記録ID: 5475631
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ハイキング
甲信越
セーメーバン(晴明盤) ゴ・ドーハンの山旅 『新ハイ』の思い出
2023年05月05日(金) [日帰り]
山梨県
godohan
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:02
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,216m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険な所はありませんが、一部バリルートを歩いています。 |
写真
岩殿山畑倉登山口をスタートですが、奈良子方面に向けてしばらく車道歩きです。
こちらが本日の目的地セーメーバン方面。山頂が見えているかどうかはわかりません。
＊どうやら後で調べたら祭神は日本武尊、「みたけ」だったみたいです。何れにしても情報は極少です。
「百番供養塔/干時天明元辛丑八月吉日(1781)」、道標銘があります。「江戸ミち」、そして何と
「ち々ぶ道」まさか此処で秩父と繋がりとは。何処を越えるのかわかりませんが、簡単な道程ではありませんね。
馬頭尊像が二躯。右:弘化五申年二月(1848)、左:嘉永元申年(1848)。2.28弘化から嘉永に改元。
畑と集落、その先に594峰。勝手に奥宮があるのでは？と妄想し、下山はここを下りました。
和歌山市加太の淡島明神を勧請。安産と子孫繁栄の守護神として厚く信仰されたそう。「秩父大道」が気になりますねぇ。
牛馬供養塔(明治四年、1871)。かつては大商家も軒を連ねた町の中心地だったみたい。
そして隣に「七面天女」日蓮宗久遠寺、法華経を守護する女神。本地はもちろん七面山。
石燈籠「文政十丁亥歳十二月吉日(1827)/願主小俣早太郎 小�睇Ш献�門」
「庚申供養塔」の文字塔ですが、三猿はいるようです。「貞享五年九月日(1688)」この年の9月30日に元禄に改元されます。
十王堂の由来。お堂のガラス戸のブラインド越しに十王像が見えました。
お堂のはす向かいに二十三夜塔「嘉永七甲寅祀三月吉旦(1854)
名号塔の脇の道に入ると畑の脇に氏神様らしい祠と一石二尊のお地蔵さん。ご夫婦の墓碑？
と思った途端にお誂え向きの馬頭尊が二躯。右「明治九丙子年五月吉日(1876)」左「嘉永三戌十月日(1850) 林村 小俣(吉)右衛門」
5
5/5 10:01
と思った途端にお誂え向きの馬頭尊が二躯。右「明治九丙子年五月吉日(1876)」左「嘉永三戌十月日(1850) 林村 小俣(吉)右衛門」
巻道に惑わされて破線の尾根を外れてしまい、暫くして別の尾根に乗ってしまいました。
破線の尾根に戻ってしばらくすると、倒れた石塔を発見。何とかなりそうだったので、お直ししました。
恩賜林の標石が2つ並んだピークには灰焼場(標高800m)という名があるようです。
「奥山」1006.17 m三等三角点と晴明神社の神紋五芒星(安倍晴明判)絵馬。このショットが欲しかったのですぅ。
♬風が通りぬけるだけ・・の静かな山頂。初めて♬さとうきび畑を吹いてみましたが、なかなかいい感じでした。ちゃんと練習しょっと。
4
5/5 12:21
♬風が通りぬけるだけ・・の静かな山頂。初めて♬さとうきび畑を吹いてみましたが、なかなかいい感じでした。ちゃんと練習しょっと。
当然貸切だと思って、ハープタイムにしていたら、ハイカーさんがお一人いらっしゃいました。
下山は以前歩いたコースで。積雪とやたら鉄塔があった記憶だけあります。
木々が成長したのか、緑の季節のためかあまり鉄塔が目立ちませんね。
ちょっと支尾根を下った所に「金山」734.77 m四等三角点。
トズラ峠の馬頭尊。ちょっとメタボな愛くるしいフォルム。暫く対峙して銘を読みましたが・・元禄？元文？
笹平「賑岡村」713.48 m三等三角点。周囲は文字通り笹薮。ここからバリに行きます。
煩い笹薮を突破すると尾根筋に赤テープがありました。所々見失いましたが、尾根を辿ると
こちらも春日神社のようです。神楽殿には金色の神輿がありました。
社殿に向かって左手には「天保十四卯九月五日(1848)」の石祠。
欠けた庚申塔。青面金剛の足元、三猿、施主銘がかろうじて残っています。
その隣にはほぼ完品の庚申塔。しかも笠付で蓮弁請花の台座に玉茄子に台石ととてもゴージャス。
銘もしっかり彫られているので読みやすいです。「奉建立庚申供養 當村講中」「宝暦八戊寅天十月吉辰(1758)」
「享保六年辛丑年十一月吉日(1721)畑倉邑施主 橘吉次 同小兵衛」
遠い記憶の思い出と新発見の山旅になりました。この後ゴールです。
感想
・20年位前S社『大菩薩嶺』地図の片隅に「セーメーバン」が気になり、ちょっと調べてみたら、当時ブームだった陰陽師安倍晴明にゆかりのある山だと知り、訪ねたことがありました。あまり記憶がありませんが、積雪とやたら鉄塔があった印象がのこっています。その時の小文を『新ハイキング』誌巻末の「せせらぎ」欄に初投稿し掲載された思い出があります。新ハイ誌はネット情報が得られる以前の貴重な情報源でしたが数年前に休刊？になりました。
・帰りは岩殿山経由と考えていたので畑倉の駐車場からスタートし、登山口に向かう途中、偶然「御嶽神社」に出会い、テンションがあがりました。そして結局、下山は笹平からその奥宮があるかも勝手に妄想した594峰経由で降りました。残念ながら何もありませんでした。
・GWにとっても静かな山行ができました。ただ貸切だろうと思って、山頂でハープを吹いていたら、何とハイカーの方がお一人登って来られました。それなりに登られる方もおられるみたいで少しうれしい気持ちになりました。
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