11月13日秩父札所巡り完遂＋破風山＋ジオパーク
埼玉県
hirokok510
体力度について
- GPS
- 09:59
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 749m
- 下り
- 896m
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- 山行
- 7:38
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:59
| 天候 | ほぼ快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
主として江戸古道巡礼道を利用したが、おおむね道標や巡礼道の表示が頻繁にあるが、一部、わかりにくい場所があるので注意。札立峠の道は、道標も道もしっかりしている。わかりにくいのは、菊水寺から下吉田の札立峠入口に向かう道で、赤平川が吉田川と別れるあたりの地形がわかりにくく、道標も少ない−―あるいは見落としやすい。道標を見落とさないこと、注意深く探すことが必要だ。 |
| その他周辺情報 | おがの化石館はコースから少し外れているが、秩父の地質、地形の成り立ちを知るには、良い展示があり、外にある「ようばけ」も一見の価値あり。 途中の道の駅「龍勢会館」の中のピザ屋さんは石窯で天然酵母の手打ちピザ。これはなかなかのもので、高齢者の巡礼者やハイカーはピザの味がわからないのか、高いからか、ほとんど蕎麦屋の方に入っているが、もったいない。是非一度お試しあれ。なお、県立自然の博物館前の紅葉のライトアップは明日からかな？？ |
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感想
昨夜、就寝中に足が攣り、今日の行程を歩き通せるか不安になる。朝温泉につかって足をいたわる。それから外に出て散策、巨大な日中友好記念館はまだ閉まっている。
はじめはバス停を確かめ、両神神社・薬師堂などを見る。南側を見ると秩父御岳が大きい。両神荘の裏手の小森川を渡り八幡神社先の小鹿野町に通じる道まで歩く。小鹿野町役場まで5�匱紊澄Ｆ擦魍稜Г靴撞泙い能匹北瓩蝓�朝食をとり、急いでバス停に向かう。今日は長いのと、昨日の足の疲労もあって、少し距離をバスで稼ぐ。町営バスで薬師堂から役場に向かい、西武バスに乗り換えて泉田で下車、まず化石館に向かう。約7�辧�90分くらいの節約だ。まだ9時前なので先に「ようばけ」に向かう。ようばけとは日に当たる崖＝ハケ＝という意味らしい。1500万年前の浅い海に堆積した地層が隆起して赤平川に浸食されてできた地層という。化石も多く出るらしい。数億年前の地層が多い秩父の中では比較的新しい地層のようだ。
化石館に入り、展示を見る。職員の人が親切にパレオパラドキシアの復元骨格についていろいろ教えてくださる。海岸付近で生活していたこの哺乳類は手の骨の形から犬かきのような泳ぎ方をして、また首と肋骨の間の板のような骨は陸を這って歩く際に役立っていたらしい。秩父の様々な地質・鉱物や化石を見学して次の札所菊水寺に向かう。館を出て、館内にも展示のあった「地学者」宮沢賢治の秩父地質見学旅行にちなむ歌碑があり見学する。さらにこの地の中世武士の居館跡を見学し、菊水寺に向かう。10時を過ぎたので少し先を急ぐ。菊水寺には10時半に到着。入口には本尊の聖観音立像が平安末のヒノキ一木造りで、県指定文化財第一号の仏像らしい。本尊に参拝して納経し、先に進む。まず、江戸古道を経て札立峠を越えるべく、赤平川を渡り、次に下吉田と実なのをつなぐ車道に出ると、最初皆の方向に進んでしまう。水僭寺の道標に惑わされたが、これは車用の道標。江戸古道の巡礼道は左から吉田川を渡る道に進み、渡ってすぐ川沿いに進むが道標を見落としてに進んで、地図を見直して端まで戻って道標を確認、村の神社の鳥居を見ながら道標に沿って畑の中を進むと道標が見えなくなり、分岐がたくさんあって不安になるが注意深く道標を探して進むと、畑仕事をしているおかみさんが、声をかけてくれる。道を間違える巡礼者が多いので、ここで道を教えることが多いという。ありがたい人だ。秩父巡礼を応援する人々の暮らしと長い歴史を感じさせてくれる。畑の中の道から上野車道に出ると目の前に龍勢会館が見えてくる。
ここで11時45分くらい。中に入って昼食をとる。新しくピザ屋が開店している。尋ねると今年の春開店で、以前別の場所にあったのが越してきたという。しかし隣の蕎麦屋はお年寄りの巡礼者やハイカー、観光客が入っているがピザ屋はがらんとしている。秩父のキノコを使っているというピザを注文する。天然酵母の手作り生地で石窯焼きだ。これが実にうまい。ピザの味がわからない年寄りばかりでもったいない。有機栽培の蛾手間らコーヒーもおいしい。すっかり満足して自然の博物館に電話して開館時間を確かめる。冬時間で入館が4時、閉館が4時半と早い。遅れてはいけないと龍勢会館を後にして12時半前に出発、少し進むと破風山方面の斜面に大きな一枚岩のような場所が見え、なにやら遊歩道のような柵や東屋が見える。どうやら地形図にある「白砂岩」と白砂公園らしい。カタクリも咲く場所で、これまでそばを通っても近くまで行くことはなかったので来週にでも出かけてみたいものだ。
少し先で江戸古道の巡礼道に入り山道を進んで谷を越え、頼母沢（たのぶ）の集落と谷に出る。さらに道標に従って進むと右の山道に入る分岐があり、道標に従って1時半に札立峠道に入る。水僭寺まで1時間半と出ている。途中、上り坂で休憩している老夫婦に声をかける。30分で札立峠に出る。まだ二時なので荷物を置いて急ぎ足で破風山を往復する。山頂までは10分強で登り、山頂の展望がよいので周囲の景色を撮影する。山頂手前から両神山と二子山が見える。城峰山、武甲山、秩父御岳など近場の山から奥多摩方面や足尾。日光方面まで見渡せる。敵がよければもっとずっと遠くの山まで見渡せるだろう。下り始めると目の前に両神山が見えたのでまた撮影。
10分弱で峠に戻って水僭寺へと下る。途中、大岩があり、窟屋ではないかとみるがなさそうだ。水僭寺に着くと長蛇の列にびっくり。これまで札所でこんな行列を見たことなかったが総開帳も終わり近く、最後の札所だからかーーしかし驚いた。私の前に100人近く人が並び、途中でタクシーを呼んだが3時半過ぎてもまだ30人近くが私の前に並んでいる。結局番が来たのは4時近く、あわてて観音堂で聖観音に参拝、列はさらに膨れ上がり、100人以上が奥の方まで並んでいる。観光バスが5時まで来て団体客がまとめて納経帳を出すという。最後が7時過ぎることもあるという。ここは閉門も冬時間がなく5時という。寺参道を下り、待たせてあったタクシーに飛びのって上長瀞の県立自然の博物館に向かう。博物館には途中で再び電話して遅れても入れるかどうか確認しておいたが、到着するとすでに4時15分を過ぎ、15分しか見ることができずーーまたこの次の機会にゆっくり見るとして、とりあえず入って中の様子を見て図録などを購入して、館を出た。外の紅葉も有名らしく、間もなくライトアップの出番らしく、準備がしてあった。今日は天気も最高で、総開帳札所巡りを無事終了。全部を歩き通せなかったのは心残りだが次回は十分準備して歩き通したいものだ。
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