岩岳尾根で前飛竜→丹波天平

2023年06月04日(日) [日帰り]

• GPS: 08:27
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,629m
• 下り: 1,634m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:01
• 休憩: 0:22
• 合計: 8:23

6:11 道の駅たばやま
6:20 6:20 丹波バス停
6:48 6:52 余慶橋(岩岳分岐)
9:15 9:15 岩岳
9:35 9:35 ハシカキノタル
11:16 11:16 露岩
11:22 11:23 前飛竜
11:39 11:56 露岩
12:39 12:39 熊倉山
13:06 13:06 サオラ峠
13:10 13:11 丹波山
13:35 13:35 丹波天平
14:37 14:38 丹波山温泉バス停
14:39 ゴール地点

天候

晴れ
気温朝10℃→13℃ 午後17℃程
風があり気持ち良い
午後は次第に雲が増える

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅たばやまを利用

写真

6/4 5:58

道の駅たばやまに朝6時前に到着。
トイレを済ませ準備を整える。
気温は10℃程で最近としてはちと寒いかな。
上着を一枚羽織って出発した。

6/4 6:20

綺麗な丹波山村役場を通過

6/4 6:21

ここを右に行くとサオラ峠から飛龍山への登山口だが、今回は使わない

6/4 6:48

道の駅から車道を歩く事40分、漸く岩岳への登山口に着いた。
右上に見えるモノレールの小屋の脇から登っていく。
バリルートな為標識などは無し

6/4 6:55

暫くはモノレール沿いに進む。
思っていた以上に明瞭な道でバリとは思えないほど

6/4 7:04

ピンテがあったのでここでモノレールを離れ尾根に入るのかと思ったが、暫く進んでどうも違うらしい事に気づく

6/4 7:09

道なき斜面を強引に降りモノレール沿いの道に復帰。
道なき道と言っても踏み跡はあったので自分と同じ様に間違えた人が居たんだろうな（前日の雨と落ち葉で明瞭な足跡アリ）

6/4 7:13

モノレール沿いに進んでいると通行止めの案内が！？

モノレールがこの先失われているらしい

6/4 7:15

沢前後のレールが喪失していた。
立派な橋があり歩行には支障無さそうだな

6/4 7:15

なんでバリルートなのにこんな道が立派なのかと思ったら、東京都の水源の森の整備道なんだな

6/4 7:19

モノレールに沿って尾根に上がるとまたも間違いだった。
左側を回り込む様に道が続いていた

6/4 7:20

沢の合流点で橋が三本かかっていた

6/4 7:21

昨日の雨の影響く滝だらけ。
こんな道が楽しめるとは嬉しい誤算だ。

6/4 7:29

こんなマイナールート、自分以外誰もいないだろうと思ってたのになんと先行者あり。
両者とも熊鈴付けていたのでお互い気づく。
沢から離れ登りになった為ジリジリとしか距離は詰まらず暫く背中を見ながら歩く事に。

6/4 8:02

（誰もいない静かな道を歩くつもりだったのになあ…）と内心少し萎えていたが、相手も同じ気持ちだったのか「自分のペースで行くから」と抜かせてくれた。

ここから先は岩岳分岐の岩場まで3時間以上誰ともすれ違わず！バリルートを堪能出来た。

6/4 8:29

流石水源の森、立派な道が続く。
斜度はそれなりにあり、しかも先が長い事は分かっているので焦らず行こう。
段々と晴れて来て木漏れ日の登山道となる。

6/4 8:47

登山口から2時間、やっと岩岳尾根に取りついた。
トラバース気味に沢沿いをじわじわと標高を上げて来たが、ここで折れ曲がり岩岳を経由し前飛竜手前の岩場までひたすら登る事になる。

いわばここからが本番…

6/4 8:50

いきなり急登開始！
途中のピーク、岩岳自体はここからそれ程距離はないが、岩岳から先がまだ2時間以上ある。
このルートは長いな

6/4 8:58

登りはキツイが歯ごたえアリ。
自分しかいない登山に没入感増し増しで気持ちよくなって来た。

6/4 8:59

遥か遠く右奥に見えるのはなんと国師ヶ岳らしい

6/4 9:09

道はしっかりした場所と不明瞭な箇所が交錯。
時々道を見失うが、基本尾根沿いを歩けば道は外さない。
尾根上は道が薄く、一段下がった場所に道が走る傾向だ。

6/4 9:15

岩岳登着。
登山道は山頂を通過しないのでわざわざ急坂を登って来た。
特に眺めなどは無い地味ピーク。
岩岳尾根取り付きから30分ほどで着いた。

6/4 9:16

もう一つ手製標識あり

6/4 9:18

木々の隙間から奥秩父主脈の稜線が見えた

6/4 9:23

稜線の左右を巻きながら道は続く。
尾根に取り付く前の水源の森までの道に比べ道は狭く整備もされていない印象だが、それでも登山道としては十分。
ひたすら虫と鳥の声しか無い道を歩いた。

6/4 9:30

時々眼にするレンゲツツジは花が終わりかけ。
もうシーズンは過ぎたのかな

6/4 9:33

なんだろうコレは？
こんな山の中でも人工物があるのは不思議だが安心する。
やはり昔は今より山奥まで人が入り込んでいたんだな

6/4 9:35

なんだコレ
薬莢…？

6/4 9:40

また激しい急登が始まった。
段々と道が薄くなって来た様な…

6/4 9:58

あの三角の山は何かな…と山名アプリで見てみると、なんと丹沢山塊の大山らしい。
ここから見えるのか…

6/4 10:03

またまた急登！
度々激しい急登がやってくるのを両膝を手で押しながらヒイコラ登っていく

6/4 10:08

なんか樹木が引くなって来たかな。
空が見え始めた

6/4 10:09

木々が切れ眺望が広がる。
正面中央左側の山は奥多摩の三頭山の様だ。
その奥遥か彼方に丹沢山塊が広がる

6/4 10:10

こちらは小金沢連嶺
正面右の山は雁ヶ腹摺山らしい

6/4 10:33

進むうち石楠花が目立ち始めた。
しかし萎れた花が僅かに咲くばかり。
シーズン終わってしまったか

6/4 10:45

ミツバツツジも最盛期すぎてるな。
もう少し早い時期に来るべきだったか…？

倒木など増え歩きにくくなって来た

6/4 10:49

おぉ！あれは飛龍山！
今日は行かないけど、こんな近くに見えるんだなぁ

6/4 10:50

雲かかってるけど富士山の頭見えてるな。
今日は富士山見えないかと思ってたんで得した気分

6/4 10:51

急登を越えると岩場の眺めが良い場所に出た。
五丈岩は見えないが、正面は金峰山だと山名アプリは言ってるな

6/4 10:51

ここから先は魔のシャクナゲロード！
石楠花漕ぎは嫌だなあ
度々背を屈んで進む羽目になった

6/4 10:58

標高上げて来たらまだまだ元気なミツバツツジが現れた。
もしかして石楠花もミツバツツジも上の方ではまだまだ咲いてるのか…？
これは楽しみになって来たな

6/4 10:59

おお〜良いね良いね〜

6/4 11:00

石楠花も満開だ

6/4 11:00

こんな咲きまくってるとはなあ

6/4 11:01

また奥秩父主脈方面が見えた

6/4 11:01

あれは甲武信ヶ岳！
右の山は雁坂嶺の様だ

6/4 11:02

金峰山

6/4 11:02

この先石楠花ゾーン。
非常に歩きにくい

6/4 11:04

色々な色の花が咲いてる

6/4 11:04

花を散らさない様気をつけて進む。

6/4 11:04

チクショーめ！
なんじゃこの道は〜

6/4 11:05

石楠花漕ぎ終了か。そろそろ岩岳分岐の筈なんだが…

6/4 11:06

左奥が飛龍山かな？

6/4 11:06

イワカガミも少ないが見かけた

6/4 11:09

ウゲえ、まだ登りあったか
正真正銘あれがゴールだと思うが…

6/4 11:11

ミツバツツジが満開だ

6/4 11:13

この岩はちょっとした難所。
どちらに巻けば良いかパッと見分からない
（自分へ右に行ったが足元が危なかった）

6/4 11:14

日陰だと風も涼しく花も満開だし非常に良い気分

6/4 11:14

道があるんだが無いんだか

6/4 11:15

危うい区間が終わり確かな大地に立つ。
快晴だなあ

6/4 11:16

この岩を越えれば…

6/4 11:16

ゴール！
サオラ峠からの一般道と合流する露岩に到着！
いや〜岩岳尾根、楽しかったな

6/4 11:17

一応前飛竜にも足を伸ばしてみる。
いきなり岩場あり

6/4 11:18

前飛竜への道は10分も無いが、ツツジ、石楠花、イワカガミと花盛りだった

6/4 11:19

眺めも良い

6/4 11:19

富士山はもうほぼ頭の端っこしか見えなくなってる

6/4 11:21

石楠花満開

6/4 11:22

前飛竜から見た飛龍山

6/4 11:23

前飛竜山頂は地味すぎる

6/4 11:23

イワカガミ

6/4 11:25

さて、どこで昼休憩するかな。
前飛竜山頂付近はスペースがないから露岩まで戻ろう

6/4 11:25

先に見える日陰で座っておにぎりを食っていたら2組の登山者が通り過ぎた。
岩岳尾根以来久しぶりに人見たな。

コレに気を取られ重大なミスをする羽目に…

6/4 11:36

露岩上から奥秩父主脈方面の眺め

6/4 11:36

奥多摩方面の眺め。
奥多摩三山が全部見えてる。
大気が霞んできて丹沢は見えにくい

6/4 11:55

分岐で昼休憩していよいよ下山開始。
今回の山行は二つ目的があり、
①岩岳尾根を歩く
②丹波天平を歩く
だった。
次はサオラ峠から丹波天平へGO！

6/4 11:55

この時ミスに気づいていればなあ…😂

6/4 11:56

降り始めてすぐ3組の登山者とすれ違う。
やはりバリルートに比べ人は多いな
（とは言えロングコースな為元から人はそんなぬ多くないが）

6/4 11:59

上部は石楠花とミツバツツジが咲き乱れる中を降る。
この時期の前飛竜は良いね〜

6/4 12:05

小金沢連嶺

6/4 12:12

山頂からの急な降りが終わり一旦平坦に。

6/4 12:16

ドデカい倒木を潜る

6/4 12:19

この後一旦降ってから熊倉山への登りが始まるが、コレが意外にキツイ

6/4 12:38

熊倉山やっと着いた。
登り返しが中々キツかったな。
左の枝に山名標識がある。

6/4 12:40

熊倉山の先も中々の斜度の下り道。
標高を下げるとレンゲツツジが見られる様に。

この下りの途中で、休憩場所にポールを忘れて来た事に気づき引き返すべきかどうか激しく悩む。
まだ半年しか使っていない6,000円の折りたたみポール…

しかし引き返すと往復一時間半では済まないだろうし、時間的にも体力的にもキツイ…
（とこの時は考えていたが後で冷静に考えてみると充分取りに帰れたなぁ…）

諦めて下山を続行した。

6/4 12:41

この先もまだまだ元気なレンゲツツジが次々と現れた。赤いから目立つな

6/4 12:41

美しい…

6/4 13:05

熊倉山から30分弱、露岩からは1時間10分でサオラ峠到着。
大人数パーティーが休憩していた。

6/4 13:06

大人数PTは三条の湯方面へ出発。
一泊二日の山旅か。羨ましいぞ

6/4 13:09

丹波天平への道は比較的平坦

6/4 13:26

植林地はよく手入れされている

6/4 13:26

またコレ。なんだろうね
やっぱ散弾銃の薬莢かな？

6/4 13:30

なんか広場に出た。
そろそろかな

6/4 13:35

少しこんもりしたこの高台がヤマレコマップだと丹沢天平と表示されていたが…

6/4 13:36

どちらかというと丹沢天平はこっちだろ？
天平＝高台にある平な場所だし。

6/4 13:36

丹波天平の標識もこちらにある。
ここで小休止

6/4 14:01

休憩を終え下山開始。
15時前までには下山したいな

6/4 14:11

途中ギンリョウソウを久しぶりに見た

6/4 14:29

お、ゴールか？
一時間かからず下界に着いてしまった。
こんな早く降りれるならポール取りに戻れたなぁ…

6/4 14:29

小学校の裏手から出て来た

6/4 14:31

あの右奥の坂が登山口へ続く道。
こんなん分からねーでしょ

6/4 14:31

後は道の駅まで少しだけ車道歩き

6/4 14:50

道の駅に併設されてるのめこいの湯で汗を流す。
休憩を終え車に戻ると、丁度岩岳尾根で見た男性が下山してくるところだった。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

何年か前の秋に飛龍山に日帰り登山したとき、前飛竜手前の露岩にバリルートの入り口があり、どんな道なのか気になっていた。
今回やはり前から気になっていた丹波天平と一緒に歩いてしまおうと登り↑岩岳尾根　降り↓丹波天平で計画を組んでみた。

本山行のメインは何と言っても岩岳尾根で、コレは登山道から前飛竜までなんと4時間半もかかる中々骨のあるバリルートだ。
金曜日から土曜昼まで降り続いき、西日本に被害を齎した大雨で登山道の状況が心配だったが、特に問題はなく一安心。
ひたすら人の気配の無いマイナーに尾根を登り続けるのはなんとも言えない快感、没入感があって（登山したなあ〜）と満足感たっぷり。
標高を上げるとミツバツツジや石楠花、イワカガミが咲き誇る明るい岩がちの尾根歩きへ変貌しこれもまた楽しめた。

丹波天平への道も悪くはなかったが、山頂に忘れて来たmont-bellU.L.フォールディングポールの事がショックで無邪気に楽しめなかったな…

この時期の前飛竜周辺ほ花満開で超おすすめ。

誰か代わりにポール取りに行ってくれないかなあ😅