花咲く二度目の八甲田山周回

2023年06月12日(月) [日帰り]

• GPS: 07:36
• 距離: 9.6km
• 登り: 726m
• 下り: 723m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:44
• 合計: 7:31

8:07 酸ヶ湯温泉
8:09 8:09 酸ヶ湯公共駐車場
9:12 9:13 残雪期道迷い注意地点
9:32 9:37 南八甲田展望所
9:38 9:38 間違い石ころ沢
9:44 9:44 地獄湯ノ沢
9:54 10:03 銚子の首
10:24 10:35 仙人岱
10:38 10:38 八甲田大岳・小岳・仙人岱 分岐
10:46 10:47 桜沼
11:21 11:32 鏡沼
11:41 11:44 八甲田大岳
12:17 12:43 大岳鞍部避難小屋
12:43 12:45 大岳避難小屋前分岐
13:32 13:33 毛無岱分岐
13:43 13:58 上毛無岱休憩所
14:10 14:11 毛無岱の階段
14:23 14:34 下毛無岱休憩所
15:06 15:07 城ヶ倉分岐
15:29 15:35 酸ヶ湯温泉
15:38 ゴール地点

天候

曇り時にガス湧く

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日に神戸空港から青森空港へ
青森空港からレンタカーで酸ヶ湯温泉泊

コース状況／危険箇所等

雪解けで泥濘、所々ガスで視界が悪くルートロスに要注意の雪渓歩き。

その他周辺情報

トイレは八甲田山登山口・八甲田大岳直下の避難小屋。

写真

小雨の神戸空港からFDAに乗って曇り空の青森空港へ

青森空港でレンタカーを借りて酸ヶ湯温泉への道すがら雪中行軍遭難資料館に八甲田・馬立場へ

後藤伍長像建つ小高い丘に向かって歩くとダケカンバの林床にギンラン？

此れはミヤマオダマキ。

レンゲツツジも咲き始めてます。

登り切れば八甲田・馬立場に建つ後藤伍長像。
救援隊が仮死状態の後藤伍長を発見したそう。
丁度同じ日、後藤伍長のお孫さん達が訪れ追悼されそうです。
ボランティアガイドの坂本さんにご案内頂きました。

今宵の宿は酸ヶ湯温泉。
予約時には既に旅館棟には空き部屋が無くて湯治棟に泊まりました。

酸ヶ湯温泉に一歩入ればねぶた飾りがお出迎え。

右手に酸ヶ湯温泉名物のヒバ仙人風呂入口。

夕食の前にヒバ仙人風呂で一っ風呂。
夕食は青森サーモンのお造り・カレイの煮付け・イカの粕漬け・バラ焼き等々・・・

朝食はバイキング形式でした。
勿論、朝食前にもヒバ仙人風呂^^)

車は酸ヶ湯温泉前で邪魔に成らない場所に止めてハイクアップ。

階段を上がって少し辿ると八甲田神社登山口。
この先の泥濘や雪渓歩きに備えてゲイター装着。

濡れた岩ゴロ道を滑らない様に慎重に登ると辺りは立ち枯れ帯。
此れは火山ガスの影響だそうで足早に通り過ぎます。

オオカメノキに白い花が沢山咲いています。

登山道は木の根道等の緩やかな登り道。

林床にはマイヅルソウの群生。

ムラサキヤシオツツジがガスに煙って鮮やか。

ミネザクラも咲いていますね。

やがて登山道に残雪が・・・
随分と少なくなってて踏み抜きに注意。

ミツバオウレンも点々と・・・

イワナシの咲き残ってます。

ショウジョウバカマも点在・・・

地獄湯の沢手前の雪渓のトラバースは慎重に・・・

ガレ沢の横断にはペンキマークを辿ります。

ガレ沢傍にイワカガミ。

ツマトリソウもポツポツと・・・

おっと、ウラジロヨウラクはマダ蕾。

地獄湯の沢は木の橋を渡ります。

地獄湯の沢は火山ガス臭が漂い地面が黄色いのは硫黄だね。

水量豊富な地獄湯の沢を何度か渡り直せば雪の壁？
ステップが切ってあるので楽々乗り越えられる。

雪渓を通り越すと木道が始まりました。

仙人岱への湿原に白く見えるのは全て・・・

ヒナザクラでした。
それにしても凄い群生です^^)

仙人岱ヒュッテ分岐を見送ると・・・

八甲田清水(辰五郎清水)
伏流水が豊富で一口飲めば甘露甘露^^)

辺り一面のガスで視界は時折数メートル。
登山ルートを示すロープにGPSを頼りに雪渓を登ります。

二度・三度の雪渓を登れば登山道はアオモリトドマツ等の中に続く・・・

咲き始めた？ミネズオウ。

ミネズオウの傍にコメバツガザクラ。

チングルマも点在している。

やがて鏡沼。
ガスってて幻想的^^)

水面にはオオサンショウウオの卵塊。

鏡沼からは最後の急坂登り。

山頂台地にはミヤマキンバイ。

漸く八甲田大岳山頂到着。
登山者は誰も居なくてメンバー6名の貸切。
勿論、全く視界が無くて吹く風で寒いので即撤退しましょう。

八甲田大岳から大岳避難小屋への下りはザレ・ガレ道で時に朽ちた階段道はまるでハードルが障害物状態。

眼下に大岳避難小屋がガスの切れ目越しに見えて来ました。

大岳避難小屋迄の最後の雪渓は意外と急斜面。
でも、チェーンアイゼン等は必要無しで歩けました。

大岳避難小屋のバックに歩いて来た急な雪渓。

大岳避難小屋前のベンチで少し遅めのランチタイム。
持参したお弁当は酸ヶ湯温泉で作って頂いた登山弁当(600円也)

さあ、ランチタイム後は上毛無岱へ向けて下りましょう。
おっと、草叢に隠れる様にツバメオモトが咲いています。

ロープウエイの田茂萢岳方面との分岐を右手に見送れば雪解け直後の雪渓横にミズバショウ。

上毛無岱の木道脇はチングルマが続く。
その先に見えるのは上毛無岱休憩所。

上毛無岱休憩所横の丸沼脇にミズバショウ点在している。

やがて上毛無岱から眼下に池塘が点在する下毛無岱。

下毛無岱へは280段もの木製階段が続きます。

木製階段を下り切れば下毛無岱。
下毛無岱は池塘が点在しています。

おっと、イワイチョウが咲き始めています。

湿原に白く見えるのは全てワタスゲです。

下毛無岱を抜ければ樹林帯に突入。
時にミネザクラが登山道を彩ります。

オオバキスミレが点在していますね。

城ヶ倉分岐手前にもミズバショウ。

やがて酸ヶ湯↑→城ヶ倉分岐。
酸ヶ湯へは残り0.9km・城ヶ倉へは1.3km。
勿論、酸ヶ湯へと直進します。

何とオオバキスミレが群生しています。

眼下に酸ヶ湯温泉が見えて来ましたよ。

降り立った所は酸ヶ湯温泉湯治棟の横でした。
タイミング良く小雨が降り始めて来ましたが何とか無事に周回完了です。
この後は十和田湖に向けて移動しました。

おまけ
最終日に立ち寄った青森市内のアスパム展望台からの八甲田山。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

ぶらっと

3年前の晩夏に歩いた八甲田山。
今回は愉快で楽しいシルバー仲間をガイドの為の再訪でした。
神戸空港からFDAに乗り青森空港へ
青森空港到着は定刻通りの13:35、その足でレンタカーを借りて酸ヶ湯温泉方面へと走りました。
途中で雪中行軍遭難資料館・後藤伍長像等を見学し16時過ぎに酸ヶ湯温泉到着。
この日は酸ヶ湯温泉に宿泊し翌朝八甲田大岳に登りました。
生憎の空模様ですが皆元気に出発です。
登山道は泥濘あり残雪有りガスに煙って視界不良とバラエティーに富んだ山行でしたが多くの山野草に癒され皆無事に周回し満足だったとの感想でガイドした甲斐が有りました。
翌日は奥入瀬渓流の散策が待っています。

コメント

suikiyo

いいですね〜。また行きたいです！

ぶらっと

suikiyoさん
ご一緒した時も山頂はガスってて何も見えなかったですが今回も展望は皆無でした^^)
でも、沢山の花達が見られたので季節を変えて行きましょう^^)