白山 〜 完全遭難 〜

2014年11月10日(月) [日帰り]

コースタイム

別当出合〜観光新道〜室堂〜御前峰〜
室堂〜砂防新道〜別当出合

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

別当出合 駐車場を利用。

コース状況／危険箇所等

観光新道〜室堂　登山道は所々積雪、凍結していました。
室堂〜頂上　20 cm ほど雪で覆われており、
登山道は完全凍結。アイゼンが必要かと・・・

その他周辺情報

下山後は 白峰温泉 へ入りました。

写真

11/10 6:04

山頂は 0 ℃ で 晴れ の天気予報。
別当出合 からスタート。

この時期にこの山を登る・・・

常識的に考えると
すでに昨夜の時点で
酷い道程になる事は
想像に難くないのですが・・・

11/10 6:13

アナログとデジタルのコンパス、
かなり明るめのライト、
多めの行動食、
遭難した時用の水と食料、
必要以上の持ち物・・・

パーティー全員を守れるよう、
全ての事態に対処出来るよう・・・

日帰り予定なのに
とてつもない重さの装備になってしまいました （ 泣 ）

11/10 6:24

大荒れの登山になるかも・・・

スタート直後なのに
M 氏も
不穏な雰囲気を肌で感じているようです。

11/10 6:36

11/10 6:39

11/10 6:40

観光新道 を歩きます。

11/10 6:46

テイルオン！！！

11/10 7:19

不動滝 でしょうか・・・

11/10 7:20

数分おきに
寄せては引いてを繰り返す雲海。

11/10 7:32

少しイラっとするポーズをとる M 氏。

11/10 7:34

朝陽が射し込み始めます。

11/10 7:37

一気に目が覚めたような
色とりどりな世界が広がりました。

11/10 7:39

11/10 7:51

過ごして来た人生・・・
M 氏とお互いの生き様を語り合います。

11/10 7:52

11/10 8:00

11/10 8:03

11/10 8:10

11/10 8:14

11/10 8:15

11/10 8:21

11/10 8:27

11/10 8:29

11/10 8:32

11/10 8:34

11/10 8:34

11/10 8:37

11/10 8:38

11/10 8:39

11/10 8:45

11/10 8:45

11/10 8:47

11/10 8:49

景色は素晴らしいのですが・・・
帰りの心配が頭を過ぎり
素直に喜べません。
陽気な M 氏も時々弱気な発言を・・・

11/10 8:50

M 氏と
人影で遊んでみます。

11/10 8:52

11/10 8:58

11/10 9:24

11/10 9:31

11/10 10:04

一休みした小屋で
完全に失敗登山だと確信する、
M 氏と俺氏。
だけど、
もう引き返せない所まで
来てしまったよ・・・

11/10 10:10

とにかく
あらゆるトラブル対処法を考え合います。

11/10 10:17

11/10 10:19

11/10 10:30

11/10 10:32

11/10 10:36

11/10 10:38

11/10 10:41

11/10 10:48

弥陀ヶ原 へ・・・

11/10 10:59

映画の撮影でもしているのでしょうか・・・？？？
近づいてみると、
日米合同演習の真っ最中。
米軍の重厚な装備が
平和ボケした私には
とても現実のモノには見えません。

11/10 11:04

かなりハードな場所で
下降訓練を行っているのだとか・・・

11/10 11:05

航空自衛隊委員 from 秋田、
米兵 from 横田、アラスカ、
の三人が機敏に ヘリ へと乗り込みます。

11/10 11:06

11/10 11:07

11/10 11:18

11/10 11:18

この辺りから問題続出・・・

だがしかし！

全ては想定内なのです！

11/10 11:31

11/10 12:02

地元のアマカメラマン お二人が
シャッターチャンスを伺っておりました。

11/10 13:27

室堂 へと到着。

11/10 13:28

生きて下山するため・・・

ひたすら
M 氏と良策を考え合います。

11/10 13:30

11/10 13:36

かっこエエ、別山 。

11/10 14:02

登山道は雪で覆われています。
無しで登りましたが、
アイゼンが有った方が良いと思います。

11/10 14:23

白山 御前峰 。

室堂 に
カバンとカメラを置いて来てしまったので
スマホでパチリパチリ・・・

11/10 14:23

積雪した火山湖が見える、
主峰周辺の頂稜部。

11/10 14:24

11/10 14:26

立山 をはじめ、
北アルプスの山々が
キレいに見えているらしいのですが・・・
指の凍えのせいもあり、
360 度の大パノラマが上手く撮れません。
写真がダメなら動画にしようかと思ったけれど、
日没を考えると一刻も早く下りたかったので
諦める事に・・・ （ 泣 ）

11/10 14:26

気温 0 ℃、
体感温度は氷点下・・・
あまり長居してもアレかな・・・
っと思いすぐに下山。

11/10 15:12

すでに日が傾き始めた、
15 時過ぎ・・・
驚く事にトレイルランナーが二人上がって来ました。
まあ、
他人の心配などをしている
そんな余裕すらありませんが・・・

11/10 15:16

11/10 15:20

11/10 15:24

美しい主峰を振り返ってみます。

11/10 15:27

下山に向けて
M 氏とカロリーメイト等、
行動食と水分を分け合い摂取します。
これで
心身共に少し楽になりました。
これから確実に起こるであろう
トラブルに
対処出来そうな気がしてきました。

11/10 15:30

夕陽に染まる 御嶽山 ・・・
その姿は
美しくもあり、
悲しくもあり・・・

11/10 15:35

11/10 15:40

槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰とその周辺。
スゲー雪だけど、
あんな所を登る人はいるのかな・・・

11/10 15:40

乗鞍岳 。

11/10 15:41

荒島岳 。

11/10 15:44

槍ヶ岳 から 御嶽山 までを一望。
素晴らしい景色・・・

11/10 15:48

11/10 15:50

11/10 15:51

11/10 15:59

砂防新道 を通ります。

11/10 16:07

11/10 16:09

11/10 16:11

11/10 16:11

11/10 16:12

非常に明るく前向きな M 氏と一緒だと
何とか乗り越えられそうな気がします。

11/10 16:13

11/10 16:19

もう完全に諦めモードの俺氏を
グイグイ引っ張る M 氏。
その背中が
とても心地良いのです。

11/10 16:31

水道の水も出ず、
日没も迫ってきましたが・・・
休憩をしたら
気分も前向きになりました。

11/10 16:33

11/10 16:41

別山 。

11/10 16:41

11/10 16:45

11/10 16:53

美しいけど・・・
時間的に相当ヤバいです。
最悪の事態を考えながら
慎重に歩きます。

11/10 16:54

考えられる選択肢を
全て頭に刻み込みながら
起こりうるだろうトラブルに備えます。
少ない脳みそが
オーバーヒート気味に・・・

11/10 16:58

ついに日没。
雲海の中に入ると、
案の定 道迷い。
こんなのも
あらかじめ想定していたので
冷静に
スマホの GPS と 地図ロイド、ログ を立ち上げて
車道に戻り下山しました。

11/10 19:52

帰りは温泉へ・・・
湯舟に浸かりながら生きている実感を噛み締めました。
とにかく無事で良かった、
ただ単に運が良かっただけかもしれないけれど・・・
あらゆる責任を背負い込まなければ
登ってはならないな・・・
っと思いました。
やたらと成分が身にしみる、
塩っぱい お湯 でした。

撮影機器：

NIKON D3100 NIKON CORPORATION

SH-01F SHARP

感想

smart

“ 登りたい ” という大きすぎる欲望と
“ 遭難する事は無いだろう ” という少なすぎる不安・・・

とても稚拙で未熟な登山でした。

コメント

ゲスト

雲海が凄すぎる
smartさん こんばんは〜
凄い迫力のある雲海ですね！
行ってみたい山の候補になりました
あの雲海の中での下山はさぞかし骨を折られた事でしょう。。。
無事に下山されてなりよりです

smart

ありがとうございます〜
SkyEagle さんこんにちわ〜
この日会った登山者 4 人、
一年に何度もこの山に登る方たちだったのですが、
こういう天候は
雪山が始まる直前の時期にしかないそうだと
全員おっさっていました。
高さの割にさほど難易度は高く無い山なのですが・・・
パーティー内に重大な問題を抱えておりまして・・・ （ 泣 ）
毎回、「 孤高の人 」 の 北鎌尾根状態 に突入してしまうのです。
今回は本当にヤバいと思いました。
本当に無事で何よりでした。
ココ、
ヤマレコで調べてみたら、
雪山も面白いみたいですね〜