【シャクナゲに誘われて】加南・県民の森から陶石山─津部田谷(舟御光山)
- GPS
- 05:27
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 743m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
『キャラメルハウス』(自宅)から県民の森駐車場まで、片道約120 km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
陶石山までの尾根は急登だけど、ひとが多く歩いているせいか歩き易い。稜線まで登り切ってからの水平移動のほうが(稜線どおしでなく、北面をトラヴァース気味に行くため)足場が悪い。 津部田谷登山口までの林道は土砂崩れの影響で荒れてる(クルマは走行不能)。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
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感想
弟子(妻)との月例ハイク、2023年5月分は加南の陶石山に行って来た。
ヤマレコでは従来の「全国人気の山ランキング」だけでなく、最近では地域ごとの「人気の山ランキング」が確認出来るようになっている。弟子がひとけの無い山を嫌うので、北陸近辺の人気のある山を確認するため北陸の「人気の山ランキング」をみたところ、これまで聞いたことない山がTOP10にランクインしていた。陶石山!? どこだ、それ? 調べたところ、石川県の富士写ヶ岳の東方にある山で、シャクナゲの名所とのこと。しかも、富士写ヶ岳よりもシャクナゲの花が凄いらしいということを知り、さっそく大型連休中に陶石山への登山を企画し、天気予報がよい5月3日を決行日とした。
朝6:10に『キャラメルハウス』をクルマで出発。高速の休日割引の適用が無いので、県道9号→国道8号経由で加賀市の松山交叉点で左折し、山中温泉へ向かう。山中の温泉街を抜け、栢野の大杉を過ぎ、我谷ダムで県道153号に入る。クルマだらけの富士写ヶ岳登山口の前を通過し、九谷ダムの横を越える。市谷町付近に陶石山登山口の標識と駐車スペースがあったので惑わされたけど、県民の森には広い駐車場があるという話だったので、先を進む。8:25頃に県民の森の駐車場に到着。トイレを済ませ、身支度をしてから、8:37より登山開始。
凄い山奥にもかかわらず、キャンプサイトにはそれなりにキャンパーの姿がある。彼らを横目にみながら車道を進む。県民の森だけあって、幾つもの遊歩道が分岐し、ケビンやバーベキュー場などの施設が現れる。途中管理車の軽トラに追いつかれ、運転者の作業員に「陶石山に行くの?」ってアタリマエのように訊かれた(苦笑)。今の時期、陶石山に向かう登山者はホントに多いようだ。大きなログハウスは川の向こうにあり、橋を渡ってそっちに行きそうになったけど、陶石山へは橋を渡らずに通行止めのチェーンを跨いで車道をそのまま直進。そのまま左岸を往くと橋で川を渡り、すぐに津部田谷登山口分岐に到着。ここへは下山時に下りてくることにし、そのまま直進。ここまで入るクルマはもう無いようで、草に埋もれつつある車道(跡)を進む。道は川から一段高いところに付いていたけど、やがて河原に下りてく。赤テープがここが渡渉ポイントだと教えてくれる。流れを渉ったところで、急登を前に休憩を取ることにした。
事前のリサーチでは、今回登る尾根筋はバリエーションに近いルートと判断してた。勿論、「ヤマレコMAP」の「らくルート」にも設定は無い。この尾根筋を外して津部田谷登山口からの往復にすることも考えてたけど、シャクナゲが綺麗なのはこの尾根ルートらしいので、行程からは外せない。この尾根ルートは上りで使うこととし、帰りは急坂の下りを回避するため、津部田谷(舟御光山)に廻る計画で居た。しかし、評判が評判を呼び、登山者が多くなってるのか、急登ではあるものの意外に歩き易いルートだった(苦笑)。お目当てのシャクナゲは最初のほうはもう花の時期は終わったのか、萎れたモノばかりだったけど、登るにつれ(盛りは過ぎたものの)形を保った花が現れ始める。道の両側ともシャクナゲが咲いてて「シャクナゲロード」と呼びたくなるような箇所も数箇所あり、急な上りも苦にならなかった。実はこの尾根、木々が茂っててすぐには気づかないけどヤセ尾根で、両側ともスパッと切れ落ちてる。しかしながら、木々で下方が隠れてみえないため恐怖は感じなかった。県民の森駐車場から全く登山者の姿はみなかったけど、登頂を済ませた登山者とすれ違い、また、先行する登山者に追いついて来て、姿をみるようになった。やっぱり人気の山のようだ。
10:46に稜線に到達し、急登は終わって水平移動がメインとなる。ここのルートは稜線上ではなく、北側をトラヴァース気味に行くため足元が不安定で、進みが遅くなる。先行パーティーが前を塞いでたこともあり、合流点から20分近い11:05にようやく陶石山の頂上に到着。頂上では多くの登山者が休憩していて、にぎやか。目の前に大日山、遠くに大笠山や大辻山、北西には日本海がみえた。
チャーハンとスティックゼリー喰ってから、11:25に頂上を出発。往路を戻ることも考えたけど、緩やかな津部田谷(舟御光山)方面へ予定どおり下りる。下りといっても、縦走に近いので緩やかなアップダウンを重ね徐々に標高を落としてく。上りに使った尾根ほどの群落は無いものの所々にシャクナゲは咲いていた。新緑のブナ林のなかを往くと、12:13に三角点のある津部田谷(舟御光山)に到着。ここで休憩してると、3人と登山者が通過してった。
津部田谷(舟御光山)から先に進むと、このまま尾根通しに行くルートと、川に下りるルートの分岐に出る。今回歩いたコース全般に言えることだけど、赤リボンは要所要所にあるものの、行き先を示す標識はほぼ皆無。自分で正しい判断をして歩いていくしかない。左側の川に下りるルートに入ると、すぐにロープのある急坂。一旦傾斜は緩むも、再びロープ場が出てくる。しかし、山道は長く続かず、すぐに林道(津部田谷登山口)に出た。しかし、ここの入口には津部田谷(舟御光山)へのルートだということを示す標識が一切無い(苦笑)。林道に出ると(下り勾配だったため)誤って北に進んでしまったけど、すぐに間違いに気付き南向きに林道を歩く。コンクリ舗装と未舗装の草叢が交互に出てくる(苦笑)不思議な林道だけど、ここもクルマの通行が久しくないようだ。それもそのはず、土砂崩れでクルマの通行が不能…。コンクリ舗装の路面が沢の流路になってて滑り易い(苦笑)。荒れた部分を通過すると、やがて4時間ほど前に通過した分岐点に到着。あとは県民の森に向かって下るだけ。往きは朝早かったから利用者の姿は少なめだったけど、あっちでバーベキューやってるは、こっちのテントサイトはテントがいっぱいだわ…で、大いに賑わってた。14:04に県民の森駐車場に到着。
帰りは、国道8号小松バイパス八幡I.C.まで往路の逆で、八幡I.C.からは県道22号・山側環状でもりの里一丁目交叉点に出て、県道27号経由で福光に廻り、東海北陸道経由で『キャラメルハウス』に戻った。
SNS全盛の時代の人気の山のせいか、多くのひとに歩かれており、恐れてたほど登山道は荒れていなかった(苦笑)。いずれのコースに廻るにしろ長丁場であり、案内標示がほぼゼロのため、自分がどこに居るかの確認が出来ないひとは来るべきではないことは、確かでしょう。
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