城山 サクラツツジと古道探訪

2023年04月29日(土) [日帰り]

• GPS: 03:54
• 距離: 17.7km
• 登り: 588m
• 下り: 579m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:55

距離 17.7km 登り 597m 下り 588m

8:17 スタート地点
10:18 10:28 城山
12:12 ゴール地点

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

自転車

コース状況／危険箇所等

登りの大部分と下りの後半は、一般登山道でない古道や道のないところを歩いた。特に危険なところはないと思うが、随所でシダ藪が深いのでお勧めできない。

写真

4/29 8:32

自転車こぎこぎ。目の前には直線的な山列。左端は雲野尾峠だが、こんな眺めから名付けたのだろうか。

4/29 8:36

あずま橋から若山砦跡を眺める。バックの山が雲に隠れて、砦跡の鋭いピークが際立って見える

4/29 8:52

駐車場に着いたが、他に誰もいない。今日はこれから激しく降る予報だからね。
ちなみに今日は雨対応で泥除けのついたママチャリ。坂道は難儀した。

4/29 8:57

今日はまず館跡東のピークを目指すことにして、この道から入ってみる。

4/29 8:58

藪が深くて、これ以上道を進むことができない。というか道はここで終わりかも。

4/29 8:59

2段の石垣。これは城跡でなく農地跡か。いずれにしても、まあ遺跡なのだ。

4/29 9:01

これは筑紫氏館の庭園跡か

4/29 9:02

これは館跡の石垣に違いない

4/29 9:03

ここから右手の斜面を上がる。道はあるような、ないような。

4/29 9:08

この辺り、明瞭な道の跡だ。

4/29 9:11

平らにしたような地形。館の前衛となるピークだから、きっと軍事拠点を配置していただろう。

4/29 9:15

ここも均したような地形。この辺りの石垣跡で使われているような若干小さな岩が多数転がっている。何かの構造物が壊れた跡かもしれない。

4/29 9:17

ここは立派な道

4/29 9:18

歩きやすい道はわずかで、すぐにシダ藪になった。

4/29 9:19

別の道に合流

4/29 9:21

深いシダ藪と化した道を強引に進む

4/29 9:23

右の方は石垣が崩れたような跡

4/29 9:24

岩を削ったような道だ。

4/29 9:26

深くえぐれた道。この辺りにも明らかに岩の構造跡あり

4/29 9:26

4/29 9:30

ここで一般登山道に合流

コバノミツバツツジや、サクラツツジとの交雑種の花がたくさん咲いていたエリア。一週間経過して、純にちかいサクラツツジがたくさん咲いていた。

まだ蕾の方が多い印象だが、それでも7、8本は開花している。

こちらは鉄塔跡のサクラツツジ。もう満開に近い。

雨に濡れた花もまた良し

ソメイヨシノに似た淡いピンク

勝尾トンネル東口の交雑種クセンブツツジは、すでに花がほとんど落ちていた。

大岩のサクラツツジは蕾がほとんどなく。ひとつだけ見つかった。

4/29 10:00

ふと足元にタコのようなキノコ

4/29 10:02

道らしきに合流。

4/29 10:03

雨の森も悪くない

4/29 10:06

曲輪跡。この後再び登山道から外れてツツジ探索。

4/29 10:14

主郭と二の丸の間の稜線に上がった。トンネル横以降、残念ながらツツジを見つけることは出来なかった。

4/29 10:19

主郭跡（山頂）に到着

4/29 10:20

薄暗い地面に浮かび上がるギンリョウソウ

主郭北のサクラツツジは蕾がついていない

4/29 10:36

コバノミツバツツジが咲いていたところから脇に入って、サクラツツジを探索。ありそうなんだけどな・・・見つからなかった。

4/29 11:11

九千部横断道ちかくの群生地は、まだ蕾だった。引き返して、次にこの鉄塔巡視路へ入る。

4/29 11:35

上りで歩いた道をおさらい。この辺りは道が数本交錯しているようだ。

4/29 11:36

石垣跡

4/29 11:38

石垣跡が多い。ここを登山道にしなかったのは遺跡保護のためか？

4/29 11:40

登山道に合流

4/29 11:47

筑紫神社に戻ってきた。天気予報通り、本降りの雨。

撮影機器：

NIKON D7200 NIKON CORPORATION

SOG05 Sony

装備

個人装備

飲料 GPS 携帯 レインコート 長靴

感想

niko-

これまでの探訪で、筑紫氏館跡の東側の斜面を中心に古い道があることが分かっている。今回はこれまで部分的に把握している道を繋いで歩くことを目的とした。

部分的にシダ藪が深いが、幸か不幸か雨ということもあって、長靴＋レインコートで防御しつつ大胆に藪を漕ぐことができた。深くえぐれた道の跡には随所に石垣の跡が残っており、戦国の人々の営みに思いを馳せつつ。

併せて、一週間ぶりのサクラツツジ観察。先週はサクラツツジとコバノミツバツツジの交雑種が多く花を咲かせていたが、もうほとんど終わっていた。代わって純なサクラツツジの開花が始まっていて、東の尾根では7〜8本程度花が咲いていた。西の尾根は咲いているのは1本のみだったが、蕾は大きく膨らんでいて本格的開花はあと数日か。

雨の中のサクラツツジ鑑賞。雨に濡れてちょっと俯く花も、儚げで一層美しく感じられた。