アメリカ西部の旅;(4)モニュメントバレー(Monument Valley)観光


- GPS
- --:--
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 329m
- 下り
- 326m
コースタイム
- 山行
- 0:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:20
「John Ford's point」にて少し散策した。
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
入り口ポイントからは、現地の「モニュメントバレー観光」用の小型観光バス(ピックアップトラックの荷台に椅子を並べて、屋根をつけたようなもの)に乗車して、中心部の「John Ford point」へ行った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このモニュメントバレー地域は、アメリカ先住民、ナバホ族の自治区(ナバホ ネーション)に位置しているため、ナバホ族の人たちが管轄、運転する小型観光バスでの観光だった。 (マイカーなどでも入場料を払えば入れるようだった) たいして歩くような場所も少ないので特に危険はないが、小型観光バス乗車時は、砂ぼこりが凄いので、マスクなどがある方が良い。カメラ、スマホも砂塵で故障する可能性あり。 また砂漠地帯で暑いので、飲み物や日焼け止めは必要。 |
その他周辺情報 | モニュメントバレーの入り口地区には、レストラン、みやげもの屋、博物館っぽいものなどがあった。WCは、レストランやみやげもの屋内にある。 |
写真
ラクダというより、巨象がこちらへむかってきている姿にも見えた(正面が長い鼻、右手上に小さい耳)
(なお「エレファント ビュートという名前のビュートもあるが、これとは別)
なんとなく縄文時代の「竪穴式住居」に似ている。
以外なことに大きな材木を使った木造だった。現地ガイドによると、遥か遠くの森から木をもってきて作っていたらしい
これらの崖状地形は「グランドステアケーズ(The Grand Staircase)」と呼ばれる階段状の地形で、地層の違いと長い間の浸食によって形成されたもの、らしい
感想
※ この記録は、ハイキングでもなく単なる観光ですが、自分の旅の思い出の一環として記録するものです。
・この日は、アメリカ西部の旅、実質 第3日目。
この日の行程は、朝、グランドキャニオンを出発し、数百kmの距離をツアーバスで移動して、午後はユタ州/アリゾナ州の境付近にある、西部劇で有名な、「モニュメントバレー」(Monument Valley)の観光。その後、レイクパウエルまでバスで数百km移動する、という長い行程。
・ツアーバスはこの地域の入り口っぽい場所までで、そこのレストランでの昼食後は、先住民;ナバホ族の人が運転する、観光用小型バスに乗って、この地域のオフロードを走り、映画監督のジョンフォードが、ここで西部劇を沢山撮影したという「John Ford's point」まで行って、そこで少し風景を眺めた。
・「モニュメントバレー」という名前から、なにかしら谷間っぽい場所かと勝手に思っていたが、アメリカ英語では、"Canyon" が「谷」、「渓谷」を意味し、”Valley” は、盆地や低地を意味するようだ。
ここも、砂漠状の大平原に、残丘としてのメサ(Mesa)、ビュート(Butte)が立ち並ぶ場所。
子供の頃、TVで見ていた西部劇の光景、まさにそのものだった。
・前日までのグランドキャニオンの印象が圧倒的だったし、ここではハイキングなど勝手に歩き回ることができないので、グランドキャニオンほど感動的ではなかったが、これはこれで、大陸的な風景で、まあまあ面白かった。
・(現地ガイドの説明によると、)地質的には、この付近はジュラ紀の堆積層(ナハボ砂岩)で形成されている、とのこと
・・(地質については、現地で購入した本では少し違う説明が書いてあったが)、いずれにしろ、茫漠たる砂漠地帯に、メサ、ビュートがボコボコと立ち並んでいるのは、大陸的でもあり、地形学的にも興味深かった。
・また、砂漠地帯にしては、道脇には花が多く、特にラベンダー色の花、オレンジ色のポピーに似た花が多かった。こんな場所で花を咲かせているとは、逞しさが桁外れだな、とも感じた。
現地ガイドによると、この辺りの砂漠地帯では、花が咲く時期は非常に短く、この5月中下旬の1〜2週間程度。こんなに花が見られるのは珍しい、とのこと。
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(参考用 リンク)
(翌日、アンテロープキャニオン(Antelope canyon) 観光 +(ホーシュシューベント観光)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5600362.html
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【参考 ウイキペディア「モニュメントバレー」】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC
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(以下 モニュメントバレー付近の地質について、自分用のメモです)
(文献1)によると、モニュメントバレー付近の地質は、全てが「ナバホ砂岩」ではなく、特にメサ、ビュートは以下の地層が積み重なっている、らしい。
1)"Shinarump"層群のうち、"Chimli”層
・トリアス紀末〜ジュラ紀初頭(約200Ma)の、砂岩、礫岩。
・河川堆積層
・メサ、ビュートの最上部を構成しており、他の地層より
強固で浸食に強く、キャップロック(Caprock) となっている。
・コロラド台地(Colorado Plateau)一帯に分布する。
2)”Moenkopi"層
・トリアス紀の、砂岩、泥岩(シルト)
・海成堆積層
・メサ、ビュートの中央部を構成しており、特徴的な赤い色合い
3)”De Chelly”層 (De Chelly Sandstone)
・ペルム紀の、砂岩
・陸上の風成層(Dune由来)
・2)の地層とともに、メサ、ビュートを構成している地層。
4)"Orgen Rock Shale"層
・ペルム紀の、頁岩(シェール)
・河川、海岸、浅海性に堆積した泥岩がシェール化したもの。
・モニュメントバレーの砂漠地帯に広く広がっている基盤層で、
柔らかくて浸食には弱い。色は赤っぽい。
この一帯の赤茶けた砂漠の風景を作っている元となっている。
・地表にはあまり出ていない。
・グランドキャニオンでの、"Hermit Shele”層に対応する。
(文献1)R.L. Hopkins
"Hiking series, The Southwest's Geology
〜 Four Corners Region 〜 "
のうち、Hike No. 14 "Monument Valley" p109〜112
コメント
この記録に関連する登山ルート
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小生はモニュメントバレーには行きませんでしたが、ソルトレークシティからアーチーズ国立公園までドライブ中に同じような景色を見ました。
アメリカの日本にない自然や多様性などを見て人生観が一時的に変わりましたが帰国してまた戻りました
コメントありがとうございます。
fujikitaさんも、アメリカ旅行されていたのですね。
私はアメリカ(USA)には、15年ほど前、仕事で一度 行ったきりで、観光は今回が初めてでした。
fujikitaさんの言われるように、私、今回の旅で、
日本の、湿り気のある風土や箱庭的な風景と、
アメリカ西部の、スーパードライな風土や茫漠とした風景と、
同じ地球上とは思えないほど違うな、と そのギャップに驚きました。
・・が、アメリカは観光で行く分には面白いけど、
「やはり住むには日本が一番!」 とも感じました。
(帰りのフライトで出た和食が、涙がでるほど美味しかったです)
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