サンインシロカネソウに会いに遥々と「氷ノ山＆日本名瀑100：原不動の滝・天滝・猿尾滝」

2023年05月20日(土) 〜 2023年05月21日(日)

コースタイム

【5月20日・土】
和田山10:00〜（🚙）〜【原不動の滝】〜（🚙）〜【天滝】〜（🚙）〜〜福定親水公園キャンプ場

【5月21日・日】
福定親水公園キャンプ場4:45→6:47氷ノ山越→8:16【氷ノ山】8:35→8:52神代ヒュッテ→9:56東尾根避難小屋→10:18東尾根登山口→10:50福定親水公園P〜（🚙）〜11:27【猿尾滝】〜（🚙）〜和田山

天候

5月20日：曇り後晴れ
5月21日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

山陰本線「和田山駅」からレンタカー利用
駐車場
　氷ノ山：福定親水公園
　100名瀑：それぞれに駐車場有

その他周辺情報

福定親水公園キャンプ場：入場料＠200円、ﾃﾝﾄ一張：1000円
やぶ温泉：道の駅「田島楽座」内　079-664-1000、＠500円

写真

5/20 11:25

【5月20日】
JR山陰本線：和田山駅からレンタカーで1時間30分。
先ず「原不動ノ滝」からスタート。

5/20 11:28

不動尊の立派な門をくぐっていきます。

5/20 11:31

クリンソウが咲き残ってました。

5/20 11:31

ヒメレンゲが岩にびっしり！

繊細な飴細工！

「原不動ノ滝」落差88m三段。
しかし、下からは2段目までしか見えません。

3段目はV字。

5/20 11:43

吊り橋を渡って戻ります。
今回の山友です。

5/20 12:53

次は「天滝：てんだき」。
ここから渓谷沿いの遊歩道を片道45分。

5/20 11:40

ミズタビラコ

5/20 13:07

途中にも立派な滝が！
「連理の滝」

5/20 13:09

きちんと整備されていて子供でも歩けますね。

5/20 13:12

名無しの滑滝

5/20 13:13

「久遠の滝」

5/20 13:14

これも名無しの滝

5/20 13:23

滑らないように慎重に足を運びます。

5/20 13:24

「鼓ケ滝」

5/20 13:33

おお！　見えてきました。
圧巻のスケールと美しさ！

5/20 13:37

氷ノ山が水源。

落差98m。とても1枚にはおさめきれません。
名の通り天から流れ落ちています。
上段と…→

下段。

5/20 13:49

トチの木の花と天滝の流れ。

5/20 13:30

滝壺周辺には、ヒイラギソウの群落

5/21 4:46

【5月21日】
4時45分に福定親水公園pを出発。

ベニサラサドウダンの花が鈴なり。

5/21 4:51

レンゲツツジ。
赤い花が続きます。

5/21 4:51

振り返ると朝焼け。
今日一日の好天が約束されてます。

5/21 4:55

名前が無いのでmizukiが命名
「杵ノ滝」

「布滝」

5/21 5:19

何を見つけたのかな？

5/21 5:31

え！

5/21 5:31

これはすごい！
私では、7本の木が見分けられない！

5/21 5:58

ヤエムグラ

5/21 6:14

ギンランも！

5/21 6:47

氷ノ山越に到着。
避難小屋の中はきれいでした。

5/21 7:09

まとまって咲くと、スミレも存在感を増しますね。

5/21 7:17

ユキザサ。これからが旬。

5/21 7:29

ピンクのイワカガミ。
一つ一つの花が小宇宙。

5/21 7:36

山頂が見えてきました。

5/21 7:37

足元はイワカガミのお花畑です。

5/21 7:37

鉢伏山とハチ高原スキー場。
「ぶん回し」をやりたかったなあ。

5/21 7:50

登ってみましょう。

5/21 7:51

途中の岩にミツバツツジが咲いてました。

5/21 7:56

こちらは、白花のイワカガミの群落。

5/21 7:59

ミヤマカタバミは。まだお眠かな？

5/21 8:10

天国へ続く木道

5/21 8:16

遙々来たぜ、氷ノ山！

5/21 8:31

右手奥に大山が見えていました。
こちらが日本海だね。

5/21 8:37

コブシ咲き残ってました。

5/21 8:55

神代ヒュッテ前の立ち木広場で、一休みしているハイカーが沢山いました。ここから東尾根を下ります。

5/21 9:17

確かに！

5/21 9:40

このベニサラサドウダンは色が薄いね。

5/21 9:50

チゴユリさん、おはよう！

5/21 9:47

気持ちが晴れ晴れするようなブナの純林。

5/21 9:04

やっと、会えました！
サンインシロカネソウ。想像していたよりずっと小さい！　うつむいて咲きます。右は種の準備中。

5/21 9:31

下から覗くように写しました。

アップしてみましたが、難しい。

蕾も愛らしい。

左に蕾、真ん中に全開の花、右に種子。

小人が使うランプシェード

種子です。
シロカネソウはサバノオ属。種子の形がみなこのように鯖のしっぽに似てるのだそうです。

混生しているハナネコノメ。

5/21 9:56

東尾根避難小屋まで降りてきました。

5/21 10:12

緑滴るとはこんな景色を言うのでしょう。

5/21 10:15

イチリンソウ。花茎が折れても頑張ってます。

5/21 10:18

遭難者慰霊銘盤がはめ込まれていました。

駐車場所まで歩く車道ですが、途中でコケイランを発見。

5/21 10:53

駐車場に戻ってきました。満車になってました。

5/21 11:27

帰路、「猿尾滝」に立ち寄りました。

5/21 11:27

河床は、一枚岩の岩盤です。

5/21 11:30

途中、榧の木にミヤマハンショウズルが絡みついて咲いてました。

落差90mの段爆。下段は一枚岩の岩溝を流れ落ちる斜瀑。

上段は豪快な幅広の流れ。
兵庫県の滝は、感動ものでした！
さあ、温泉に入って帰りましょう。

撮影機器：

COOLPIX W150 ニコン

感想

mizuki

・清流の岩肌。
・小さな小さな花をうつむき加減につけたサンインシロカネソウ。
・ミストを浴びて密かに輝く薄緑色の宝石。

・関東から　夜行バス〜山陰本線〜レンタカー　と乗り継いで遥々とやってきたけれど、この愛らしい花に出会ったら長旅の疲れもどこかへ。
・今年は異常ともいえる暖かさで、花々の開花が例年より2週ほど早い。
・もう終わっているのではないかと気を揉んだが、蕾〜花〜実　と、全部の過程が見られた。高所の一定温の沢という環境に咲くからだろうか。

・兵庫県には、日本名瀑100選の「原不動の滝」「天滝」「猿尾滝」の三滝がある。今回は氷ノ山と抱き合わせて、これらの滝も訪問。
・どの滝も落差が80m以上あり、個性的で豪快！　余りの迫力に、出会った瞬間に息をのみ、次いで感嘆の叫び声をあげてしまうほど。
・「原不動の滝」ではヒメレンゲ、「天滝」ではヒイラギソウ、「猿尾滝」ではミヤマハンショウヅル　に出会った。

・いつか登ってみたいと念じていた、名峰「氷ノ山」。登山口の諸設備もトレイルも避難小屋も手入れが行き届き、大切にされている山なのだと実感！
・山頂からは、遠く大山が見渡せた。7月に　三鈷峰〜大山の外輪山縦走の予定。

・今回出会った花々
　サンインシロカネソウ、ムラサキサギゴケ、ベニドウダンツツジ、紅白のイワカガミ　、コケイラン、ヤマルリソウ、ミズタビラコ、ユキザサ、チゴユリ、タニウツギ、ガクアジサイ、チャルメルソウ、コブシ、ヒイラギソウ、レンゲツツジ、ヤエムグラ、ギンラン、ニョイスミレ、タチツボスミレ、ミツバツツジ、ヤマカタバミ、イチリンソウ、エンレイソウ、ミヤマハンショウズル