いきなりシャワークライミングの滝が出てくる
手前は8m斜瀑、奥は2段17m滝:登れる滝が続き楽しい
2023年04月08日 08:11撮影 by  SC-02L, samsung
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4/8 8:11
手前は8m斜瀑、奥は2段17m滝:登れる滝が続き楽しい
20m滝を登るtamoshimaとビレイするkaisei:遠目には駄目そうに見えたが登れた。シャワーを浴びるし岩が脆く、登りやすくない。
2023年04月08日 08:37撮影 by  SC-03L, samsung
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20m滝を登るtamoshimaとビレイするkaisei:遠目には駄目そうに見えたが登れた。シャワーを浴びるし岩が脆く、登りやすくない。
4m樋状滝を登るkaisei:結構面白い
2023年04月08日 09:08撮影 by  SC-02L, samsung
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4m樋状滝を登るkaisei:結構面白い
斜瀑が続く:この写真の奥の5m滝は案外登りにくい
2023年04月08日 09:15撮影 by  SC-02L, samsung
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斜瀑が続く:この写真の奥の5m滝は案外登りにくい
この沢は何かの境界になっているようで、それを示す「恩」と書かれた標石が多くあった
2023年04月08日 09:41撮影 by  SC-02L, samsung
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4/8 9:41
この沢は何かの境界になっているようで、それを示す「恩」と書かれた標石が多くあった
9mハング滝:登れない滝もあるが容易に巻ける
2023年04月08日 09:48撮影 by  SC-02L, samsung
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9mハング滝:登れない滝もあるが容易に巻ける
4m斜瀑と9m滝:飽きるほど滝がある
2023年04月08日 10:07撮影 by  SC-02L, samsung
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4m斜瀑と9m滝:飽きるほど滝がある
13m斜瀑:快適に登れる
2023年04月08日 10:13撮影 by  SC-02L, samsung
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13m斜瀑:快適に登れる
5m樋状滝:これも快適
2023年04月08日 10:45撮影 by  SC-02L, samsung
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5m樋状滝:これも快適
下降した陰沢の430m二俣:両側に滝がありなかなかの景観
2023年04月08日 12:25撮影 by  SC-02L, samsung
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下降した陰沢の430m二俣:両側に滝がありなかなかの景観
唯一懸垂下降した11m斜瀑
2023年04月08日 12:40撮影 by  SC-02L, samsung
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唯一懸垂下降した11m斜瀑
13,7,10mの連瀑:巻きは容易
2023年04月08日 13:15撮影 by  SC-02L, samsung
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13,7,10mの連瀑:巻きは容易
11×12m樋状滝:シャワーで楽しく登れそう
2023年04月08日 13:35撮影 by  SC-02L, samsung
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4/8 13:35
11×12m樋状滝:シャワーで楽しく登れそう
6m斜瀑
2023年04月08日 13:42撮影 by  SC-02L, samsung
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4/8 13:42
6m斜瀑
最後の福士川の渡渉:濁っていて深そうに見えるが実際は浅く、スクラムの必要はなかった
2023年04月08日 13:54撮影 by  SC-02L, samsung
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4/8 13:54
最後の福士川の渡渉:濁っていて深そうに見えるが実際は浅く、スクラムの必要はなかった
遡行図(主な滝の落差は実測)
2023年04月12日 21:38撮影
4/12 21:38
遡行図(主な滝の落差は実測)

装備

備考 ・フリクション良好な箇所が多く、ラバーソール推奨

感想

【計画の経緯】
 南部町の沢には一昨年から通っているが、関東から遠くなく、開拓が楽しめ、滝が多く、標高が低くて春でも登れるということで、気に入っている。ヤマビルが多いのだけが難点だが。
 今回もその一環として、金曜日に50mm近い降雨があったので集水域の少ない沢を狙い、遡下行を計画した。

【山行】
○遡行
 朝起きて福士川を見ると、大増水して激しく濁っており、最後の渡渉ができるか不安になる。転進も考えたが、午後には幾分引いているだろうと考え、予定通り入渓。
 出合はしょぼいが、少し進むとすぐに滝が出てくる。朝一からのシャワークライミングだが、気温は高いので全員突っ込んだ。難しくはなく快適。
 その後しばらくで2段17m滝。見る分には立派だが登るとなると下段の一手が悪く、お助け紐使用。すぐの20m滝は近づいて見ると登れそうということで、tamoshimaリード。シャワーを浴びながらも脆い岩に注意して登り、結構充実感あり。
 その先は4m樋状滝からミニゴルジュ状となり、その先の5m滝が案外悪い。頑張ってフリーソロしてお助け紐を設置したが、後続は皆ゴボウしていた。その後も滝が続いて標高を上げていくが、ロープを出すような滝はなく、お助け紐を1-2回程度使ったくらいで順調に進む。
 最後は水が涸れ、右岸斜面を少しだけ登れば尾根に出た。アプローチも詰めも非常に楽でなかなか良い沢。

○下降
 急斜面を下っていくと、特に問題はなく沢床へ。少し下ると水も出てきて沢らしくなる。途中から10m超の滝も結構出てきたが、いずれも容易に巻けるものばかりで、有難い。しかし立っていて登れそうにない滝が多かったので、この沢を下降に選んだのは正解だった。
 途中250m地点で、左岸から登れそうな33m滝で出合う枝沢があったので、登ってみようかとも思ったが、メンバーが乗り気ではなかったので素通り。しかし結局早すぎな下山だった気もするので、登っておけば良かったかも。
 その下流も登れば面白そうな樋状滝や、巨岩ゴーロ、快適に下れる小滝帯があり、なかなか変化に富んでいて飽きさせない。と思っているうちに福士川本流に合流。相変わらず濁っていてやばそうに見えたが、足を踏み入れてみると実際は浅い。難なく渡り、車道を歩いて車に戻った。

【感想】
 平水では水量が少なくて魅力に欠けるかもしれない沢だったが、雨の後という好機を掴んで登り降りでき、想像以上に滝も多く、充実した山行になった。雨の後ならではの山行が狙い通りにできて嬉しい。

【総評】
 山見沢は、増水時の遡行対象としてお薦め。平水時でもそれなりに楽しめると思う。この沢だけ遡行して右岸尾根で下山しても良さそう。
 陰沢は、上部に登れない滝が多いものの容易に巻けるし、下部は登れる滝が多く、遡行してもそれなりに楽しめると思う。平水の水量は少ないと思われるため、増水時がお薦め。

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