記録ID: 55838
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沢登り
日高山脈
新冠川エサオマン入の沢→エサオマントツタベツ岳→エサオマントツタベツ川→ガケの沢→札内岳→札内川本流⊃8の沢・カムイエクウチカウシ山
1994年07月31日(日) 〜
1994年08月06日(土)
zeniya1990
その他3人
コース状況/ 危険箇所等 |
新冠川エサオマン入の沢→エサオマントツタベツ岳→エサオマントツタベツ川→ガケの沢→札内岳→札内川本流⊃8の沢・カムイエクウチカウシ山 L:荒井智史(4)AL:銭谷竜一(5)M:小畑滋郎(1)、山田智(1) 1994/7/31〜8/6(6-1) 7/31 曇時々晴:ゲート(8:40)→収穫小屋C1(13:30) ゲートから林道を歩く。暑い。Mの一人はきよたのサンダルで歩ききった。小屋客にメロンをもらう。 8/1 晴のちガス:C1(6:00)→上二股(9:15〜25)→エサオマン北カールC2(13:15) 小屋からポンベツ沢手前まで踏み跡をたどっていく。エサオマン入の沢は最初、岩盤状が続く。Co1100に7mの直瀑、右岸の草つき、ブッシュを捲く。その後、滑滝が何ヶ所か出てくるが、すべて直登する。Co1300手前は流木が多くうっとうしい。カール手前は急なゴーロ帯で水は伏流している。暑さと荷の重さがこたえる。カールは水が流れている。ここでカールから下りてきた東京理大のパーティに会い情報を交換する。何とか薪を集めて小さな焚き火をする。 8/2 ガスのち晴のち高曇り:C2(6:15)→エサオマン(6:50〜7:05)→北東カール(8:35〜9:00)→・826(11:45〜14:00)→ガケの沢出合C3(15:00) 踏み跡をたどって稜線にあがる。しっかりしていてなんともない。エサオマンのピークはあいにくガスの中。そそくさと下りることにする。北東カールへの下りの途中、急なガレのルンゼが出てくる。落石に注意しながら下りる。Mは緊張していた。カール直下にCo差200mくらいの滑滝があるが、水量が少ないのと岩が乾いているのでずうっと前向いて下りられる。急なところは左岸に捲き道がついている。これを過ぎるとずうっと河原。・826で釣りをする。晩飯はもちろん岩魚の天丼。うまいうまいといいながら食べる。 8/3 雨のち曇:C3=C4 台風接近のため停滞。 8/4 曇りのちガスのち曇:C4(4:30)→札内岳(9:20〜35)→十の沢出合C5(13:20) 今日、いよいよ本山行の核心ガケの沢である。張り切って朝早く出発する。Co920の7mくらいの滝、右岸捲く。Co1000くらいからは3〜4m くらいの滑滝が連続するが、ほとんど直登できる。Co1350付近に雪渓が2つあったが簡単に捲ける。このあと水が涸れて5〜6mの涸れ滝がこれでもかというほど出てくる。何度も3点支持しながら登る。岩登りになれていないMを連れていたらかなりてこずるだろう。つめは大きい沢型を選んで登るとまさにピーク直下に出た。しかし、またもやピークはガスの中。ピークからは東の沢型を下る。源頭はルンゼ状。Co1400〜1240まで涸れた沢になっていて、ジャングルのようである。Co1200に20mくらいの滑滝があるが左岸のブッシュ帯の中を行けば問題ない。十の沢出合につくころは、Mは結構お疲れの様相を呈していた。 8/5 晴。 Co900(12:30) →8の沢出合(14:15) 移動日なのでゆっくり起きて、ゆっくり出る。Co900で岩魚を釣っていく。小さいのしか釣れない。八の沢出合は3年前に来たときとぜんぜん違っていた。岩くずが、前は林だったところに堆積していて何か荒廃した感じがした。大きな焚き火をする。 8/6 晴:C6(5:10) →カムエク(9:15-45)→C6(13:20-14:20)→7の沢出合(15:30) 8の沢はCo990に雪渓。楽に捲く。ここからCo1200まで左岸の踏み跡を行く。しっかりしていてデポ旗もある。途中ガレのルンゼを登るところは一人ずつ通過する。カールからは踏み跡をたどってカムエクへ。ピークは風が強い。握手のあとはパーティ食の嵐。Mははじめてみる日高の眺望に喜んでいた。帰りは捲き道で数ヶ所クライムダウン。1ヶ所ザック吊下げをした。時間があるのでヒュッテまで下りることにする。7の沢までは大体岸辺の踏み跡を行く。ヒュッテまでの間でヒッチして下山。なかなか楽しい夏の旅でした。 |
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