佐倉街道と江戸川右岸の古墳古代遺跡歩き
hirokok510
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- GPS
- 04:06
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 0m
- 下り
- 2m
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- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| その他周辺情報 | 駅近くのうなぎ屋にて打上 |
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庚申信仰の神様、青面金剛（しょうめんこんごう）様の左に、「これより左はばんどうみち（坂東道＝岩槻の慈恩寺に向かう道）」と彫られている。
この地蔵菩薩像庚申塔（区指定有形文化財）は万治元年銘文（1658年）とかなり古く、青面金剛（しょうめんこんごう）の庚申塔が流行る以前のものか？？
昭和11年建立の「そば地蔵」ー東京の製麺組合などの手厚い信仰から昭和40年代まで正月や地蔵縁日には無料のそばが振舞われたという
古墳はその後の継続的な学術調査・発掘で前方後円墳であることがわかり、「寅さん埴輪」などで知られる形象埴輪など、重要な出土品があった
柴又帝釈天遺跡ー「養老五年下総国葛飾郡大島郷戸籍」に記載されている嶋俣里の地として知られ、古代の住居址など重要な遺構が出ているようだ。
感想
博物館友の会の会員による地域の史跡見学会―今回は江戸川・葛飾の佐倉街道と古代遺跡見学。友の会顧問で長年江戸川区などで発掘調査を指導された熊野先生が解説で参加くださった。最初の上小岩遺跡は半径1�劼謀呂訛扮澤舛梁腓�な遺跡で、弥生時代中期から近世までの遺跡だ。古墳時代初期の竪穴住居址も出ている。熊野氏は弥生土器では東海系の土器が出ていて、その土器の形式から、東海系の人々が天竜川から諏訪、群馬経由で利根川を下って葛飾地域に入ってきたのではないかと推定している。類似の型式の弥生土器がそのルートで出土しているというのがその根拠。海沿いに渡ることも考えられるが、遺物からのそのルートでは違う型式の土器が出るので、東山道方面からのルートと考えられるという。
その頃の東京は台地には旧石器時代から人が住み付いたが、低地はまだ人が住める状況ではなく、そうした低地に進出する人々が現れたらしい。なぜ東海なのかは不明だが、何らかの人口圧力や西からの圧力があったのかもしれない。
こうして東京の低地に進出した人々は古墳を造るほど力を蓄えた豪族を生み出し、また渡来系の遺物も残している。この時代の東国はまだまだ謎が多い。馬頭観音・鶴の湯を経由して正真寺にある庚申塔・ばんどう道道標を見学。江戸時代では庚申信仰などが盛んになり、至る所に庚申塔が建てられた。庚申塔には青面金剛（しょうめんこんごう）という道教起源の神様が彫られ、左ばんどう道と彫られている。正真寺裏手から江戸川土手に出ると、対岸の里見公園の向こう側には下総国府のあった国府台が見える。このエリアには古代の国府、国分寺などがあり、この辺りは現在でも様々な鉄道や道路が複雑に交差する交通の要所であることがわかる。その後、水神碑を見学し、佐倉街道沿いに歩く。その後三谷の八幡神社で念仏講の弘法大師御詠歌を聞き、地蔵菩薩像庚申塔を見学した。中々貴重な体験だった。その後、医王寺のそば地蔵や天明の浅間山噴火溺死者供養塔などを見学し、柴又駅で休憩、柴又八幡神社の古墳出土の石棺は連絡手違いで見られず残念、この低地に前方後円墳があったことは驚きで、寅さん埴輪など、いつか見学してみたい。最後に帝釈天を見学して解散。柴又駅前のうなぎ屋での打上に参加した。
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