三室の滝〜三室山〜竹呂山〜三室の滝



- GPS
- 04:51
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 893m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
千種(ちくさ)川の支流河内(こうち)川沿いの道を北上すると、燗鍋滝(かなべのたき 別名三室の滝)が左側に現れます。 燗鍋滝の道路を隔てた向かい側に、車が6、7台停められるスペースがあります。 簡易トイレもあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道が不明瞭な箇所が多く、ルートファインディングを正確にしないと、大幅なロスタイムとなります。 特に三室山までの沢沿いのコースと三室山から竹呂(たけろ)山に向かう尾根道は踏み跡を見失うことも多く、肝心な箇所にテープがないことも多いので、地図とコンパスは必携です。 一歩間違えると、まるで罰ゲームのようなルートと化します。(*_*; (詳細は後述します。) 逆に、登山にスリルとサスペンスを求める方はある意味楽しいかもしれません。 |
その他周辺情報 | この地域は「氷ノ山後山那岐山国定公園」の東エリアの一角を成し、 東方面には赤西(あかさい)渓谷、音水(おんずい)渓谷、原不動滝、明神滝、 西方面には鍋ヶ谷(なべがたに)渓谷、若林天然林と紅葉スポットが多数あります。 また南方面には温泉施設がいくつかあり、特に岡山県境を少し越えた「愛の村」では ランチバイキング(11:00〜15:00 1,080円)を食べて温泉(ゆらりあ)でゆっくりと疲れを癒すことができます。 |
写真
ここで初めて一般の登山客の多くが河内川コース(地図上の点線)ではなく、林道尾根コース(地図上の実線)からアプローチすることを知りました。
沢の途中(標高910m)の大きな岩の前に「山頂まで60分」の標識がありました。
正確に言うなら、「迷うことなく進んで60分」という解釈でしょう。
兵庫県宍粟市と鳥取県八頭郡若桜町にまたがり、宍粟50、兵庫50、近畿100、中国100名山にも選ばれている肩書きが欲張りな山です。
これが1,250m付近まで続き、その間全ての自由を奪われてしまいました(*_*)
写真はようやくヤブを抜けて振り返った景観です。
“谷コース”というのは写真(16)のコースです。
“尾根コース”は南西に延びている尾根上のコースです。
尾根コースを進むことになりました。
尾根は非常に迷いやすいコースですので複数人でルートファインディングをしながら進んだほうがいいです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(常温と保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
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備考 | 「しそう森林王国」のHPで宍粟市にある山の最新の情報が確認できます。 しかし、「10月9日三室山・・・整備しました。」「10月1日竹呂山・・・整備しました。」等の協会の発信解釈については、あくまで以前よりという相対的なものです。 以前の状態をまったく知らない自分たちのような、なんちゃってハイカーにとっては「整備=歩きやすい」と考えると、辛酸をなめる結果となります。 |
感想
資料が乏しい山域なので、事前にルートに関する最新の情報を入手する必要があります。特に「しそう森林王国」のHPやここ1年以内に同じコースを行った人のブログなどが参考になります。
地形図上のルートは古いのでルート通りに進めないことも多いので、実際に山行した人のルートなどを参考にしながら、自分で予め地図に仮のルートを書き込んでおいて(GPSナビにも登録)、ポイントポイントで地図とコンパスで位置確認をしながら進みました。
尾根ルート(青少年野外活動センター跡地出発点)と河内川ルートの選択を強いられます。さすがに河内川(沢沿い)ルートをずっと進む人はほとんどいないようですが、個人的にはこのルートがもっとも変化に富んでおもしろいと思います。
三室山から竹呂山までの尾根コースは慎重にルートファインディングしながら進む必要があります。一歩間違えると、強烈な根曲がり竹地獄が待っています。実際に一度コースを少し逸れたために、100m程進むのに30分ほど高さ2m以上もある根曲がり竹群と格闘するはめになりました。
まるで竹ひご状の虫かごに閉じ込められ身動きがほとんどとれずもがいている虫状態となり、登山ルート探しゲームで負けて罰ゲームを受けた心境でした。
竹呂山からの南西尾根ルートの下りもルートファインディングに苦労しました。テープを頼っていると、なぜか尾根から逸れていきます。そのためしばらく斜面をトラバースし続けることになりました。意を決して尾根上(尾根の一番高い位置)に戻ると登山道らしき道がありました。原則、尾根の一番高い部分を歩き続ければ大丈夫だと思います。ただし、ひと一人が通れるぐらいの細いルートなので、入山者があまりいなければ荒れてブッシュに戻る可能性があります。
最後の林道はほとんど地形図の道と一致しないぐらい異なります。新たに造られたのでしょう。やたらカーブが多いですが歩きやすいです。河内川を横断する道も地図上にはありませんが、明らかに道が分岐している箇所がありますので、そこを右に進めばゴールに向かいます。
燗鍋滝(三室の滝)はヒーリング効果抜群です。ゴール地点にしたことで、それまでの疲れが一気に吹き飛びました。
今回は2回目のGPSナビの使用でした。
樹木が生い茂る山林やほとんど間がないほど強烈な根曲がり竹のヤブの中に入っても、ほぼ正確に現在の位置確認ができ、おかげで大きくコースを外れることはありませんでした。
コース状態が不安定な山ではなかなか心強い味方になってくれます。
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