稲村ヶ岳〜山上ヶ岳 周回
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- GPS
- 06:53
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 4:35
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
登山口までクルマで来ていながら、登山靴を積んでくるのを忘れてしまい泣く泣く撤退した去年の11月のリベンジです。
今回、当初は母公堂に駐車して、そこから登山道に取り付く計画でした。当日、予定よりも相当早く5時半くらいに着いてしまい管理人さんもいなかったので、トイレを借りようと大橋駐車場まで行ってみたらクルマがわんさかいるので、何事かと驚きましたが、母公堂にまた戻るのが面倒になってしまい、急遽、林道からレンゲ辻に詰めるルートに変更して1時間ほど仮眠してから登山開始です。
林道終点から登山道に入ってからは誰にも会わず、あのたくさんのクルマの人たちは一体どこに行ったんだろ?などと思いながら登っていると、あっという間にレンゲ辻に到着してしまいました。右に向かうと稲村ヶ岳小屋、左に向かうと山上ヶ岳(大峯山)ですが、山上ヶ岳側の登山道に「女人結界門」なる門がありました。ここから先は女人禁制ということなのですが、宗教上の問題やら伝統やら色々難しいことがあるのでしょうが、このご時世、いかがなものなのかなとも思ってしまいました。せっかくいい山なのに、そして麓には風情のある温泉街もあるというのに女人禁制にこだわっていると観光客も登山客も増えないのではないかと。。。
さて、レンゲ辻からアップダウンのほとんどないトラバース道を40分程度行くと、稲村ヶ岳小屋に到着です。小屋前のテーブルで1〜2組が休憩していましたが、小屋は閉まっていて誰もいませんでした。事前に運営元の旅館に電話で確認した際には、3日は予約客がいるので開けるとのことでしたので、そのうち来ると考え、小屋前のテーブルの横のテント場と思しきスペースにテントを設営して、大日岳と稲村ヶ岳に向かいました。
戻ってきたら小屋も開いていたので、受付してもらい、バッジも購入しました。昼ごはんも食べ終わり人心地つきましたが、それでもまだ12時すぎ。景色を眺めながらボーっとしていると、他のテントも増えてきてテーブルで休憩する登山客もどんどん増えてきました。実際に来てみて初めてわかりましたが、このテント場はとても狭く、テント5張程度しか張れません。早着で場所取り必須です。
昼間そこそこ強かった風も夜にはやみ、冷え込みもなく熟睡できました。前日の寝不足もあり19時過ぎに寝落ちしてしまいましたが、さすがに熟睡にもほどがあり、朝5時にはバッチリ目が覚めてしまったので、のんびり朝食・撤収をして7時前に山上ヶ岳に向けて出発しました。昨日見た女人結界門をくぐり1時間ほどで山上ヶ岳に到着しました。昨日の稲村ヶ岳、大日岳に続いて思いの外、あっさり登れてしまってちょっと拍子抜けな感じがしてしまいました。
さて、あとは下山するだけです。あんまり早く下界に降りても温泉街の店も唯一の日帰り温泉である洞川温泉センターも営業していなければ無意味なので、大峯山寺でお参りしたり、宿坊前で休憩したり、休憩所みたいな売店で凝りもせずまたバッジを買ったりしてゆるゆると下りていきました。
昨日の登りのとき一転、下りは数えきれないほど多くの登ってくる「男性」とすれ違いました。「女人禁制」を実感しましたが、やっぱりなんだか違和感を感じました。そうしたすれ違うほとんどの男性登山客の皆さんに「ようお参り」と声をかけてもらうのですが、関東出身の私的には恥ずかしくてどうしても「ようお参り」とは返せず小さな声で「こんにちは」と返すのが精一杯でした。
下山後のお楽しみはやっぱり温泉です。楽しみといいながら、私は長湯が苦手で15分も入っていられないのですが、それでもこの洞川温泉は楽しみにしていました。大橋駐車場から温泉センターまでは温泉街を通っていくのですが、道が観光客で溢れかえっていたので嫌な予感がしたのですが、温泉センター前の駐車場はほぼ満車状態、つくばナンバーや品川ナンバーまでいました。温泉もきっと混んでいるんだろうな、と思いながら入口に着いてみると、なんと入場規制されていて場内に入れません。朝11時からオープンで、11時15分に着いたにもかかわらずです。次の入れ替え時間は11時50分です。後ろに並ぶ人もどんどん増えてきました。もう温泉に入らず、このまま帰ってしまおうとも思いましたが、温泉に入るつもりで着替えていない汗まみれの服と体で帰る気にはどうしてもなれず、結局、時間まで待ってカラスの行水をして帰りました。
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