薬師岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,732m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
薬師岳初めての小屋泊。
薬師岳は基本的に登りやすく初心者におすすめとのこともあってここを選択。
薬師岳(やくしだけ)は富山県富山市南東部に位置する標高2,926mの山。剱岳・立山と並ぶ飛騨山脈(北アルプス)立山連峰の主要峰である。山域は中部山岳国立公園に指定されている。駒ヶ岳同様、日本各地には薬師岳という名の山が多数ある。全国的に知名度が高く、その最高峰がこの薬師岳であるとのこと。北アルプスの山で有数の、非常に大きなどっしりとした気品のある山容であることが知られている。東斜面には、大規模な氷河地形の薬師岳圏谷(カール)群があり、国の特別天然記念物に指定されている。立山などと同様に、薬師岳も山岳信仰の対象であり、阿弥陀浄土としての立山(雄山)に対し、薬師岳はその名の通り薬師如来の浄土として信仰を集めた。山頂にはこの薬師如来を祀った小さな祠があり、銅剣など、数々の修験の宝具が見られる。かつて有峰ダム完成により水没した有峰の集落の住民らは、毎年6月15日に山頂へ登拝を行っていた。
ヤマケイオンラインでは以下のとおり紹介されている。
「その昔、越中で「立山」というと、北の毛勝三山から南の薬師岳辺りまでを指したという。今では、北アルプス中央部の鎮(しずめ)として人気があり、雲ノ平や黒部五部岳などとともに黒部源流の山と位置づけられている。
薬師岳という名から分かるように、古くから信仰の山であった。和田川上流の隠れ里で、平家落人伝説のある有峰(ありみね)の人々が、薬師如来の山として山頂に祠を建て、毎年6月15日の祭りには登拝して剣を奉納したものである。赤錆びた剣型の板金は昭和30年ぐらいまで祠に見られたものである。
有峰の集落は昭和34年に完成した有峰ダムのため湖底の村となり、山頂の祠に奉納されていた剣型も錆びついたり、登山者の記念になったりして、今はない。
山の姿はずっしりと重量感があり、いかにも霊山にふさわしく大きい。山体の中腹まで石英安山岩、山頂付近は角閃岩を含んだ石英斑岩、つまり花崗岩に近いものなので、輝くような明るい雰囲気がある。
そして、薬師岳の地理的特徴の最たるものは、東面に並ぶ3つのカールだ。日本の氷河地形で最も一般的な圏谷だが、大きな山体にスプーンでプリンをすくったような谷が3つもあり、東側から眺めると壮観である。
山頂をはさんで南稜カール、中央カール、北薬師岳との間が金作谷カールと呼ばれる。カールの下はそのまま黒部峡谷の上ノ廊下に落ち込んでいるというのも、霊山薬師岳にふさわしいスケールである。
登山コースで最も一般向は折立コース。かつての秘境、有峰のダムを通って、一気にバスで折立まで上り、太郎兵衛平経由で山頂へ登るコースだ。稜線の太郎平小屋がいいベースになるので薬師岳、雲ノ平、黒部五郎岳など黒部源流の山々へのメインルートになっている。折立から太郎平小屋(5時間)、小屋から薬師岳(3時間)で8時間の登りでいい。
山の古典といわれる田部重治の著書『山と溪谷』には明治42年に2泊3日で登っている。夜明け前に歩き出し、提灯(ちょうちん)の明りを頼りに下るという強行軍で、有峰に2泊し、薬師岳へは日帰り往復だった。マイカーを使えば富山から日帰りも可能という現在との落差は登山人口を増大させ、明暗こもごもである。
1963年1月には、この山で愛知大学山岳部の13人が遭難して社会問題になったことはよく知られる。広々した山稜で風雪のため方向を失い、黒部側の東南稜に迷い込んだためで、慰霊の十三重塔が折立に建っててる。」
こうしてみると山の美しさだけではなくいろいろな伝説を感じることができる。
ルート上に山小屋は2件
薬師岳山荘(今回宿泊)
薬師岳頂上南西下標高2,701mにある。水は天水。期間は6月中旬(薬師岳開山祭)から10月中旬まで。バッジは2種類。小屋から頂上まで約1時間程度
http://www.yakushidake-sansou.com/
太郎平小屋
太郎山北東下、太郎兵衛標高2300mにある。薬師岳、雲の平などの中継点にもなる。水場あり。バッジ薬師岳黒部五郎岳他。ラーメンもあり。
折立ルートから進めばちょうどこのあたりが休憩場所となる。
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