霞沢岳（島々宿〜徳本峠〜上高地）

2014年10月30日(木) 〜 2014年10月31日(金)

• GPS: 32:00
• 距離: 31.1km
• 登り: 2,814m
• 下り: 2,052m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:20
• 合計: 6:50

7:50 第１ゲート
8:40 8:40 ゲート(小嵩沢出合)
9:10 9:30 二俣
10:20 10:30 中間ベンチ
11:30 12:00 岩魚留小屋
13:30 13:50 力水
14:40 14:40 徳本峠(徳本峠小屋)
14:40 宿泊地

2日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:50

5:10 宿泊地
5:50 5:50 ジャンクションピーク
7:30 7:40 Ｋ１ピーク
8:10 8:30 霞沢岳
8:50 9:00 Ｋ１ピーク
10:20 10:30 鞍部（P1、ジャンクション間）
10:50 10:50 ジャンクションピーク
11:30 11:50 徳本峠(徳本峠小屋)
13:10 13:10 徳本口(徳本峠分岐)
13:20 13:20 明神 (明神館)
14:00 上高地ビジターセンター

天候

晴れ　/　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

長野自動車道松本I.C.経由、国道158号線で島々宿へ。集落内で島々谷川沿いを北西方向に入る（道標あり）。集落の最後で害獣防止用の柵を開けて、林道へ入り、すぐに広い駐車場があります。詰めれば20-30台以上？。林道では作業車の出入りがありましたので邪魔にならないように。

コース状況／危険箇所等

【島々宿〜二俣】
基本、島々谷川沿いの林道です。作業用の駐車車両を数台みかけましたが、そこで作業は行われていませんでした。支流での作業なのでしょうか。危険個所も全くありません。
【二俣〜徳本峠】
二俣は島々谷川、南沢と北沢の分岐です。発電関係の施設があり、広場、ベンチ、トイレもあります。島々谷南沢方向（左手）へ入り、そこから登山道です。基本的に南沢に沿っています。時には崩壊個所もありますが、整備および注意喚起がされており、危険はありません。橋も完備されており、問題ありません。岩魚留小屋まで散策路のような道です。岩魚留小屋は営業していませんが、上手にちょっとした広場があり休憩にはもってこいです。そこからはちょっと登山道らしくなり、南沢を詰めるように登りますが、やはりマーカーテープは多く、道もしっかりしています。ほどなく、左岸から南沢を離れ、山手に入り笹原の中を高度を上げます。峠沢と合流後、水場（力水）へ。水場は沢を渡ったすぐ上の西向き斜面にあります。そこからは九十九折れの道で登り一本調子で徳本峠へ。
【徳本峠〜霞沢岳（ピストン）】
ジャンクションピークまでは結構な急登です。そこから湿地を経由して、下りに入り、再度登り返して小ピーク（P1）へ。その後何回かの小ピークの登り下りがあります。大物はK1ピークへの登りで、最後は直登で、これは結構大変です（途中で帰ろうかと思いました）。登りきるとK1ピークです。そこからは稜線歩きですが、K2ピーク、本峰の間も登り返しがあります。普通に考えれば大した登下降ではないかもしれませんが、K1までの登下降で結構足にきており、それなりに堪えます。天候が良ければよいところでしょう。稜線の北西側斜面を進みますが、乗り越して南東側斜面に入ると、すぐ山頂です。全体に道ははっきりしており、マーカーテープも多く安心して歩けますが、K1への鞍部の手前で、左手の大きな崩壊があります。見ているうちにもバラバラ小石が落ちていました。登山道が際に作ってあるので注意が必要です。また、稜線上にも左手への崩壊個所がありました。小屋までの帰路はピストンですが、時間的には「往路より早い」はなさそうです。自分は往路より復路の方が時間かかってしまいました。個人的には時間に余裕をもって計画した方がよいのでは、と思っております。
【徳本峠〜上高地】
全体によく整備された道です。最初は大きな九十九折れの下降で、その後トラバース気味の道になり、最後は林道状になって梓川沿いの道に合流。上高地のバスターミナルへ。

写真

10/30 7:31

島々宿内を国道158号線から分岐します。

10/31 15:43

集落の奥に、害獣防止柵あります。「勝手に開けて、勝手に入って、必ず閉める」です。帰りに撮った写真です。

10/30 7:56

駐車場横の鎖。ここから先は一般車両はいけないのでしょうか？よくわかりませんでしたが、帰りのことを考えるとここで駐車します。

10/30 8:30

10/30 8:34

ここにもゲートがあるんだ。これが小嵩沢出合？

10/30 8:56

10/30 9:09

こんな歴史があるんだ。

10/30 9:10

もうすぐ二俣。矢印方向で、すぐです。

10/30 9:12

二俣です。向かって左がトイレです。道は写真中央の奥を、左方向に。

10/30 9:28

ここからは信濃路自然歩道（上高地ルート）です。

10/30 9:31

ここからやっと登山道らしくなってきます。

10/30 9:40

往き橋です。

10/30 9:51

戻り橋です。

10/30 10:03

よくレコされてる「穴」です。結構大きなものです。

10/30 10:24

二俣と岩魚留の中間点。ベンチがあって「休んでって」状態です。お言葉に甘えます。

10/30 10:40

「瀬戸下橋」です。

10/30 10:43

いかにも「瀬戸」

10/30 10:49

前方が瀬戸上橋、手前が離れ岩の看板。岩は自分の後方です。

10/30 11:18

ワサビ沢を渡る橋。すぐ岩魚留小屋です。

10/30 11:29

橋を渡って、左岸に。岩魚留小屋に到着です。

10/30 11:32

岩魚留小屋です。あまりに気持ち良くて、ちょっと午睡。

10/30 12:05

中ノ沢を渡る橋。

10/30 12:08

整備良好な道です。

10/30 12:18

よくレコされてる「渡っちゃダメ」な橋

10/30 12:31

10/30 12:45

10/30 12:55

こんな橋もあります。廃物利用的です。すぐ下流の「折れてる」橋の代わり？

10/30 12:56

下流の「折れてる」橋。

10/30 13:06

こんな道。

10/30 13:09

右前方の橋を渡って、左岸へ。山手に入ります。

10/30 13:19

ここから島々谷南沢から離れます。

10/30 13:19

最初はトラーバース気味。

10/30 13:28

峠沢を渡って、すぐ上に水場。

10/30 13:51

水場（力水）。

10/30 14:14

九十九折れ。道は明瞭です。

10/30 14:41

徳本峠小屋です。新しくきれいな部分と歴史を感ずる部分が合体しています。

10/30 14:44

峠に上がったとたんに見えた、見えた。「不意に現れる穂高」っていうのも感動です。

10/30 17:19

きれいな山小屋です。夜は同宿の大先輩たちのお話を拝聴しました。知らないことばかりです。楽しかったなぁ。

10/30 17:24

立派で、おいしい夕食です。小屋泊り初級者には毎度が感動です。片づけなくていいのは結構なことです。テントでも、自宅でも片付けは苦手です。

10/31 5:06

霞沢岳へスタート。少し上高地側に下ったところに分岐がありますが、小屋前の「てんぼう台」方向からもいけます。小屋番の女の子に教えてもらいました。写真左方向です。

10/31 5:50

ジャンクションピーク到着。

10/31 5:51

朝焼けです。以前レコされた方も同様の写真をのせてみえましたが、性懲りもなくだしました。だってきれいでしたし。

10/31 6:11

湿地（池）も凍ってます。往路は全体に凍結しているので歩きやすかったのですが、帰路は泥濘になってました。

10/31 6:18

P2です。P1は？

10/31 6:18

また下るんかい。

10/31 6:34

P4です。P3は？

10/31 6:40

崩壊地です。矢印部分が登山道ですから注意、注意。

10/31 7:04

眼下の梓川。

10/31 7:35

K1ピーク。ここへの登りはきつかった。

10/31 7:40

K2ピークへ。

10/31 7:54

本峰へとつづく稜線。気持ち良いです。

10/31 8:09

山頂です。

10/31 8:11

雲が切れると、穂高が。

10/31 8:11

西穂高方向。

10/31 8:32

焼岳だ。

10/31 8:42

こんな場所も。どうやって？乗り越すの。

10/31 8:53

上高地です。

10/31 9:10

K1ピーク下りで、穂高方向。

10/31 9:24

小さく映ってるのは小屋番の女の子たち。朝食の片づけ後に登ってきたようです。元気で、かわいくて、なによりペースがはやい。大したもんだ。

10/31 9:51

往路で気が付かなかった、P3。

10/31 10:19

P1とジャンクションとの鞍部と思われます。休憩です。

10/31 10:54

ジャンクションピークに帰りました。

10/31 11:26

小屋に到着。冬支度が行われています。本年の通常営業は本日までだそうです。

10/31 12:15

上高地への下り道。

10/31 12:16

こんなところもありますが、一か所だけです。

10/31 12:17

10/31 12:46

林道みたいになります。

10/31 13:07

明神、徳沢間に合流しました。

10/31 13:14

御存じ明神館です。

10/31 13:25

10/31 14:05

上高地ビジターセンター到着。終了です。

10/31 15:46

駐車場に帰ってきました。ヤレヤレ。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-310 オリンパス

感想

patho

遅めの夏季休暇を消化いたしました。
今まで横目で見ていた島々からの徳本峠越えで上高地に入ってみることにしました。上高地を「経由地」にせずに、「目的地」とすることにはチョット憧れを感じていました。なんか余裕って感じがしませんか。全体が林道と自然歩道がルートなので、徳本峠小屋の宿泊と天候が悪ければあっさりやめるつもりで霞沢岳を計画に入れました。初日は天候にも恵まれ、予想通りの静かな、のんびりした時間を過ごせました。駐車場にはすでに1台停まっており、先行者が一組ありそうでしたが、小屋で同宿した方々でした。
小屋は閉めの前日でした。新しい建物はきれいで過ごしやすく、食事も結構なもので、スタッフの方々も親切で、布団は羽毛（暖かい！）で大変満足しました。文化財級の旧小屋も見せていただきましたが雰囲気も良く「こっちで泊りたい」方がみえる理由がよくわかります。同宿の方々は、ほとんどが常連さんか結構なリピーターさんのようでした。
霞沢岳は登り返しが多くて結構大変な山でした。前日の林道、遊歩道歩きで鈍った足には、正直少々堪えました。二日目の天候は曇りで、展望は雲の切れ目待ちになったのが残念でしたが、登りごたえのある楽しい山でした。
上高地のバスターミナルで、14時40分のバス整理券、乗車券を購入しようとしたとき、新島々より50円安いので間違われないようはっきりと「島々宿、とくごう峠入口まで1枚」といったら女の子は一瞬戸惑ったのちに満面の笑みを浮かべて「とくもと峠入口ですね」といって発券してくれました。俺、なんか間違ってたかな？