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記録ID: 54285
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ハイキング
奥多摩・高尾

正月の奥多摩むかしみち。ダムから奥多摩駅へ

2010年01月03日(日) [日帰り]
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tanigawa その他1人
GPS
--:--
距離
11.2km
登り
496m
下り
752m

コースタイム

奥多摩ダム・水根バス停 9時45分 → むかし道 →奥多摩駅 14時20分
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2010年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 行き先不詳な山歩きが続きましたが、久しぶりで記録としてアップできます。
 正月の奥多摩むかし道。
 行き違ったハイカーは、4組9人。
 地元の居住者で、犬と散歩の方、2組3人。(犬3匹)
 春まだ遠い正月の「むかしみち」は、静かな場所でした。

 最初の1時間ほどの部分、青目不動堂から、西久保追分の区間(青梅街道の
バス停の位置で示すと、水根から、桃ヶ沢までの区間)は、整備されていない
山道で、崖や深い落ち葉の堆積が続き、小さなお子さんには注意が要ります。

 子どもならすりぬけてしまう柵の下、100メートルほどの位置を走る青梅
街道まで、落ちたら止まらないようなガケが続く場所もありました。
 上からも落石が多く、細い道に石がごろごろ。注意の看板が何箇所か。
 転倒、つまづき注意。お子さんは、細引きなどで確保しながら行動してあげ
た方が良い地点もあります。

 桃ヶ沢を起点にして「むかしみち」を歩きに来た年配のご夫妻もおられまし
た。
 ただし、ダムの全景とダムのアーチの眺めが楽しめるのは、青目不動堂を通る
この「不整備」区間になります。

 多摩川本流を下に見、現在の青梅街道を上に見て進む区間が多く、バス停には
随所でアクセスできます。
奥多摩駅。西東京バスで奥多摩ダムへ
2010年01月03日 09:15撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 9:15
奥多摩駅。西東京バスで奥多摩ダムへ
ダム入口にある水根バス停から、むかし道へと入ります。
2010年01月03日 09:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 9:40
ダム入口にある水根バス停から、むかし道へと入ります。
水根のバス停にある、案内板。
2010年01月03日 09:42撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 9:42
水根のバス停にある、案内板。
林道を離れ、最初の集落のある高台の一帯に上がると、ダム湖が見渡せます。
2010年01月03日 09:54撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 9:54
林道を離れ、最初の集落のある高台の一帯に上がると、ダム湖が見渡せます。
この先に休憩のお店や不動堂があります。
2010年01月03日 09:58撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 9:58
この先に休憩のお店や不動堂があります。
石垣にキク科のドライフラワー。
2010年01月03日 10:00撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:00
石垣にキク科のドライフラワー。
しばらく落ち葉が深く堆積した山道。沢型の場所を崖を見下ろしてトラバースする場所もあります。
2010年01月03日 10:07撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:07
しばらく落ち葉が深く堆積した山道。沢型の場所を崖を見下ろしてトラバースする場所もあります。
アセビでしょうか。
2010年01月03日 10:26撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:26
アセビでしょうか。
2つめ中山集落。石垣を伝う赤い実の枝。
2010年01月03日 10:33撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:33
2つめ中山集落。石垣を伝う赤い実の枝。
足元には、多摩の山村で受け継がれた地野菜の「ノラボウ」が育っていました。これからは旬です。ここから、細い山道は急降下します。
2010年01月03日 10:34撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:34
足元には、多摩の山村で受け継がれた地野菜の「ノラボウ」が育っていました。これからは旬です。ここから、細い山道は急降下します。
下って下って、トンネルの下を青梅街道(国道141号)が抜ける場所を、さらにその下まで下って、途中で横を見ると、ダムの南半分のアーチが眼前に迫ってきました。ここから、多摩川へ向け、さらに下ります。
2010年01月03日 10:40撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:40
下って下って、トンネルの下を青梅街道(国道141号)が抜ける場所を、さらにその下まで下って、途中で横を見ると、ダムの南半分のアーチが眼前に迫ってきました。ここから、多摩川へ向け、さらに下ります。
谷底から高度差50メートルほどのところで、小さな尾根を回り込み、林道に下り立ちます。下流方向を眺める。
2010年01月03日 10:49撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 10:49
谷底から高度差50メートルほどのところで、小さな尾根を回り込み、林道に下り立ちます。下流方向を眺める。
日当たりがいい斜面に、アケビの葉。
2010年01月03日 10:54撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:54
日当たりがいい斜面に、アケビの葉。
霜に葉を焼かれたキク科の花。
2010年01月03日 10:55撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 10:55
霜に葉を焼かれたキク科の花。
林道は、実は青梅街道の旧道跡(むかし道)らしい。むかし道らしく、道脇にはお地蔵さまが、つぎつぎと現れます。これは、虫歯の痛みを取り払ってくれる「虫歯地蔵」。
2010年01月03日 11:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 11:09
林道は、実は青梅街道の旧道跡(むかし道)らしい。むかし道らしく、道脇にはお地蔵さまが、つぎつぎと現れます。これは、虫歯の痛みを取り払ってくれる「虫歯地蔵」。
さらに旧道跡を進むと、1つめのつり橋。
2010年01月03日 11:05撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:05
さらに旧道跡を進むと、1つめのつり橋。
多摩川の上流側をふりかえると、さきほど抜けてきた中山集落が、はるかに尾根の高みに望めた。
谷は深いトロ場を連続させています。
2010年01月03日 11:06撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:06
多摩川の上流側をふりかえると、さきほど抜けてきた中山集落が、はるかに尾根の高みに望めた。
谷は深いトロ場を連続させています。
この道は、昔の物資の輸送ルート。馬が主力の時代で、馬・牛を供養する地蔵や、馬の水呑み場跡(写真)がありました。昔は、谷底に落ちる馬もいて、供養されてきたとのこと。
2010年01月03日 11:17撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:17
この道は、昔の物資の輸送ルート。馬が主力の時代で、馬・牛を供養する地蔵や、馬の水呑み場跡(写真)がありました。昔は、谷底に落ちる馬もいて、供養されてきたとのこと。
杉の間伐材を乾燥させて、積み上げ、蒔づくり。
2010年01月03日 11:32撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:32
杉の間伐材を乾燥させて、積み上げ、蒔づくり。
道端でお片づけの、年配の女性。「今日は風が寒い」といいます。日が短いこの時期、「あの山が高いので、お日様が一日1時間しか出ない。出たと思ったら、すぐに隠れてしまう」と指差して説明してくれました。石垣で組まれた傾斜地の畑も限られた日差しのなかで、冬はご苦労が続く様子でした。
2010年01月03日 11:38撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:38
道端でお片づけの、年配の女性。「今日は風が寒い」といいます。日が短いこの時期、「あの山が高いので、お日様が一日1時間しか出ない。出たと思ったら、すぐに隠れてしまう」と指差して説明してくれました。石垣で組まれた傾斜地の畑も限られた日差しのなかで、冬はご苦労が続く様子でした。
石垣にユキノシタの葉。霜焼け気味でした。
2010年01月03日 11:39撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 11:39
石垣にユキノシタの葉。霜焼け気味でした。
はるかに高く、奥多摩ダム工事の物資輸送のための軌道跡を見上げる。下のトンネルは、現在の青梅街道。むかし道は、ここで、青梅街道に接する。
2010年01月03日 11:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 11:40
はるかに高く、奥多摩ダム工事の物資輸送のための軌道跡を見上げる。下のトンネルは、現在の青梅街道。むかし道は、ここで、青梅街道に接する。
むかし道には、お社や神社も多い。これはダム側から数えて確か4つめの、白髭神社の狛犬。ここまでくると、行程はあと3分の1。すぐ先で多摩川本流は青梅街道を横切り(境橋)、むかし道も川の流れといっしょに北へ大きく曲がりこんで行きます。
2010年01月03日 12:02撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 12:02
むかし道には、お社や神社も多い。これはダム側から数えて確か4つめの、白髭神社の狛犬。ここまでくると、行程はあと3分の1。すぐ先で多摩川本流は青梅街道を横切り(境橋)、むかし道も川の流れといっしょに北へ大きく曲がりこんで行きます。
上部に軌道跡。写真左よりの金属のレールは、上部に人と物を運びあげる、現役の運搬軌道です。
2010年01月03日 12:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1/3 12:09
上部に軌道跡。写真左よりの金属のレールは、上部に人と物を運びあげる、現役の運搬軌道です。
桧村集落を進む。奥多摩の町の入口です。
2010年01月03日 12:36撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 12:36
桧村集落を進む。奥多摩の町の入口です。
道はいったん山林にもどり、軌道跡にそって進みます。トンネルが2箇所。
2010年01月03日 13:04撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 13:04
道はいったん山林にもどり、軌道跡にそって進みます。トンネルが2箇所。
崖下の湿った場所には、セリが群生。
2010年01月03日 13:10撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 13:10
崖下の湿った場所には、セリが群生。
2010年01月03日 13:12撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 13:12
むかし道もあと100メートル足らず。土蔵がある分岐で、むかし道(奥多摩湖方面、左)と、六ッ石山への登山コース(右)を分けます。
2010年01月03日 13:16撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 13:16
むかし道もあと100メートル足らず。土蔵がある分岐で、むかし道(奥多摩湖方面、左)と、六ッ石山への登山コース(右)を分けます。
青梅街道の郵便局があるT字路が、むかし道の入口でした。ここから奥多摩駅まで、200メートルほど。途中で支流の日原川の橋を渡ります。
2010年01月03日 13:17撮影 by  Canon EOS 20D, Canon
1/3 13:17
青梅街道の郵便局があるT字路が、むかし道の入口でした。ここから奥多摩駅まで、200メートルほど。途中で支流の日原川の橋を渡ります。
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コメント

奥多摩
ひさしぶりです。雪は降らないんですか?
三河も降りませんが、1時間ほど行った、本宮山は雪でした。初詣の人も驚いていたと思います。天気が安定せず、出かけた近くの山も雪で景色見えませんでした。
2010/1/4 17:55
今年もよろしく
 riekoさん、今年もよろしく。
 年末に聖へ登ったんですね。
 天気と相談しつつ、山頂へ到達されて、さすがと思
います。

 奥多摩は、稜線は雪が残っていますし、元旦にも雪
が少し降りました。私の居住地もチラつきました。
 でも谷間の山裾は、積雪はありませんでした。

 南関東は、日本海から遠く、あいだに幾つもの山
がさえぎっているので、日本で一番、雪が降らない
乾燥した地域かもしれません。
 近所の土手ではフキノトウが出始めました。
2010/1/4 21:04
プロフィール画像
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