蝶ヶ岳(三股よりヒュッテ泊・デブリ・・)


- GPS
- 28:37
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,523m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:23
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪のある時は状況に大きく変化すると思います。 |
その他周辺情報 | 近くにホリデーゆ~という日帰り温泉施設あり。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
GWは遠征しようかどうか迷い
つつ1日有給をもらったので
天気も良さげだし久しぶりに
蝶ケ岳に登ってみようと小屋
を予約。前日仕事が終わって
(終わらして)17時に福山市
内を出発した。宿直明けなの
でキツイ。梓川SAで仮眠して
安曇野インターで下りた。セ
ルフスタンドでガソリン補給
。
6時半三股登山口駐車場に着
いた。平日なのでまだまだ余
裕がある。6時45分に出発し
て車止めゲートを通って林道
を登っていく。三人組が先に
歩いている。7時三股登山口
に着いた。こちらのトイレは
使える。
常念岳蝶ケ岳方面とある方向
へと沢沿いの道を登っていく
。橋を渡ると蝶ケ岳と常念岳
への登山道分岐だ。まっすぐ
進む。猿がたくさんいる。た
いてい見かける。7時25分、
吊橋を渡る。いよいよ北アル
プスに来たなあという感じ。
みどりがとてもきれいだ。お
気に入りのところだ。この辺
りだけでも楽しめそうだ。
やがて谷から尾根へと登って
7時50分ゴジラが出てきた。
カラマツ林がある。青空とし
っとりした緑がきれい。ただ
しずくが落ちてきてカメラが
濡れるのか気になる。手袋は
冬用を持ってきたけどカメラ
用でも問題なし。上の方の山
肌を見ると木々がうっすら白
い。みぞれだったのか。稜線
が見えてきた。稜線は真っ白
だ。8時50分、雪の斜面がで
てきた。なんだか嬉しい。振
り返ると安曇野の町並み。
9時20分、まめうち平に着い
た。9時半、雪道になった。9
時40分、ダブルストックから
ピッケル+12本アイゼンへ。
10時、2000m地点を示すプレ
ートがある。樹林帯を登って
いくとやがて山腹道となった
。GWに来た時にいつも気にな
る蝶沢を渡るところが近づい
てきた。見えてきた・・・雪
崩れている。デブリだらけ。
3人パーティーの1人はプロの
ガイドさんで小屋?かな巻き
込まれた人がいないか蝶ケ岳
ヒュッテに連絡を入れている
。
ソロの大きな三脚を持った男
性、3人パーティー、2人組と
少し離れて速やかに通過する
。この後も重大事故が起こっ
たところが数か所あるとガイ
ドさん。気温が高いので緩む
前に危険個所を通過したい。
たしかにこの後も雪崩れそう
なところ、落ちたらどこまで
も落ちそうなところ、が何か
所かある。前来た時とは大違
いだ。雪の状態・天気によっ
て雪山は難易度が大きく変わ
る。
12時、少し大きな山腹の沢を
渡る。ここも雪崩れそうだし
落ちると奈落の底。速やかに
通過する。だんだん雪が緩く
なってきている。ずりッとい
った・・けどピッケルで落ち
ず・・初めて遊びではなくて
実戦で使った(下山の時、こ
のあたり3,4個ずりッ跡があ
った)。
12時10分、樹林帯の尾根を登
っていく。キツイけれど危険
なのよりずっといい。右に雪
の沢があり樹林帯との間を登
っていく。少し斜度が落ちて
きた。雪面になった。雪紋が
とてもきれいだ。下りてくる
人に励まされて登っていくけ
どきついなあ。常念岳が良く
見える。
13時45分、山頂に着いた。少
し西へ行くと穂高連峰がドー
ンだ。蝶ケ岳ヒュッテに行き
泊りの申し込みをして缶ビー
ル大を注文して外でひとりで
乾杯。富士山はずっと見えて
いるし。八ヶ岳、南アルプス
、恵那山、御嶽山、乗鞍岳・
・・。テントを張っているの
が見える。
夕食を食べてから日の入りタ
イム。登りで一緒になった男
性、山口県から来たという男
性と話をする・・なんとSNS
で相互フォローしているYさ
ん、右田ケ岳でお会いす
ることはあるかもと思ってい
たけどここでお逢いするとは
・・でも下山してから知った
のでそこではお互い分からず
。さわやか信州号、何度か使
ったことがある。とても便利
だ。
美しい日の入りを見てからい
ったん部屋へ戻って夜景撮影
へ。失敗することが何枚もあ
るので何枚も撮影する。どれ
か使えるかな。このあと部屋
に戻り(平日でGW前だからか
ワンユニット使用)就寝した
。缶ビール大を2缶も呑んだ
から?何度もトイレに通った
。
翌朝、ご来光を見に外へ。日
の出は見えたけれどそれほど
染まらず残念だ。6時50分、
下山を開始する。雪の緩む前
に難所を通過したい。野鳥が
とても多い。でも名前が分か
らない。雷鳥を探すが見つか
らなかった。雪の沢と樹林帯
の間を下りてゆき途中から右
へ。山腹をゆっくりと下りて
いく。危険ポイントが続く。
まだ固いからずりッとはない
けれど落ちて加速がつくと止
まりそうにないような。結構
な傾斜だ。奈良の稲村が岳の
キレットも雪がないとそれほ
どでもないけれど雪があると
難易度がぐっと上がる。
8時45分、蝶沢を横切る雪崩
たところにでてきた。こんな
のに巻き込まれたら終わりだ
。大丈夫だろうけど速やかに
通過する。おとといに雪崩れ
たんだろう。
8時50分、三股4kmとある。
このあとは傾斜は緩み残雪ハ
イクだ。9時半にピッケル+1
2本アイゼンからダブルスト
ックに変えて下りていく。9
時35分、まめうち平だ。その
先、常念岳が良く見える。野
鳥、花々、新緑を楽しみ10時
半にゴジラまで下りてきた。
みどりがとってもきれいなと
ころだ。10時55分、吊橋を渡
り11時05分、三股登山口に着
いた。トイレには寄らずその
まま林道を下りてく。11時20
分、車止めゲートを通って駐
車場に着いた。
助手席側のドアノブが緑色と
茶色で汚れている。なんだろ
う?猿かな。鍵が万が一開い
ていたらえらいことになると
ころだ。
11時35分、車で出発して11時
55分〜12時35分、ホリデーゆ
~で温泉に入って安曇野イン
ターから高速へ。小さな渋滞
はあったものの順調に広島へ。
小谷SAで夕食(19:45〜20
:00)、自宅には20時25分に
着いた。GWの前で前日に新雪
が積もったということもあっ
て今回難易度が上がったのか
。前回来た時は蝶沢は少し気
を使ったけれど今回は水気の
多い重たい雪で雪崩れている
し踏み跡は少ないしでトラバ
ースヶ所で気を使った。
雪山は雪の状態、気象条件に
よって難易度が大きく変化す
るなあと実感した。蝶ケ岳か
らの穂高連峰は最高でほとん
ど山頂に位置しているので今
回のように天気が良いと360
度の大パノラマだ。蝶ケ岳ヒ
ュッテも雰囲気がいいしもち
ろんまた来るだろう。
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