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記録ID: 546697
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ハイキング
丹沢

西丹の前尊仏岩(ユイバシ沢左岸尾根〜小笄南西尾根)

2014年11月14日(金) [日帰り]
 - 拍手
knot その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:40
距離
11.8km
登り
1,328m
下り
1,317m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:30 西丹沢自然教室
08:20 855m
09:05 ユイバシ沢左岸尾根取付
10:00 1114m
11:15 立岩(観音様)着
11:45   〃   発
12:00 小笄南西尾根下降点
13:20 1125m
14:45 東沢ルート分岐
15:10 西丹沢自然教室 

 
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ユイバシ沢左岸尾根スズ竹のヤブ漕ぎは必至。一部のヤブは急峻なヤセ尾根にも張り付いており、中々楽はさせてもらえない。
小笄南西尾根のヤブ漕ぎする箇所はなくなった。下降点からの不安定な下りを除けば快適な美尾根である。
なお、大岩が前尊仏様と立証されている訳ではありません。
ツツジ新道とは10分程で別れ、P855への尾根に取り付く。
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ツツジ新道とは10分程で別れ、P855への尾根に取り付く。
彼は紅葉に気付いているのだろうか。
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彼は紅葉に気付いているのだろうか。
P855を下ると尾根は、犬越路林道から派生した東沢林道によって分断される。ユイバシ沢先の尾根取付までトボトボと歩く。
P855を下ると尾根は、犬越路林道から派生した東沢林道によって分断される。ユイバシ沢先の尾根取付までトボトボと歩く。
取り付いた斜面に張り巡らされた鹿柵を回避するため、大きく回り込むことになる。
取り付いた斜面に張り巡らされた鹿柵を回避するため、大きく回り込むことになる。
やっと、尾根に出る。柵沿いに登っていく。
やっと、尾根に出る。柵沿いに登っていく。
そろそろ飽きてきた頃、鹿柵は右の斜面に逃げていく。やれやれと思う間もなく今度はスズ竹のヤブ漕ぎが始まる。
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そろそろ飽きてきた頃、鹿柵は右の斜面に逃げていく。やれやれと思う間もなく今度はスズ竹のヤブ漕ぎが始まる。
ヤブ漕ぎが一段落した所で大休止。振り返って望む富士のスカイラインが美しい。
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ヤブ漕ぎが一段落した所で大休止。振り返って望む富士のスカイラインが美しい。
地形図に落とされている1114m付近。顕著なピークは見当たらず、気にしていなければそのまま通り過ぎてしまう。
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地形図に落とされている1114m付近。顕著なピークは見当たらず、気にしていなければそのまま通り過ぎてしまう。
再びスズ竹。岩場も出てきてルート見極めに苦しむ所。
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再びスズ竹。岩場も出てきてルート見極めに苦しむ所。
はるか上に立岩の頭だけ見える。この斜面はやや右寄りに進路をとっていく。
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はるか上に立岩の頭だけ見える。この斜面はやや右寄りに進路をとっていく。
ザレていて足場は悪い。おまけに急ときている。一度すくわれれば命はない。スズ竹を数本束ねて支点確保しよう。
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ザレていて足場は悪い。おまけに急ときている。一度すくわれれば命はない。スズ竹を数本束ねて支点確保しよう。
尾根上に逃げる。
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尾根上に逃げる。
前尊仏様(立岩)の基部までやってきた。大きい。20m以上はあるか。
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前尊仏様(立岩)の基部までやってきた。大きい。20m以上はあるか。
テッペンからの眺めは上等。富士山はもちろん、今日は南アまでよく見える。
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テッペンからの眺めは上等。富士山はもちろん、今日は南アまでよく見える。
下を覗くと右に大きく小笄南西尾根が、左にツツジ新道の尾根に挟まれるように小さくユイバシ沢左岸尾根が見える。
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下を覗くと右に大きく小笄南西尾根が、左にツツジ新道の尾根に挟まれるように小さくユイバシ沢左岸尾根が見える。
ユイバシ沢左岸尾根を拡大。
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ユイバシ沢左岸尾根を拡大。
観音様からの展望を満喫したら、小笄南西尾根を使ってさっさと下山しよう。最低鞍部までは気の抜けない下降が続く。
観音様からの展望を満喫したら、小笄南西尾根を使ってさっさと下山しよう。最低鞍部までは気の抜けない下降が続く。
1125m付近を振り返る。広く平坦な尾根で気持ちのいい所。
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1125m付近を振り返る。広く平坦な尾根で気持ちのいい所。
1125m通過後、ノーテンキに歩いていたらコースを外れてしまう。少し戻りトラバースして軌道修正する。
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1125m通過後、ノーテンキに歩いていたらコースを外れてしまう。少し戻りトラバースして軌道修正する。
1000m辺りは紅葉が真っ盛り。
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1000m辺りは紅葉が真っ盛り。
無事東沢林道に降り立ち、今朝も眺めた檜洞丸からの稜線を振り返る。緑の植林帯から突き上げる尾根がユイバシ沢左岸尾根。
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無事東沢林道に降り立ち、今朝も眺めた檜洞丸からの稜線を振り返る。緑の植林帯から突き上げる尾根がユイバシ沢左岸尾根。
ツツジ新道に出合ったら、あとは東沢ルートで自然教室に向かう。
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ツツジ新道に出合ったら、あとは東沢ルートで自然教室に向かう。

感想

西丹沢の大笄と小笄の登山道から外れることわずか数分、ちょうど突堤のように突き出した先の大きな露岩の立岩に気付く人はまずいないと思う。知っている人は中々の丹沢通だ。カル沢などを遡行した詰めの段階でこの立岩に出会える沢ヤなどを除けば、登山道をきっちり歩く一般登山者に知る術はない。
「丹澤記」の吉田喜久治氏もカル沢にふれ『ツメの岩壁は観物(原文ママ)』と記しているこの立岩を丸福さん(丹沢を精力的に探り、特に丹沢の鉱山に関して造詣が深く、個人的にはブログ等などから山歩きのヒントをもらっている)は、遠目の姿を観音様のようだと形容し、参拝対象としての前尊仏様ではなかったのかと調査をされている。
今回の観音様訪問は、塔ノ岳の尊仏様跡、玄倉の前尊仏様(大岩)などを何度か訪ねている僕にとって遅きに失した感すらある。
丸福さんが、稜線からのアプローチに対して、僕らはユイバシ沢とカル沢に挟まれる境界尾根を使っての探索になった。
※ウェブ上ではこの岩をモアイ像と呼ぶレポートもあります。

●ユイバシ沢左岸尾根
 スズ竹のヤブ漕ぎは大変だが、手掛かりとしてはかなり心強いものだ。大いに利用しよう。
 富士山はどの位置からも見ることができる。グングンと高度を稼ぐ急峻 な尾根なので、それに伴ってあらわになる富士の容姿を楽しみながら登って行こう。
●小笄南西尾根
 正確には大笄と小笄の中間点から南西に伸びる尾根である。
 登山道からの出だしの下降点が慣れない人にはややきびしいかもしれない。
 こちらのスズ竹は、人が通れる分人為的に刈られている。ヤブ好きな人には少し不満?

で、この大岩は前尊仏岩としての役目を担っていたのか。本当はどうなんだろう。

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