記録ID: 5410067
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関東
オオシマコバンノキとハナホソガ〜小石川植物園花観察
2023年04月22日(土) [日帰り]

天候 | くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
大紫躑躅オオムラサキツツジ、アゲハなどが吸蜜にきます。蜜を吸う穴は花の上側、枯れ草の刺さっているところに隙間があり、ここが口吻を差し込む場所。1本雄蕊が生えています。赤い模様が蜜標。
赤い実が熟しています。真ん中に止まっているのがハナホソガ。
ハナホソガのメス「花粉を雌しべに運ぶからうちの子に果肉を食べさせてくれる?」
コバンノキ「おっけー、花粉を運んだあとに雌しべに卵産んでいいよ。」孵った幼虫は実に侵入し果肉を食べて成長し、やがて実を出て葉や落ち葉の影で蛹になり、成虫として飛びたったのでした。「ありがとう、また花粉運ぶよ。」
オオシマコバンノキもハナホソガも種の保存にはお互いがいないと成り立ちません。このような1:1の関係を絶対送粉共生関係といいます。
ハナホソガのメス「花粉を雌しべに運ぶからうちの子に果肉を食べさせてくれる?」
コバンノキ「おっけー、花粉を運んだあとに雌しべに卵産んでいいよ。」孵った幼虫は実に侵入し果肉を食べて成長し、やがて実を出て葉や落ち葉の影で蛹になり、成虫として飛びたったのでした。「ありがとう、また花粉運ぶよ。」
オオシマコバンノキもハナホソガも種の保存にはお互いがいないと成り立ちません。このような1:1の関係を絶対送粉共生関係といいます。
こちらは雌株で雌花。
葉書の木、郵便局の木として有名。葉の裏面を傷つけるとその部分が黒く変色し長く残るため、字を書いて残しておくことができる。これが「葉書」の語源。葉の細胞に含まれるタンニン(ポリフェノール類)が傷つけられると酵素により酸化され黒く変色するため。傷を塞ぐ葉の防衛反応。
葉書の木、郵便局の木として有名。葉の裏面を傷つけるとその部分が黒く変色し長く残るため、字を書いて残しておくことができる。これが「葉書」の語源。葉の細胞に含まれるタンニン(ポリフェノール類)が傷つけられると酵素により酸化され黒く変色するため。傷を塞ぐ葉の防衛反応。
一葉田子ヒトツバタゴ、モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉広葉樹。、別名ナンジャモンジャ。愛知県犬山市、対馬列島、岐阜と長野の県境など極限られた地域に自生。タゴノキ=トネリコに似るが、タゴが複葉の葉を持つのに対して葉が1枚ずつ生じることからヒトツバタゴと名付けられた。
花がぎっしり咲いて積もった粉雪のようにふわふわ。
花がぎっしり咲いて積もった粉雪のようにふわふわ。
感想
植物生態学者の多田多恵子先生の講座に参加しました。色々面白いお話が聞けましたが全部は載せられないので気になったものだけ載せました。専門の研究者のお話は勉強になります。
温室内に再現されたオオシマコバンノキとハナホソガの共生関係が興味深かったです。ぜひ南の島でお姿を見てみたいと思いました。
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