富士山・須走口から
山梨県
静岡県
nabekuni
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,878m
- 下り
- 1,876m
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- 山行
- 7:30
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 10:40
| 天候 | 曇りのち雨一時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2003年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
|
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感想
山行記録
須走口五合目〜富士山〜須走口五合目
2003年7月26日（日帰り）
メンバー：桂さん
7月25日 雨
君津2205-0130須走口五合目(164km)
天気が怪しく、なんの準備もしていなかったので会社から帰って入浴・食事のあと大急ぎで準備。出発 予定は2100だったが、桂君に電話すると会社を出るのが遅れて2130にしたいとのこと。
2100過ぎには準備完了。結局桂君が来たのは2200少し前で荷物を積んで出発したのは2205だった。今 回は2人なので桂君のシビックで行くことにした。夜になって雨が降り出し、雨の中天気の不安を 抱きつつの出発だった。
アクアライン→首都高→保土ヶ谷バイパス→東名と乗り継いだが特に混雑はなく、雨脚は益々 強まったが、順調に走行出来た。夏休みの週末とはいえ梅雨も明けずしかも雨降りとあって行楽 客は少ないのだろう。
御殿場ICで東名を下り、市内のコンビニで明日の朝食を調達。
富士あざみラインを登って0130に須走口5合目の駐車場に到着した。駐車場は8割方埋まって いた。下段の第2駐車場の入口付近に駐車した。雨は上がり、麓の街の灯りが綺麗だ。明日の好 天を祈りつつビールを飲んで仮眠した。
7月26日 曇りのち雨一次晴れ
須走口五合目0800(55)0855本五合0905(1:05)1010七合・太陽館1030(30)
1100本七合・見晴館1100(25)1125本八合・江戸屋1140(35)1215八合五勺・御来光館
1230(40)1310 ? 1320(10)1330頂上・久須志神社1355(20)1415山頂郵便局
1430(15)1445剣ヶ峰(3,776m)1515(30)1545久須志神社1605(30)1635八合・江戸屋
1650(1:00)1750砂払五合1810(30)1840須走口五合目(計7:25)
須走口五合目1900-山中湖温泉・紅富士の湯2040-御殿場五味八珍2140-2315君津
0600起床。依然として雨が降っていてかなり寒い。登山口にあるトイレに行ったが、周辺に飲 料水の無いことに気付いた。持参すべきだったが、後の祭りだった。小屋の寒暖計は12℃だった。
辺りが明るくなり、天気は回復の兆しがあるので雨の中を出発せずに上がってから出発するこ とにした。0700過ぎには雨が上がったのでテーブルとイスを出して車の外で朝食を摂った。
0800小雨のなか出発。今回はアミノバイタルの効果確認が最大の目的なので、天気は多少悪く ても構わない。アミノバイタルは顆粒とゼリーとドリンク（ウォーターチャージ）の3種類をフ ルに用意、出発前に顆粒を飲み、水分補給はウォーターチャージ、行動食にゼリーを利用する。
雨は降っているが、空は明るく麓の高原や富士五湖の一部が見えている。
飲料水がないので小屋で2�箸離撻奪肇椒肇詁�り飲料水を買ったが、なんと\500もした。
登山者の数はこの時期にしては少ないようだが、そのぶん静かな山歩きができる。登山口から 6合目あたりまでは樹林帯の中を登る。富士山らしくない登山道だが、静かで気分の良い登りが 味わえる。1時間で最初の小屋「本五合・林館」に到着、最初の休憩をとる。2年前に登ったと きは閉鎖されていたが、今日は営業していた。0930六合目・瀬戸館(2,700m)を通過。1010七合目 ・太陽館(2,960m)に到着、2回目の休憩をとるがここまでは快調だ。七合目を過ぎた頃から青空 が広がり山頂までくっきりと見渡せるようになった。1100本七合目・見晴館(3,250m)を通過した が、小屋の温度計は12℃を指していた。八合目・江戸屋(下)(3,350m)で須走口登山道と河口湖・ 吉田口登山道が合流し、登山者の数も多くなる。本八合(3,400m)には富士山ホテル・江戸屋(上) トモエ館の3軒の山小屋が隣接して建っている。この辺りから再びガスに包まれてしまった。
1215八合五勺・御来光館(3,450m)で3回目の休憩をとる。この頃から高度の影響か、頭痛とまで はいかないが、頭がなんとなくスッキリせず、深呼吸すると肺が痛む様になった。
九合目付近から雨がポツポツ降り出した、じきに止むと思いつつ登っていたら本降りになって しまい、止むを得ずカッパを着用した。1310 3,670m付近の登山道脇で4回目の休憩をとるが、 この辺りまで来るとかなりしんどい。
1330吉田口山頂(3,740m)に到着。雨は小雨だが、濃いガスに覆われて展望はない。久須志神社 で記念写真を撮り、山口屋の無料休憩所で休憩。休憩所は大勢の登山客(観光客？)で賑わってい た。おでんが\1,000、カレーが\1,200ととんでもない値段のメニューが飛ぶように売れている。
1355お鉢巡りに出発。途中夏場だけ営業している山頂郵便局に寄り、桂君が実家に暑中見舞いを 出した。郵便局の外の温度計は8℃を指していた。郵便局の人によると今日九州から東海までが 梅雨明けしたそうだ。
測候所手前の急斜面を登り、1445に3,776m富士山最高地点の剣ヶ峰に到着。富士山は5回目だ が、剣ヶ峰まで来たのは一昨年と今回の2回だ。山頂の標柱の所で記念撮影をし、ビールで乾杯 した。一昨年は記念撮影の順番待ちに時間が掛かったが、今日は待ち時間ゼロだった。
山頂滞在中に一時的にガスが切れて青空が少し見えた。噴火口も全貌を現したが、暫くすると またガスに包まれてしまった。剣ヶ峰をあとにしてお鉢巡りを続け、吉田口山頂に戻って下山に 備えてスパッツを着け、ストックを出した。
1605に下山開始。所要3時間として1900になってしまうギリギリの時間だ。
下山道は登山道とは違う道を使う。八合目まではブルドーザーも通る広いジグザグ道を駆け下 りる。殆どの人はスパッツを着けていないので、靴に小石や砂が入って大変だ。急な下りを恐る 恐る下っている人が多い。ストックを前方に突き、春山の下りキックステップの要領で踵でスリ ップを止めながらぐんぐん高度を下げる。1635吉田口ルートとの分岐点である八合目江戸屋3,35 0mに到着した。30分で400m下りたことになる。これが富士下山の醍醐味だ。この高度まで下りる と頭もスッキリし、呼吸も楽になって高度障害が無くなった。
八合目江戸屋の少し下からは一直線の下り、いわゆる砂走りが始まる。ガスで視界が悪いが、 50mおきくらいに「下山道」の赤い看板があるので安心だ。ここでもスパッツもストックも無く 苦労して下る人を尻目に飛ぶように下ったが、飛ばしすぎたのか途中から膝と大腿筋が痛くなり スピードを控えて下った。濃いガスの中をひたすら下り、1750砂払い五合(2,300m)の小屋に到着 した。山頂から1時間30分で1,500m近くを下ったことになる。
砂走りのルートは2年前に比べて道幅が随分広くなったような気がしたが、この方が断然歩き 易い。
小屋から先の山道は樹林帯で昼間でも薄暗く、時間も遅いのでなおさらなので車道を下りよう と思い、小屋のおじさんに聞いてみたら、道を間違えるといけないので山道を下りた方が良いと 言われた。
1810砂払い五合を出発。最後の標高差300mを下りる。ここまではなんとか動いた足もいよいよ 動きが悪くなり、大きな段差ではストックで体を支えるようにして下った。1840なんとか暗くな る前に登山口に下りることが出来た。この頃にはまた雨が降り出していた。この雨のなか、もう じき夜になるというのに登っていく人達もいる。やはり富士山だ。24時間いつでも人が登ってい るし、他の山ではほとんど見掛けない若い人が富士山では圧倒的に多い。登山というより遊び感 覚で登っているが、標高差といい気象条件といい日本有数の厳しさの山をズック靴にビニールカ ッパなどの貧弱な装備では事故が起きても不思議ではない。
小屋の前で一休みし、記念写真を撮って駐車場へ。駐車場に至る道路際にはズラリと路上駐車 の列が出来ていた。
1900五合目の駐車場を出発、山中湖温泉「紅富士の湯」で汗を流し、御殿場市内のラーメン屋 で夕食を食べた。2140に御殿場を出発。途中渋滞なく快調に飛ばし、東名→保土ヶ谷バイパス→ 首都高→アクアライン→館山道君津ICを経由して2315に我が家に到着した。御殿場から90分足ら ずで着いてしまったのだ。
今回の山行は標高差1,800mを日帰りで一気に往復する強行軍で天気もあまり良くは無かったが 富士山を満喫することが出来た。足は痛かったが、なんとか持ってくれたし日頃痛んだ右膝も特 に気にならなかった。筋肉痛もあまり激しくは無く、アミノバイタルの効果だと思う。今後の山 行にも活用しよう。それからストックも下りには威力を発揮する事が判った。特に膝への負担を 大幅に軽減できるので、今後はストック持参で出掛けることにしよう。
須走口五合目(2,000m) 0800
本五合・林館(2,420m) 0855-0905
七合・太陽館(2,960m) 1010-1030
本七合・見晴館(3,250m) 1100
八合・江戸屋(3,350m) 1125-1140
八合五勺・御来光館(3,450m) 1215-1230
？(3,670m) 1310-1320
頂上・久須志神社 1330-1355
山頂郵便局 1415-1430
剣ヶ峰(3,776m) 1445-1515
久須志神社 1545-1605
八合・江戸屋 1635-1650
砂払五合(2,230m) 1750-1810
須走口五合目(2,000m) 1840
須走口五合目 1900 87,763km
紅富士の湯 2040 87,787km
五味八珍 2140 87,807km
我が家 2315 87,951km
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