(つくば) 朝日峠

2023年05月05日(金) [日帰り]

• GPS: 03:02
• 距離: 7.2km
• 登り: 334m
• 下り: 320m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:10
• 休憩: 0:45
• 合計: 2:55

7:15 小町の館
7:52 8:03 ハート石分岐
8:24 8:34 朝日峠展望公園駐車場
8:41 9:05 朝日峠展望公園
10:10 小町の館

天候

快晴・無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小町の里無料駐車場

コース状況／危険箇所等

山道としてキチンと整備されている。

写真

5/5 7:12

GWに帰省した息子の家族の最年長の孫息子(小5)が「じいちゃんと一緒に山に行く」と言ってくれたので、息子も孫娘(小2)も一緒に行く事になり、自宅を6時42分に出て7時11分に小町の里駐車場に着いた。今日は素晴らしい晴天でGWの中日なので駐車場が満車でないかと心配していたら未だかなりの空きスペースがあった。

5/5 7:18

(7:12) (標高35m) 登山開始。日頃孫娘は活発に動き回る子なので今日は皆の先頭を切ってさっさと登るのではないかと思っていたら意外にも父親と手をつないでゆっくりと登っている。

5/13 11:06

(7:25) (標高84m) 今日は子供の日で登山口にも鯉幟が掲げられてあった。息子一家でもこの鯉幟より少し小ぶりながら父・母・子供4人用の計6匹の鯉のぼりを揚げているとの事。（注：写真は一部加工している）

5/5 7:26

陶芸用の「登り窯跡」を通る。

79歳の僕を先頭にして小2の孫娘、小5の孫息子、そして全体を見守りながら殿を歩く息子で登って行く。登りのスピードがゆっくりなのに誰も文句を言わないのは有り難いけれど少し残念。

5/5 7:46

(7:46) (標高184m) 朝日峠展望台まで同じ道を往復するのも芸が無いので、通常なら右折するところを沢沿いに真っ直ぐ登ると「おかめ岩」に着いた。岩の表面に2つの垂れ目があり、たしかに「おかめ」の顔に似ている。

5/5 7:56

(7:56) (標高233m) 小町山と朝日峠への分岐点である「ハート石」に着いた。ベンチがあるのでちょっと休憩。孫息子は単発的なスピードはあるが少し体重がオーバーなせいか休みたがるし、孫娘はあまり休まないで登れるがスピードが遅い。僕は肺炎の病み上がりで子供たちの登りに付いていけないのではないかと思っていたら未だ僕の方が速かった。

5/5 7:59

あまり手入れされていない檜の林の中を登って行く。肺炎で入院して以後、登山時にはパルスオキシメーターを持参して時々測る事にしているが、ちょっと急ぐとSPO2が144，脈拍が140くらいになり、無理は出来ない。

5/5 8:13

幼い時には「超」が付くほど慎重であった孫息子は今やこの程度の橋ならスタスタと渡れるようになった。しかし、日頃活発な孫娘は恐る恐る渡ったので子供の性格は複雑だし、又、成長するに連れてどんどん変化して行くのが分かった。

5/5 8:24

(8:24) (標高253m) 登山道が終わり、朝日峠の一般ハイキング道に出てきた。

5/5 8:28

朝日峠展望台の無料駐車場である。ここはパールラインを轟音を立てて運転する高級スポーツ車のたまり場のようになっていて何時来ても豪華な車を見る事が出来る。

5/5 8:42

(8:40) (標高302m) ようやく朝日峠展望公園頂上に着いた。このハイキングへ孫たちを誘う宣伝文句として「40分くらい歩くと頂上に着くから」と言ったが、実際は1時間34分かかってしまった。でも孫たちは「じいちゃんの言う事はアテにならない」と知っているから優しく許してくれた。

5/5 8:42

冬晴れのような遠望は利かないが、それでも霞ヶ浦と関東平野の雄大な景色を見る事が出来た。近頃はあまり見かけなかったが今日は珍しくパラグライダーの出発風景を見る事が出来た。

5/5 9:05

(9:05) 下山開始。子供たちはパラグライダーの出発風景を見て自分も操縦士の気分になったのか手を広げて芝生を駆け下りて行った。

5/5 9:13

登りはきついとこぼしていた孫たちも下りは楽しく歩いて行く。広葉樹が多く、気持ちの良い森林浴を味わえる。

5/5 9:18

(9:18) (標高252m) 道祖神が祀られている。息子や孫たちが一緒に登ったお礼を込めて僅かではあるが100円のお供えをした。

5/5 9:19

僕の妻に似て僕をなかなか誉めてくれず、感動を表に出さない我が息子もこのゆったりした広葉樹の下り道は満足しているようであった

5/5 9:46

道が沢状の岩と水たまりが混じっている場所に来た。孫息子はまあまあのペースで下る事が出来たが、孫娘の足の運びは覚束ない。僕と一緒にこれからも山に来てくれればすぐ慣れてくれると思うが、彼らはこれに懲りて今後一緒に来る可能性は少ないであろう。

5/5 9:51

息子一家は東京の文京区に住んでいるが、息子の話では、学校の校庭も広場も狭く、子供たちが手足を伸ばして遊ぶ機会が少ないので子供たちの運動能力は全国平均に比べてかなり低いとの事である。孫たちがもっとつくばに来て元気に野山に行ってくれればすぐ逞しくなるだろうのに。

5/5 10:00

鯉のぼりの場所に降りて来た。ボランティアで道の整備をしているオジサンが登山客に「上を見てごらん」と声をかけている。

5/5 10:01

上を見ると見事な藤の花があった。今でも見事だからもう少し早く来て盛りの時に見たらさぞ美しかった事だろう。

5/5 10:03

花を見ながらゆっくり下りる。孫たちも「下りだけなら又来ても良いよ」と言ってくれる。僕のDNAを受け継いだ山好きの孫はいないものか？残り4人のもっと幼い孫たちに期待をかける。

5/5 10:15

(10:15) (標高35m) 駐車場に戻って来た。今や駐車場はどこもかしこも満車である。

撮影機器：

Galaxy A53 5G SC-53C docomo サムスン

感想

TsukubaTad

　息子が小学校高学年の頃、無理やり冬の山スキーに連れて行ったりした為か、彼は山が大嫌いになり、自分だけならまだしも彼の子供たちにまで山を嫌いになるように教育して来た。ところがこのGWに息子一家が我が我が家に来てくれた時、一番年長の孫息子(小5)が老い先短いジイちゃんに同情してか「ジイちゃんと一緒に山に行っても良いよ」と言い出した。何と優しい孫である事か！自分の息子をジイちゃんだけに任せては心配な息子は自分も同行する気になり、小2の娘も連れて合計4人で登山する事になった。
　この10年くらい前から山に行って美しい景色を見た時、「この景色を妻や子供たちと一緒に見れたらもっと良かっただろうに」と思う事がある。しかし僕以外の家族は山に興味が無く、日常も忙しいのでなかなかその機会は来る事が無かった。今回「こどもの日」に息子と2人の孫と一緒に低山ながらハイキング出来た事は、僕にとって「子供の日」が「敬老の日」となるような最大のプレゼントであった。