紅葉と眺望：晩秋の榛名山を歩く

2014年11月03日(月) [日帰り]

• GPS: 04:23
• 距離: 12.0km
• 登り: 686m
• 下り: 691m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:03
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:23

距離 12.0km 登り 692m 下り 691m

11:03 スタート地点
11:42 11:50 相馬山
12:21 12:23 磨墨峠
12:26 12:30 磨墨岩
13:35 天目山
13:53 13:57 氷室山
14:55 14:57 県営松の沢グラウンド駐車場
15:22 相馬山登山口
15:26 ゴール地点

天候

晴れ、一時曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ヤセオネ峠の駐車スペースに車を駐めました。
榛名湖畔までは尾根伝いに相馬山〜天目山〜氷室山と歩き、帰りは県道から「ゆうすげの道」を通って戻りました。
榛名湖畔からバスなら7分で到着しますが、時刻表は要チェックです。
また、県道28号（榛名湖松之沢峠〜高崎市箕郷町）は落石で通行止めです。
西隣の県道126号に迂回する処置がとられていました。

コース状況／危険箇所等

相馬山下のハシゴ場は、ハシゴが破損したため迂回路が出来ています。
迂回路のトラバースは滑りやすいので、足下やすれ違いに注意が必要です。
関東ふれあいの道で整備が行き届いていますが、アップダウンや木の階段が多く、単純な高低差以上に疲れます。

その他周辺情報

榛名湖での遊覧船、榛名富士へのロープウェイ、湖畔の温泉等々、遊ぶ場所はたくさんあります。伊香保温泉方面は大渋滞で通過に３０分かかりましたが、ここも石段街や露天風呂等、お楽しみが盛りだくさん。伊香保と反対方面に下りれば、パワースポットの榛名神社もあります。

写真

11/3 11:08

北風は強いですが冬のような空の色、11時過ぎに出発です

11/3 11:10

さっそく赤鳥居をくぐります

11/3 11:11

しばらく歩くと、相馬山と書かれた小降りな赤鳥居

11/3 11:11

関東ふれあいの道「榛名山への道」を逆に歩くコースです

11/3 11:15

気持ちのいい木立を進みます

11/3 11:23

石祠・石碑・石像がたくさんお祀りされています

11/3 11:24

ハシゴ場が壊れて危険なため迂回路が出来ています

11/3 11:24

虎ロープに沿って進みます

11/3 11:25

ここを右手に迂回します

11/3 11:26

足場は余りよくありません

11/3 11:27

つづら折りに登り上げます

11/3 11:29

尾根筋の鳥居で本来の道に合流

11/3 11:30

見下ろして左手が迂回路、右が元の道です

11/3 11:31

ゴツゴツした岩場を登ります

11/3 11:44

平らな場所に近づきました

11/3 11:44

ここにもお祈りに使う新しい紙（紙垂・しで、というらしいです）

11/3 11:44

楽しい尾根歩き

11/3 11:45

山頂のお社に到着です

11/3 11:45

石像が三体並んでいます

11/3 11:46

黒髪山神社、というのだそうです

11/3 11:46

最高の眺望が待っていました（こちらは前橋方面）

11/3 11:46

遠くに筑波山も見えます！

11/3 11:46

中央にはうっすらと富士山の姿も！

11/3 11:47

みかぼ山方面、地平線が丸く見えそうです

11/3 11:47

お社の奥には浅間山

11/3 11:47

妙義の険しい姿の奥には八ヶ岳（赤岳）の姿も

11/3 11:47

浅間山は茶色く色付いて見えます

11/3 11:47

富士山は風が強いようで、風下に雲がたなびいています

11/3 11:47

前橋方面、自分の家は見えるかな・・・

11/3 11:47

赤城山は手前の木が邪魔して恥ずかしげ

11/3 11:48

昔は奥に周回路があったようですが、事故があって閉鎖されています

11/3 11:48

ずーっとここで景色を眺めていたいような気分です

11/3 11:48

仙人の像、かと思ったら、役行者とのこと

11/3 11:48

こちらは不動明王、ではなくて平将門とのこと

11/3 11:48

神官？ではなくて、聖徳太子の模様・・・

11/3 11:49

3体仲良く並んでいます

11/3 11:49

青い空に白い雲

11/3 11:52

西上州の山にも、もっと行ってみたいなぁ・・・

11/3 11:53

三体像の下には鼻の折れた天狗像（お顔だけ）もありました

11/3 11:53

平将門、苦悶しているような顔です

11/3 11:54

名残惜しいですが混んできたので山頂を後にします

11/3 11:57

またまた楽しい尾根歩き

11/3 11:57

ドライフラワー化した野花

11/3 11:58

石祠・石碑もあちこちに置かれています

11/3 12:03

石鎚山にあるような巨大な輪っかの鎖がありました

11/3 12:05

嫌らしい迂回路、下りのほうが大変です

11/3 12:10

壊れたハシゴのほうへ進んでしまった人もいましたが、無事通過したようです（ハシゴの下部が大きく曲がっている模様）

11/3 12:11

見晴らしのいい岩場から榛名富士方面

11/3 12:12

終始、榛名富士を従えて道は進みます

11/3 12:13

紅葉しながらも咲く、ど根性野菊

11/3 12:13

ここも榛名富士に向かって進みます

11/3 12:15

紅葉は赤色は少なくて黄色が中心

11/3 12:15

ススキの奥には物寂しい榛名富士と烏帽子ヶ岳

11/3 12:16

枯れながらも咲く野菊の奥には榛名富士

11/3 12:19

冬枯れた木立を静かに歩きます

11/3 12:20

気持ちのいい青空です

11/3 12:20

レモンイエローの小径、素敵過ぎます

11/3 12:22

こんなところにも小さな鳥居

11/3 12:23

スルス岩が唐突に現れました

11/3 12:24

スルス峠にはちょっと壊れかけた東屋が建っています

11/3 12:24

フムフム、スルスとは石臼のことなのね

11/3 12:26

ホオの木のでっかい葉っぱ

11/3 12:28

スルス岩にある行場、行人洞はパワースポットのような雰囲気

11/3 12:29

陰陽道とか関係してるのかな

11/3 12:29

ここにも役行者像

11/3 12:35

スルス岩を過ぎ振り返ると険しい相馬山

11/3 12:36

中間色のやわらかそうな色目の落ち葉たち

11/3 12:36

関東ふれあいの道、恐怖の階段スタートです

11/3 12:39

ここ榛名山も6世紀には噴火していた火山なんだよねぇ・・・

11/3 12:40

赤い実がたくさん付いた木

11/3 12:41

尾根歩き、この辺までは余裕綽々

11/3 12:43

ちっちゃくてもモミジ、生意気にも真っ赤です

11/3 12:45

登っても下る・・・

11/3 12:59

松之沢峠を過ぎた所でコーヒータイム（＾＾）

11/3 13:12

また階段登り、ときどき傾いた階段もあり要注意です

11/3 13:13

相馬山が遠くなってきました

11/3 13:17

テレビCMでも使われる直線道、メロディラインになっていて、遠くでも「静かな湖畔の♪」のメロディが聞こえます

11/3 13:19

赤い紅葉も現れてきました

11/3 13:20

榛名湖畔はコメツガの黄色が引き立ちます

11/3 13:27

またまた登り・・・涙

11/3 13:27

七峰縦走で堂平山を過ぎた辺りのアップダウンが思い出されます

11/3 13:29

登山道からちょっと外れると三ツ輪山、カラマツの黄色がきれいです

11/3 13:31

透けるような青い空

11/3 13:33

榛名富士の左下は「ひともっこ」といって、巨人が載せきらなかった土が残った場所とされています

11/3 13:33

中禅寺湖に飛び出た八丁出島にように見えなくもありません（＾＾；

11/3 13:34

登りもいい加減飽きて来ました

11/3 13:36

相馬山は遙か遠く・・・

11/3 13:38

日差しも傾く頃、天目山へ到着しました

11/3 13:38

天神峠のバス停まではあと少し

11/3 13:49

赤とレモンイエローのコラボ

11/3 13:50

榛名の外輪山は複雑な位置関係で、名も無き山もいい形をしています

11/3 13:57

氷室山は小走りで通り過ぎます

11/3 13:57

ときどき日も陰って来て、北風が冷たいです

11/3 13:58

湖面は神秘的な雰囲気

11/3 13:58

硯岩の下はカラマツの紅葉で真っ黄色

11/3 13:58

色付く榛名山の主峰、掃部ヶ岳

11/3 13:59

頼りなげな階段を急降下します

11/3 14:02

しばらくで日差しが戻り平和な雰囲気に・・・

11/3 14:03

最後のご褒美、黄色の世界に突入します

11/3 14:04

こういうのを待っていたんです！

11/3 14:07

鮮やかな赤も現れ、狂喜乱舞！

11/3 14:08

奉公人から豪商になった沼田城下の塩原太助が私財を投じて寄進した石灯籠

11/3 14:13

湖畔のバス停まで下りてきました

11/3 14:14

白鳥号、バックは色付く掃部ヶ岳

11/3 14:16

たわいないモノでも絵になるのが不思議（＾＾

11/3 14:18

ここだけでも一見の価値あり

11/3 14:27

お土産屋に駆け込み、冷えた体を山菜蕎麦で温めます

11/3 14:34

ストーブ前の特等席はネコちゃんが占拠していました

11/3 14:35

人懐っこく、こんなポーズや

11/3 14:36

こんな悩ましいポーズもしてくれました

11/3 14:38

閑散としているはずのお土産屋街も今日は結構な人出

11/3 14:48

先ほど歩いた氷室山の稜線に日が落ちようとしています

11/3 14:49

日なたは平和な午後が満喫できます

11/3 14:50

県道沿いには真っ赤なモミジ

11/3 14:50

ちょうど見頃です

11/3 14:54

モミジの本数は少ないですが、道沿いにあるので目立ちます

11/3 14:59

ゆうすげの道を歩いて戻ることにしました

11/3 15:01

メロディラインの音が、ヤンキー車のクラクションのように聞こえます（笑）

11/3 15:03

今年初のポワポワ

11/3 15:05

戦場ヶ原から眺める男体山・・・に見えなくもありません（汗）

11/3 15:05

そしてここは尾瀬ヶ原（爆）

11/3 15:27

当初乗ろうかどうしようかと思っていたバスがゴール手前で追い抜いて行きました

11/3 15:28

バスで戻る場合はこのバス停で下車します

11/3 15:28

ただし本数は限られてるので要注意です

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

装備

備考

風が冷たかったです。そろそろ耳当てや冬用帽子が必要かも。

感想

yamaonse

天気がいまいちだった三連休、最終日も北風の強い冬のような日でしたが、先週末の好天は山歩きせず山麓の観光で費やしてしまったため、麓から見上げて紅葉が期待できそうだった榛名山をのんびりと歩いてみることにしました。

今回は相馬山から榛名湖畔まで繋いで歩いてみるのが一番の目的。以前、職場の仲間と榛名湖畔から歩いたことがありましたが、天目山までの登り下りの多さでみんながやる気を喪失してしまい、途中リタイア。今回はそのリベンジです。

ヤセオネ峠から相馬山までは今回で4回目、但し途中のハシゴ場が通れなくなっていて、迂回路をトラバースして上り下りしました。相馬山の山頂は南側が大きく開けていて、関東平野を見下ろす最高の眺望でまずはお腹いっぱいになりました。

そして、スルス峠、松之沢峠と通過し、七曲峠からは一気に天目山へ登り、最後の氷室山から急降下します。アップダウンが多く疲れますが、左手には関東平野の眺望、右手は榛名富士や榛名湖が見下ろせる気持ちのいい尾根歩きは最高でした。

下山後はバスで出発点まで戻るつもりでしたが、バスの時刻まで1時間もあるので、湖畔の土産物屋で蕎麦を食べ、県道や遊歩道を歩いてヤセオネ峠まで戻りました。さすがに湿原の花は終わっていましたが、木道歩きは戦場ヶ原や尾瀬ヶ原の気分。

最後は伊香保温泉通過に30分というおまけも付いたものの、晩秋の一日を満喫する大満足な山旅が出来ました。最近は秩父方面ばかり目が行っていて地元の山は疎遠でしたが、近場でも十分楽しめるのを実感した一日となりました。