宝達丘陵・水道つつじ公園から江道コース経由で三千坊山


- GPS
- 02:38
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 377m
- 下り
- 368m
コースタイム
- 山行
- 2:23
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:38
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白山池周辺の遊歩道が工事のため通行止めにより、江道コースへの迂回が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
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感想
『ヤマレコMAP』アプリの「地図取得」機能を使って地図をダウンロードすると、宝達丘陵の富山県側から二上丘陵にかけての山域の地図の図名が「三千坊山」になってる。富山県民には知名度抜群な二上山を差し置いて三千坊山が図名に選ばれているところがいかにも県外のかたが図名を振った…という感じがする(苦笑)。まあ、「本家」の二上山のほうに「二上山・金剛山」の地図名を使っているので、富山のほうには図名「二上山」は使わなかったものと推測しちゃうけど、『ヤマレコMAP』がこの地域の地図名に「三千坊山」を選んだことによって、私が初めてその存在を知ったことも事実である(爆笑〜!!!)。『富山の百山』にも選定されてないし、近くに二上山や元取山など似たような標高でもっと指名度が高い山があるので、目立たないのは仕方が無い。私が『ヤマレコMAP』のアプリを入れて初めて登った山が二上山で(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1623350.html)、それ以来二上山近辺には4、5回は来てるため、その度にアプリで「三千坊山」の地図を取得してたので、イヤでも「三千坊山」の名前は憶える(苦笑)。今回は、その三千坊山に初めて登りに行ってみた。ちなみに、この山が掲載されてる1:25,000地形図の図名は、「飯久保」。規定によると「図名は、当該地形図に注記した居住地名のうち、最も著名なものを選定する。 」となってるけど、「飯久保」という地名は富山県民でも95%以上のひとが知らない(苦笑)。私も、「飯久保」を「いくぼ」と読むことを今回の山行用に地形図折る時に初めて知った(爆笑〜!!!…現在の令和3年調製版が出るまで、図名のふりがなが「いいくぼ」だったので、知らないのはムリも無い)。
三千坊山には、水道つつじ公園から登るのが一般的みたいなので、私も水道つつじ公園からスタートした。ツツジの盛りにはひとがいっぱいだったかもしれないけど、花の盛りを過ぎた今となってはさほどでも無い。9:03に公園の駐車場を出発したけど、公園への階段の脇に立ってた看板「白山池横の遊歩道は工事のため通行止です。」が意味することに全く気付かなかった…。『ヤマレコMAP』の地図も、持参してた1:25,000地形図にも白山池の名前はどこにも書かれていないから、正直、気にもかけなかった。つつじ公園から水道管に向かって階段を上がって車道に出て、配水池のほうへ廻っていく。配水池の前にはまだツツジの花が残ってる。「三千坊山 登り90分」の標識があり、ここから標識に従って車道を五十辺集落へ下りていく。五十辺集落内にある標識を見遣り、三千坊山のほうに向かって行くと軽トラに乗ったオジイサンから、有志が道を整備していること、頂上に展望台があることを教えていただき、登山帳があるので何か書いて欲しい…とお願いされた。親切なオジイサンだなぁ〜と思って見送ったけど、肝心なことを教えてくれていなかった〜!(泣) 採土場に向かって歩いて行くと、「白山池横の遊歩道は工事のため通行止です。」の看板が再び登場。さすがにロケーション的に「もしかして、この先の道が通行止めなのでは?」とイヤな感じがし、さらに歩くと通行止めのバリケードが登場…(汗)。しかも、歩行者も通行禁止とのこと…(泣)。コンプラが重視される昨今、通行禁止区間を歩いたレコは流石にお蔵入りにするしかないので、強行突破は断念…。地形図をみて迂回路を捜したけど、五十辺まで戻って、さらに江道から廻ってくるしかなさそう。心配なのは、『ヤマレコMAP』では江道からのコースに全くオレンジの「足跡」が無いこと。このコース、ホントに歩けるの?
五十辺から一旦県道29号に出て、移動。江道横穴墓群の標識に従い、細い車道に入ってく。この江道横穴墓群の標識の向かいには(恐らく)三千坊山へのコースを案内する標識が立ってたんだろうけど、落ちてしまったのか柱だけが残ってる…。すぐに横穴墓群に到着。4ヶ月前に登った元取山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5090912.html)にも似たような墓跡があったので、この地域には多い遺跡なんだろう。車道を進むと現代のお墓が現れ、この墓場を過ぎると早速、道が未舗装に…。雑草が煩くなり始め先が思いやられたけど、石川幹線巡視路と合流。送電塔巡視路と合流したことで、少なくとも送電線と沿ってるうちはマトモな道が確約された。それが証拠に、砂利道の両サイドとも最近草刈りされたようで、人の手が入ってる。地形図で道の表記が実線(車道)から破線(徒歩道)に変わる辺りで傾斜がキツくなり、ホントに徒歩道となる。いきなり急傾斜で、いかにも送電線巡視路的な樹脂製の階段が現れる。樹脂の階段区間が終わると、スコップでステップを切った跡が生々しい(苦笑)区間に入る。この区間は、この日の全行程で一番急な上りだった。傾斜が緩むと、(おそらく)55番鉄塔に到着。ここで送電線巡視路と尾根を真っ直ぐに進む道に分かれる。歩き易そうな送電線巡視路は見送り、意を決してヤブがうるさそうな尾根道に入ると、3分ほどの歩きで白山池からのコースと合流し、工事による通行止区間の迂回がようやく完了。ここから先は通常ルートなので心配無く歩けた。一旦隣の尾根との間の窪地に沿う区間を歩き、尾根が合流したところで再び尾根上を歩く。新緑が目に眩しい。流石に歩くなってきたので、長袖シャツを脱いだ。
水道つつじ公園から三千坊山に登るとアップダウンが多いので、標高差の割になかなか頂上に着かない。右側に車道がみえる…と思った途端、オジイサンとすれ違い、すぐに車道に下りた。すれ違ったオジイサンの服装が登山者のそれでなく、車道にモミジマーク付きの軽が停まってたので、山主さんによる「おらが山」の見廻りだと思うのは早合点かな?(苦笑) 車道を横断し、一旦は上るものの、すぐに下り基調となり、歩道から車道に変わる。これも地形図の表記どおり。地形図ではT字路に出ることになっているけど、T字路の突き当たりから歩道(車道跡と思ったほど幅がある)が伸びてる。標識には「三千坊山登り口」とある。こちらに進んでひと登りで氷見市との境に出て、脇之谷内からのコースと合流。標識には「頂上へあと一息」とある。この標識から3分の上りでようやく展望台がみえてきて、10:28に三千坊山頂上に到着。
頂上には、展望台のほか、頂上標識、案内図、仏様と登山帳筒、二等三角点がある。展望台に上ってみると高岡市街地の向こうに立山連峰がどーん!とみえた。天気が下り坂なので、見え方はイマイチ。頂上で休んでると女性登山者がひとりやって来たけど、すぐに通過してった。五十辺の軽トラのオジイサンに頼まれたので、登山帳に記帳した(苦笑)。
帰りは頂上から直接下の林道に下りるコースを選択(ヤマレコの『らくルート』でも設定されている)。雑草が煩そうだったけど、模擬木で階段状にステップが切られてるので、昔きっちり整備されたルートなんだろう。3分で下の林道に出て、東側に林道を進むと、さっきの「三千坊山登り口」に戻った。ここからは五十辺までは往路を忠実に戻った。五十辺からは水道つつじ公園内を通過する意味が無いので、そのまま車道を進んで車道側から水道つつじ公園の駐車場に11:41に戻った。
工事による通行止め区間があり迂回を余儀なくされたことを割り引いても、「長い!」というのが率直な感想(苦笑)。急坂も少ないので、森林浴を楽しみたいかたにはイイかも。
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