鳳凰から伊豆半島と駿河湾が見えた?・・・・、薬師岳まで
- GPS
- 16:00
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 10:10
カラマツ林の中を緩やかに登ります。雪や凍結場所は全くありませんが落ち葉が堆積しており、その下には小石がゴロゴロしていますので、下りでは少し足を取られました。
○夜叉神峠〜杖立峠
一旦、下り崩壊地の急坂を登ると、コメツガの原生林の中を緩やかに登ります。途中、富士山のビューポイントもあります。この区間も雪や凍結場所は全くありませんでした。
○杖立峠〜焼け跡
一旦、下りながら再び緩やかに登ります。植生はコメツガからシラビソの原生林に変わります。この区間も雪や凍結場所は全くありませんでした。
○焼け跡〜苺平
正面には白峰三山から続く南アルプスの稜線が一望できます。焼け跡からは石がゴロゴロした枯れ沢のような急坂を登りながらシラビソの樹林帯へと入ります。樹林帯の少し前には富士山のビューポイントがあります。樹林帯の中も序盤は掘割状の急坂が続き、勾配が緩やかになると間もなく苺平となります。
○苺平〜南御室小屋
ここから、南御室小屋まではシラビソの原生林の中をほぼ下りとなります。緩い下りではありますが、帰りの登り返しが足に堪えます。
○南御室小屋〜砂払岳
小屋裏からは、いきなりの急登ですが、夏道はそれほどの急坂ではありません。シラビソの原生林の中、1ケ所だけ木の根と泥土の急勾配がありますが、全体的には緩やかに登る感じです。この樹林帯の中あたりから登山道にうっすらと雪が残っている場所が見られました。
○砂払岳〜薬師岳
稜線に出ると風は弱かったのですが、対面の白峰3山には雪雲が掛かっており、こちら側にも小雪が舞ってきて少しヒンヤリしました。特に手は少し痺れてきたので手袋を着用していたのですが、薄いものだったので痺れが止まりませんでした。蟻地獄?のような砂礫を登り、大岩の間を抜けて、一旦下ると薬師小屋です。小屋からハイマツの間を抜けて、再び砂礫帯を登ると薬師岳の山頂です。
天候 | 晴れ時々曇り、ガス、そして風に乗って小雪が舞っていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口にあります。危険な場所はありません。 |
写真
感想
今日は、2ケ月振りの鳳凰山だったので、天気も良ければ早起きして、雪が積もる前に地蔵岳までのピストンを考えていたのですが、寝坊してしまい夜叉神峠の登山口に着いたのが5時30分となってしまいました。
この時点で、地蔵岳は諦めていつもどおりに、観音岳ピストンだと思いながら歩き始めました。夜叉神峠まで来るとちょうど日の出の時間と重なり、白峰3山のモルゲンロートを見ながら進みました。まだ雪も凍結場所も全くないので、歩きやすい登山道が続きます。杖立峠を過ぎたあたりから風が少し出てきました。事前の山天気によると鳳凰山の風は3000m付近で風速20mという強風予報だったので、ある程度の風は予想してズボンの下にはタイツを着装しる等の防寒対策を講じて来たんですが、何と手袋を薄い物しか持ってきておらず、手の痺れに悩まされました。
樹林帯を抜けて、焼け跡まで来ると見事なブルーの空が広がっていましたが、白峰3山には雲が掛かってしまっていました。焼け跡付近の風の感じから稜線に出ても、それほどの強風ではないなと思いながら歩きますが、気温が低いのか相変わらず手は冷たかった。
南御室小屋から、再び樹林帯に入ったあたりからは、登山道にうっすらと雪が残った場所が何か所か見られましたが、凍結等はなく歩きやすさは変わりません。
樹林帯を抜けて稜線に出ると風は微風ですが、対面の南アルプス側には雪雲が掛かっていて、こちら側にも小雪が舞ってきて手の痺れが最高潮?になりました。蟻地獄のような砂礫を登り砂払岳の頂上に立ち、白峰3山から続く南アルプスの南端を見ると、オレンジ色に輝く部分が見えました。よく見ると海のように見えます。その背後には伊豆半島のような物も見えているではありませんか。ということは、オレンジ色に輝く海は駿河湾ということになります。何度も歩いている場所ではありますが、ここから海が見えるとは驚きであり、私にとっては大発見でした。
薬師岳の山頂に立ちましたが、白峰3山と仙丈ケ岳側には雲が掛かり、八ヶ岳も同様の状態でした。観音岳まで歩こうかと少し進みましたが、手の痺れが治まらず、展望も期待出来そうもないので、今日のところは諦めて下山することに・・・・。
下りながらは、下山後の日帰り温泉を楽しみに妄想しながら、予定よりも早く夜叉神峠登山口に無事に到着しました。
土曜日の山行でしたが、めっきりと登山者が減ったようで、登りも下りもスレ違う人が、とても少なかったです。特に下山時には、土曜日だといつも登って来る登山者が多いのですが、ほとんどいらっしゃいませんでした。
下山後には、市川三郷町にある「みたまの湯」に立ち寄り、露天風呂に浸かり、本日歩いた鳳凰山への稜線を眺めながら登山の汗を流しました。下山後、雲ひとつないその稜線を見ながら少しだけ複雑な思いでした。
エスパーステント私のです
冷気が寒そうなので、このあと朝にあったテントサイトに移動しました。
タイムだと、南御室小屋〜砂払岳あたりですれ違ったみたいです。強風が寒かったですね〜。
chamaoさん、コメントありがとうございます。
あの鮮やかな緑色のテントはとても目立っていましたね。
風は確かに冷たかったですね。
私は薬師岳で早々に下ってしまったからかもしれませんが、同日に登られた方々、皆さんが書かれているほどの強風だとは思いませんでしたが・・・・。
sss さん はじめまして
遅いコメントですみません。たぶん火事場跡辺りですれ違ってますね。
砂払岳から駿河湾が見えたのですか〜
夕刻ですが眺望があったので富士山は見たのですが
もっと振り返ればよかったと残念に思ってます
山で見つける海も素晴らしいですね
色々な情報を楽しみにしております。
おはようございます。soratokazeさん、コメントありがとうございます。
この場所は何度も歩いていますが、海を見たのは初めてでした。もちろん、もっと天気が、良い日もありましたので、自分が気づかないだけだったのかもしれません。
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