奥美濃で花めぐり 野生ラン天国はマダニ地獄

2023年05月09日(火) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:30

7:20 スタート地点
9:00 9:00 中間点ピーク
10:00 10:00 目的地ピーク
11:00 11:00 中間点ピーク
11:50 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＜アクセス・駐車場＞
アクセス経路は東側、西側とある。
当初道幅広そうな西側からのつもりが間違って東側からアクセス。
ただ集落間のアクセス路らしく予想より道幅は広く
行き違いなども問題なく可能でした。荒天後は落石等注意。
取り付きに2台程の駐車余地あり。トイレなし。

コース状況／危険箇所等

＜登山ポスト＞
なし。

＜危険箇所＞
マダニ、ヒル、クマに注意。特にマダニは異常な多さ。
マダニは枯葉の多い場所と笹や灌木を通過した後につきやすい。
駐車地裏に取り付きがある。取り付きから尾根芯までかなりの急登。
ざれていたり滑りやすかったりもする。時折ロープがある。
尾根芯に出ると鞍部に旧街道の峠の指標らしき石碑あり。
尾根芯を北へ。目的地中間にあるピークは枝尾根が多く迷いやすい。
ピークや尾根芯はややシロモジの薮っぽいとこを抜ける。
目的地は三角点があり、山頂標識もある。

その他周辺情報

＜下山後の入浴施設＞
山県市「プラザ掛洞」大人410円。ゴミ焼却熱利用の浴場です。
石鹸やシャンプー設置はありません。山県市周辺の登山後に便利。
https://www.kk-giken.jp/kakebora/

＜下山後の飲食店＞
山県市「山県ごはん」JA内にあるレストラン。
リーズナブルで昼営業時間が長く下山後に使いやすいです。
https://yamagata-basket.com/eatery/

写真

ブナ、ミズナラ、ケヤキ、シロモジなどの落葉樹の森。とても素敵だがマダニストレスで楽しめない；

灌木や枯れ笹は時々あたるけど、林床はすっきりしている。

日差しがある日はこんな森って本当に綺麗。

時折大きなブナを見かける。

三角点タッチ。この山頂手前でクマ遭遇の情報をみてビビっていたがクマ臭などはなかったです…

尾根芯を戻りますが、中間点のピーク付近でシロモジ薮をかわしていたらワンデリングしてました…コワ。

やっぱりブナ大好きー。でも、マダニ嫌ー。

山県市「山県ごはん」で鶏南蛮定食。左上の皿は親しくしてた同僚のデザイン。量産だけどそう見えない。

ジエビネ。もっと花のついた株があるかと思ったが意外に少ない。土地が痩せてるからかな。

ジエビネ。ちょっと赤っぽい花。

ちょっとアップにしてみました。

サルメンエビネ。小さな群落がそこここにあるようでした。

まだ咲き始め。蕾も多い。サルメンは蕾のつき方や葉のつき方に特徴があり、蕾でも見分けがつく。

唇弁はちょっと奇形になった子。非対称になってる。

光を透かして。ジエビネと違い、日差しがあると仄明るく見えるので、実は見つける難易度は低め。

少し斜めアングルから。

代表写真を迷いますね、でもわかりやすいこの子にしよう。

美人は正面も美しい。

まだ全体的には早めな印象でしばらく見られそうです。

帰りみち。東尾張でもジエビネ。会社の近くでパシャリ。

感想

minislope

奥美濃へ花を見に出掛けて来ました。
以前から気になってたとこだけど、
バリエーション要素が高く取り付き以外登山道は無い様子。
とはいえ尾根芯沿いのルートなので行ってみることに。

不安要素はクマとヒル。
参考にさせてもらったレコがクマ遭遇レコだったのと
石灰岩かつ雨上がり後の湿気った日だったからが理由です。
が、実際はマダニ地獄。歩いて5分で靴と裾に20〜30匹ついています。
最初はあまりの小ささに何かの種かと思ったのだけど、
孵化したばかりのマダニだと動いているのをみて気づきました。
意外に移動速度が速いので時々払ってを繰り返しつつの山行。
時折見られる希少な野生蘭は綺麗でとってもよかったです。
ちなみに例年うちの近所でサルメンエビネを鑑賞できたのですが
その森の間伐作業の際、大きな落枝が直撃したことが原因で
今年は花芽をつけなかったので、ちょっとだけ遠出してみたのでした。

花には大満足ですが、マダニストレスがしんどく、
また来たいかと問われれば来たいけど悩む感じですね；
マダニが心配で駐車地で着替えたり払ったりしたけど不安で
アクセス路上に入浴できるとこが見つかって本当によかったのと
以前から寄ってみたかった「山県ごはん」に立ち寄れてよかったです。