霧雨の市房山 九州の山旅三日目


- GPS
- 07:25
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 942m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:25
天候 | 小雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャンプ場を過ぎ、約200m先で左折し林道に入ります 林道終点に登山口があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道終点から市房神社までは大きな石畳の参道もあり 歩き易くなっています 一合目から九合目まで標識があって、目安になります 四合目の市房神社の裏から急な登りになり 五合目から七合目にかけては、 崩落個所や小雨で濡れて滑りやすい箇所があります 通行には十分ご注意ください 七合目を過ぎると急斜面が緩み、広い尾根になり歩き易くなります 尾根に出て少し平坦な道を行くと山頂 帰りは神社からキャンプ場まで参道を下りましたが 参道に並ぶ杉の巨木が見事で、一見の価値があると思います |
写真
感想
昨日の尾鈴山より少しは天気が回復傾向と期待して宿を出発。
登りは、林道終点までバスに乗り、帰りに参道を降りる計画です。
後で思うと、居並ぶ沢山の杉の古木を眺めながら歩けた事が印象的で、
このように計画にしていただいた事に感謝です。
歩き始めは薄い霧の中を歩いている感じでしたが、
次第に霧が身体に纏わりつくような小糠雨になり、下山まで止まず
苔の生えた滑りそうな岩場や、張り出した木の根が気になります。
五合目から七合目の間は、急峻で最も危険な岩場と崩壊箇所があり
慎重にゆっくりと通過しました。
山頂では一等三角点の石柱が出迎えてくれ、昨日に続き二座目。
小雨のそぼつく中では、短めの昼食休憩といえども
すぐに身体が冷えてきて、どうにもいたたまれない感じです。
早く身体を温めたい思いもあって、皆の下山の足が速まりました。
市房神社の休憩所に入って休憩した時は、身体も温まり、
気温も当然高く、無事に過ぎて来た岩場を思いほっとしました。
止みそうで止まない雨にがっかりさせられたのですが
終始無風状態が続き、幸いだったと言えるかもしれません。
神社からの参道下りは、本当に感動的でした。
雨に濡れて、あらゆる木々が輝きを増していました。
千年以上生きている杉が一体何本あるのでしょうか?
人の及ぶべくもない木の年齢、そして凛と立つ幹の逞しさには
ただただ首が痛くなるほど見上げ、見とれるのみでした。
会話は出来ないものの、心に響く音があり
(風の音に過ぎないのかもしれませんが)
木々がみなぎる力を直に人の身体に放射しているように感じます。
参道に杉を植えた人々の思いも同じだったのかもしれませんが
まさかこんな巨木になると想像していたでしょうか。
そんないにしえの人々の思いに至ると
これからも御神木が大切に守られてほしいと願わずにはいられません。
今回の九州の山を巡る旅の最難関と聞いていた「市房山」、
朝からの小雨が降り止まず、あいにくの天気でしたけれど
神社までの参道の雰囲気とは全く異なって
想像以上に進む、急峻な岩場での登山道の崩壊、
参道に立ち並ぶ見事な杉の巨木が印象に強く残る山でした。
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